海外で1年間、仕事も旅も勉強もできるワーキングホリデービザ!
自由度が高い一方で、周りから「ワーホリはやめとけ」と言われることもあり、この記事を書いている私も言われた経験があります。
日本と海外で同じ職種で働けましたし、日本帰国後も英語を使って仕事ができたので、後悔どころかプラスになっています。
ワーホリには、「行って後悔した人」と「行かないで後悔した人」のどちらも存在していますが、海外3ヶ国で様々なケースを見てきた実体験で言うと、
- 行って後悔してもその後の人生で挽回するチャンスがある
- ワーホリ途中で断念して帰国しても再就職や再チャレンジ可能
だと思います。
ですが、ワーホリに行かずに後悔したら、その後に行けるチャンスがもう来ないかもしれません。
そこでこのページでは、
- ワーホリはやめとけと言われる理由
- ワーホリに行って後悔すること
- ワーホリ途中で帰国した実例とその理由
について伝えします。
決断しきれない時の対処法も紹介しているので、ワーホリに行くことを迷っているなら参考にしてみてください!
目次
ワーホリはやめとけと言われる理由
私が「海外に出る」「ワーホリに行く」と宣言したとき、以下のようなことを言われた経験があります。
- 「海外に行ってどうするの?海外であなたに何ができるの?」
- 「英語ができるようになってどうするの?」
- 「日本に帰ってきて仕事がなかったらどうするの?」
- 「海外行っても英語が伸びるわけじゃない」
- 「これくらい言われてへこたれるなら、やめた方がいいんじゃない?」
ですが私の場合、周りが心配していた通りにはなりませんでした。
1.「海外に行ってどうするの?海外であなたに何ができるの?」
海外に行く人が周囲の人から期待されることは、
- 英語力(語学力)を身に付けること
- 海外でまともな仕事を得ること
など、仕事やキャリア面においての活躍と成長です。
実際のところ、日本人向けの求人情報では以下のような募集を見かけます。
- ウエイター・ウエイトレス
- レストランのキッチン(シェフ・キッチンハンド・皿洗い)
- クリーナー(ホテル・ビルディング)
- 保育士・ベビーシッター (ナニー)
- チューター(家庭教師)
- ファーム・WWOOF
- バリスタ・カフェスタッフ
- ツアーガイド・オペレーターなどの観光業
- レセプショニスト(受付)
- ギフトショップやダラーマート (100均の海外版) 店員
- マッサージセラピスト、鍼灸師
- エステティシャン
- ネイルアーティスト
- 美容師
- 語学学校のインターン・マーケター・生徒サポートスタッフ
- 日系留学エージェントの現地アドバイザー
- 事務・会計士などのオフィス系
- 通訳・翻訳
- プログラマー・SEなどのIT系
- ウェブデザイナー、情報誌の編集
- 工場のライン、調達、管理
- 配送スタッフ、ドライバー
- 卵子提供
- 治験
- キャバクラ
- カラオケバー etc…
仕事の種類はそこそこありますが、求人数として圧倒的に多いのは日本食レストランのウエイトレス(ウエイター)やキッチンハンドです。
海外に行くと、日本では絶対やらないような仕事しか見つからないこともありますが、いい仕事が見つかった人がいるのも事実。
現実は厳しいかもしれませんが、履歴書に書けるくらいの仕事を海外で見つけるコツは、①ある程度の英語力 ②日本での職歴(経験)③運とタイミングです。
2.「英語ができるようになってどうするの?」
地方の小さな街や田舎では、「英語の必要性」を感じることは少ないですが、東京・大阪などの都会や外国人観光客が多いエリアに住むと、英語を使う仕事の選択肢があることを実感します。
同じ職種でも、英語ができない人よりも英語ができる人の方が給料が高いこともありますし、英語ができる人なら、仕事で英語を使うか?使わないか?を自分で選ぶことが可能です。
また、グローバル化が進んできたことで、これまで英語を使う必要がなかったのに、突然英語が必要になった企業も見ました。
一般職の仕事でも「英語ができる人がほしい」という条件が求人に加わり、海外で英語力を伸ばしたことが有利になると、競争相手となる候補者が減るのです。
3.「日本に帰ってきて仕事なかったらどうするの?」
今の日本は「正社員の求人なのに応募者が来ない!」というほど人手不足です。
そのため、やりたいか?やりたくないか?は別として、日本国内のどこかに絶対仕事はあります。
また、私の友人には、ワーホリで1年休むために海外に行ったのに、日本帰国後に前職と同じ職種で再就職できた人が何人もいます。
その他にも、キャリアチェンジをした人もいれば、起業した人も少なくありません。
家業を継がなければいけないとか、介護をしなければいけないといった状況じゃなければ、どこにでも行けるし何だってできると思います。
それに、海外で仕事を探すよりも、日本で仕事を探す方が簡単に感じますよ!
4. 「海外行っても英語が伸びるわけじゃないよ!」
海外に行っても英語は伸びない!という意見には私も大賛成!
今ではオンラインで海外のネイティブ講師から英会話レッスンを受けることもできるので、日本にいながら英語力を伸ばすことが容易になりました。
日々コツコツと努力を続けて、何年・何十年もかけて高いレベルの英語力を身につけることも可能ですし、実際そういう人を知っています。
ただ気を付けたいのは、「英語ができる」の基準です。
ですが、英語ができない人の前で、キレイな発音で簡単な英語を話しただけで「わ〜、英語ペラペラだね」と言われるので、「英語ができる」の基準は案外当てになりません。
それでも私の経験から言えることは、
- ワーホリでも海外現地法人の仕事を見つけることができる
- ワーホリでも頑張れば英語の資格を持って帰れる
- 帰国後も英語を使った仕事が見つかる
ということです。
5.「これくらい言われてへこたれるなら、やめた方がいいんじゃない?」
- 「海外であなたに何ができるの?」
- 「海外に行っても英語が伸びるわけじゃない」
- 「帰国して仕事見つからなかったらどうするの?」
心配してこれらのアドバイスをくれる人の中には、さらに本気度を試すために「これくらい言われてへこたれるなら、やめた方がいいんじゃない?」と言ってくる人もいるでしょう。
3ヶ国ワーホリを経験した結論から言うと、やめなくてよかった!
大卒じゃない凡人な私でも、帰国子女や外国語大卒・海外大卒の人たちと同じポジションや肩書きで英語を使って働けましたし、英語を使う仕事以外の新たな目標も見つかりました。
ワーホリでも頑張れば「いい経験・いい出会い・いいご縁」がありますし、帰国後も普通に生き延びることができます。
ワーホリに行って後悔すること6選
ワーホリに行って後悔する人は、「やめておけばよかった」という後悔をする人と、「もっと○○すればよかった」という後悔をする人の2パターンに分かれています。
※「もっと○○すればよかった」という後悔については、以下の記事で詳しく説明しています。
ワーホリに行く前に気になるのは「やめておけばよかった」と後悔するケースだと思いますので、ここではその理由を紹介しますね。
- 【最大の原因】ワーホリ中に本気で頑張らなかった
- 旅行気分・観光気分だった
- 海外への憧れだけだった
- 海外に行けば何とかなると思った
- 貯金をドブに捨てただけ
- ワーホリ中に友達や恋人を失った
1.ワーホリ中に本気で頑張らなかった
ワーホリに行って後悔した人の最大の原因は、ワーホリ中に本気で頑張らなかったことです。
ワーホリ中にできることは、以下のようにたくさんあります。
- 英語の勉強
- 仕事(ローカルジョブ・現地法人でオフィスワーク・ファームジョブ)
- 外国人や現地の友達を作る
- 自分で車を借りてロードトリップ
- 大陸横断、海岸縦断
- サーフィン・ヨガ・スノボなどのアクティビティ
- その他…
ワーキングホリデービザ(ワーホリビザ)は、1年間海外で旅も仕事も勉強もできるビザです。
でも、本気で頑張らなかった人は、勉強も仕事も旅も、遊びでさえも中途半端。
よく「ワーホリは1年間海外で遊べるビザだ」とバカにする人もいますが、遊びだって本気でやれば仕事になります。
その他にも、以下のような「趣味や好きなことが仕事になった例」があります。
- 趣味で始めたヨガにハマってインストラクターコース受講→資格を取り先生になった人
- アクティビティや旅行が大好きでツアーガイド(コンダクター)の仕事を選んだ人
- 趣味がカフェ巡りでワーホリ中もバリスタとして働き、帰国後に移動カフェを開いた人
日本企業でスーツを着て働いている人からすると、好きなことしかやっていないように見えたり、遊んでいるように見えるかもしれませんが、仕事は仕事なので楽しいことばかりではありません。
「好き」を突き詰めて、大変なところも乗り越えて、結果に結びついた立派な例です。
大事なのは、「自分はどうしたいのか?」をちゃんと自分の心に聞いて、自分の頭で考えて、自分で選択や決断をして、周りに流されずに行動すること!
「潰しがきくから」という理由で仕事を選んで失敗したり、妥協して選んだ道で失敗することほど悔しいものはありません。
日本では本気になる機会なんてそうそうないのだから、海外にいる1年ぐらい本気で何かやってみましょう!
2.旅行気分・観光気分だった
ワーホリ中に、旅行気分・観光気分だったことを後悔している人は一定数います。
でも私は、旅行気分や観光気分なことが悪いとは思いません。
ただ、旅行気分や観光気分であることへの本気度が足りないのだと思います。
本気で旅行気分になったなら、そのエネルギーをワーホリの1年間継続させるのは並大抵のことではありません。
毎日ワクワクして、新しい世界や景色に驚き続けて高揚しっぱなしだったら、いつか疲れる時が来ます。
気に入った場所を見つけたら落ち着きたくなるかもしれませんし、お金を使いまくって金欠になったら「ヤバ!働かなきゃ!」と思うかもしれません。
中途半端な旅行気分・観光気分でいないで、
- その国の文化・芸術(アート)まで堪能する
- ローカルの人が好む穴場スポットを開拓する
- 地元の人に愛されるグルメまで全て味わい尽くす
など、自分でガイドブックを作る勢いで旅行気分を味わってしまえばいい!と思います。
3.海外への憧れだけだった
ワーホリに行って後悔する理由の一つに、海外への憧れだけだったという例がありますが、正直私は憧れだけでも全然OKだと思います。
なぜなら、「憧れ」という言葉の意味は、理想とする物事に強く心が惹かれることだからです。
そして、凡人だけど海外3ヶ国の現地法人で日本と同じ職種の仕事をした私は、95%ぐらい「海外で生活したい」という憧れで海外に出ています。
憧れに近づこうと行動すればするほど様々な情報が入ってきて、
- 低い英語力じゃまともなコミュニケーションが取れない
- 自分から声をかけなければ友達はできない
- 自分で履歴書を配らなければ仕事は見つからない
- 仕事を紹介してもらうには「人脈・時間・運」が必要
- 条件のいい家に住みたかったら高い家賃を払わなければいけない
- 安心はお金で買わなければいけない
という現実的な部分も見えてきます。
憧れの場所で憧れの生活をしようと思ったら、英語力・コミュニケーション能力・行動力・度胸・お金などが必要だと知るのです。
苦しいしキツいときもありますが、それでも頑張っちゃうぐらい強く心が惹かれていて、少しでも近づきたいなら「やる!」という選択肢しかない!
海外に憧れているのにワーホリに行ったことを後悔するのなら、ただの情報収集不足だったり、偏ったメディアの情報に流されているだけかもしれません。
4.海外に行けば何とかなると思った
「海外に行けば何とかなる」と思って海外に渡航する日本人は少なくありません。
それが失敗の原因だったり、後悔する理由と言われています。
実際のところ、海外に行っただけではどうにもなりませんが、「海外に行っても何とかならない」と知っただけで収穫でしょう!
5.貯金をドブに捨てただけ
ワーホリに行って後悔している人にとって、その経験は、貯金をドブに捨てただけと結論付けられるかもしれません。
特に、帰国して再就職活動が順調に進まず、海外で成長したことを証明できない時期は、「自分、海外で何してきたんだろう…」と感じることがあります。
でも経験上、数年前にどこかのワーホリで経験したことが「まさか!」と思うようなご縁に繋がり、自分に返って来たことは一度や二度ではありません。
どんな経験でも無駄にはならないし、一時的に「貯金をドブに捨てただけ」と思っても後で回収可能です。
6.ワーホリ中に友達や恋人を失った
ワーホリで海外に行くと、多くの出会いと別れを経験します。
その一つが、日本に残してきた人たちとの別れです。
- 友達と疎遠になってしまった
- 海外にいる間に恋人と別れてしまった
そんな状況を経験すると、友達や恋人を失ったと感じてしまうこともあるかもしれません。
でも人との別れは、ワーホリの1年間だけでなく、その後の人生においても続きます。
友達が仕事の転勤でどこかに行ってしまうかもしれないし、結婚したり子供ができたら会う機会が減るのは当たり前、独立・開業したら会社員の友達と若干話が合わなくなります。
海外で成長したら、関わる人が変わるのは定番です。
自分目線では「友達や恋人を失った」と思うかもしれませんが、疎遠になった友達や恋人からすると「違う世界に行ってしまった」と置いて行かれた気分でいるかもしれません。
そして、もし本当に友達や恋人を失ってしまったなら、空いたスペースに「もっといいもの」が入ってくると思いますよ!
ワーホリに行かなかった理由・行かない選択をした理由
ワーホリに行くか?行かないか?で迷い、行かない選択をする人ももちろんいます。
- 安定した仕事を手放す不安が大きすぎた
- 恋人を失う不安・結婚を選んだ
- お金(資金)が足りなかった
- ワーホリという制度を知らなかった
1.安定した仕事を手放す不安が大きすぎた
ワーホリから帰国後の再就職がプレッシャーとなり、断念する人が一定数いると聞きます。
今ある安定した仕事を手放す不安が大きすぎると、打ち勝つのは難しい…。
「不安だから行動しよう」という原動力にはならず、「帰国後に仕事が見つからなかったらどうしよう…」と不安で行動できなくなっても仕方ありません。
もし年齢制限まで時間があったり、考えること自体がストレスなら、一定期間頭から離してもいいと思います。
2.恋人を失う不安・結婚を選んだ
特に女性に多い傾向がありますが、ワーホリか?結婚か?の選択で「結婚」を選ぶことも行かない理由の一つです。
また、恋人を失って後悔する不安に負けそうなら、断念してもOKだと思います。
実際、恋人を日本に残してワーホリに行き、ワーホリ期間中に恋人と別れた人もいますが、その人たちは、
- 1年待てないならその程度
- やりたいことをやらずに結婚できない
- 結婚後も「自分はこうしたい」はお互いに絶対あるから尊重できる人がいい
といった自分なりの考えや、将来一緒に人生を歩むパートナーに求める基準を持っているのです。
逆に言うと、
- もうこれ以上の人はいない!
- ワーホリよりも恋人を選ぶ!
と思えるくらいのパートナーに出会っているのなら、ワーホリに行かない選択をしても後悔しないかもしれませんよ。
3.お金(資金)が足りなかった
最近は「ゼロ円留学」というコンセプトの留学や、「手持ち20万円でワーホリ」といった例を聞きます。
もちろん、不可能だとは言いません。
でも、お金(資金)が足りなくて行かない選択をした人がいるのも事実です!
実際私は、初期費用約20万円でワーホリしたことがありましたが、実現できた理由は、①3回目のワーホリだった ②現地法人で働ける英語力を身に付けていた ③すぐにフルタイムの仕事が見つかった、という過去の経験とタイミングの賜物です。
初めてのワーホリで資金が足りない場合、海外に出ることに不安を感じてもおかしくはありません。
現実的な人ほど行かない選択をするのも理解できます。
4.ワーホリという制度を知らなかった
海外に出る方法で一般的に知られているのは「留学」です。
そのため、ワーキングホリデー(ワーホリ)という制度を知らない人もいます。
また、私がアメリカ留学を検討していた時は、アメリカと日本の間でワーキングホリデー協定が結ばれていないという理由から、ワーホリ情報に辿り着かなかったことを覚えています。
私の知人には、ワーホリを知った時にはビザの申請期間が過ぎていた人もいたので、今「ワーホリ」という選択肢を知っているだけでラッキーです!
【途中帰国しても大丈夫】ワーホリを断念する理由
ワーホリに行く人の中には、家庭の事情や心境の変化で途中帰国する人がいます。
理由は以下の通りです。
- ワーホリに行った国が合わなかった
- ホームシックに耐え切れなくなった
- ワーホリに行った国でいい仕事が見つからなかった
- 理想と現実が違った
- ワーホリに行って満足した・飽きた
- 日本の家族が病気・体調不良
1.ワーホリに行った国が合わなかった
私の友人には、オーストラリアに行ったけど合わなくて2ヶ月で帰国した人がいます。
本当はイギリスが好きでイギリスワーホリ希望でしたが、なかなかビザが取れず、年齢というタイムリミットを迎える前にビザが取れる国にワーホリに行こうと考えました。
ですが現実には、以下のような困難が待っていました。
- 語学学校に行かず友達が作りにくかった
- 入国したばかりで情報を聞ける人がいなかった
- とりあえず入ったシェアハウスは住み心地が悪い
- 家賃や物価が高いのに日本のように質がよくない
- すぐに見つかると思っていた仕事が1ヶ月経っても見つからない
- 稼ぐことが目的だったのにお金がどんどん減っていき不安になった
それでもオーストラリアには、時給が高くて日本で働くより稼げるという魅力があるので、必死で仕事を探しましたが、履歴書を5件配ったら心が折れてしまいました。
そんな出来事を経験しても「やっぱりイギリスに行きたい!」という気持ちは変わらなかったので、お金と時間を無駄にしないために帰国するという道を選んだのです。
2.ホームシックに耐え切れなくなった
日本の外に出ると、海外慣れしている人やメンタル最強の人など様々な人に出会いますが、一つだけ言えることは、海外でホームシックになる可能性は誰にでもあるということです。
一応、ホームシックになりにくい人の代表例として、
- ポジティブ
- 社交的
- 目標や本気でやりたいことがある
といった特徴がありますが、自称全部該当している私も、2回目のワーホリカナダでホームシックになりました。
海外が大好きで1回目のオーストラリアワーホリでは全然平気だったのに!です。
日本が恋しいからホームシックになったわけではなく、
- 入国後にワクワクを感じなかった
- 時差ぼけがなかなか治らない
- 水と空気が何となく合わない
- なんか体調が思わしくない
- なんか好きになれない
- 絶好調の私どこに行った??
など、「何となく、なんか違う」といった小さな要因が重なって、4ヶ月後に大爆発。
大爆発に至るまでの期間、
- 毎日頭痛がする
- 両耳から耳鳴りがする
- よくお腹を壊す
- 耳をふさがないと電車に乗れない
といった症状が少しずつ出てきたので、積もり積もって大きなダメージになっていたことに気付きました。
実際、ワーホリ数週間~1ヶ月で帰国した人には何人か出会いましたが、日本ですぐに再就職したり、スキルを身に付けるためにコースを受講するなど、すんなり元の日常に戻った人が多い印象です。
ホームシックに耐え切れなくなって帰国する人は、身の危険を本能で察知する能力や自分で自分の身を守る判断力がある人だと思います。
3.ワーホリに行った国でいい仕事が見つからない
仕事探しを始めて1ヶ月ぐらいすると、
- 同じ求人がずっと出ている
- 新しい求人がほとんど出てこない
という状況が続くときがあります。
そこで考え始めるのが、このまま残るか?他の都市に引っ越し(移動)するか?日本に帰国するか?という選択肢です。
私の場合、撤退や引っ越しを考え始めた直後に仕事が見つかった経験がありましたが、ローカルのスーパーでキャッシャーの仕事をしていた友人は、ビザを数ヶ月残して日本に帰国しました。
ワーホリで海外就労経験を積むことが目的ならば、
- オフィスワークやデスクワークを経験できるか?
- 日本と同じ職種で働けるか?
- 長期間働けるだけのビザの残存期間を残せるか?
といった要素も、途中帰国するか?残留するか?を検討するカギとなるのです。
4.理想と現実が違った
ワーホリに行って萎えることの一つが、理想と現実が違うことです。
代表的な例を挙げると、
- 外国人やローカルの友達がなかなかできない
- 気づけば周りは日本人ばかり
- 思ったより英語が伸びない
- 日本食レストランやウェイトレスの仕事しか見つからない
など、「こんなはずじゃなかった」「聞いていたのと違う」といったギャップです。
もちろん、多くの人が理想と現実の違いに悩まされ、「私、海外に来て何しているんだろう?」と思うのはよくあること!
その後に、「せっかく海外にいるんだからやれることを全力で頑張ろう」と思うか、「このまま海外でやりたくない仕事をするなら日本に帰国した方がいい!」と思うかは人によります。
5.ワーホリに行って満足した・飽きた
私の友人には、2回目のワーホリに行って1ヶ月で帰国した人がいます(渡航した国はイギリスです)。
理由は単純で、行って満足したからです。
彼女の場合、渡航して1ヶ月で仕事と家を見つけましたが、ロンドンの街を散策してもあまり興味を持てず、一通り観光したら飽きたと話していました。
本人は全く後悔していませんし、1年11ヶ月ものビザの残存期間を捨てたことを「もったいない」とも思っていません。
ビザが残っているという理由で居続けるより、日本に帰国して日本でできることをした方が賢明。
そして、満足するまでやり切ったことで「もういいや」と思えたし、英語環境なだけで全く興味のない旅行関係の仕事を海外でするよりも、日本で英語を教える仕事をした方が楽しい!という結論に至ったそうです。
6.日本の家族が病気・体調不良
ワーホリ中に家族が病気になるケースは稀ですが、ゼロではありません。
海外に行くことはワーホリじゃなくてもできますが、病気の家族と一緒に過ごせる時間は有限です。
私のルームメイトの日本人で、ワーホリ中に親の病気が深刻な状況になったケースがありましたが、最悪な結果になった時に後悔しないためにワーホリを断念する!海外にはまた戻ってこれる!と話していました。
海外への未練が残っていたとしても、家族が元気になってからまた挑戦することは可能です。
ワーホリ途中で断念→帰国した後の再就職【履歴書と面接】
ワーホリ途中で断念して帰国した場合、
- ワーホリに行ったことを履歴書に書くのか?
- 途中帰国したことを面接でどう話そう?
といった様々な疑問が出てきますが、履歴書に記載するか?面接で話すか?は人それぞれのようです。
実際、ワーキングホリデービザで海外に滞在していたことは、職歴にも学歴にも当てはまりません。
3ヶ月以上のアルバイトをしたわけでもなく、海外で履歴書に書けるような職歴を積んだわけでもないなら、ハローワークや転職エージェントの履歴書添削で「ワーホリのことは記載不要」とアドバイスされることがあります(担当者による)。
もちろん、数ヶ月職歴がないと空白期間ができてしまうため、その期間に何をしていたのか?と面接で聞かれることはあるでしょう。
でも、負い目を感じることなく堂々と話せればOK!
1ヶ国目のワーホリで断念しても他国で再チャレンジできる!
ワーキングホリデービザは、1ヶ国につき1年間の滞在が許されています(条件を満たせば1年以上〜3年の国もある)が、ワーホリの対象年齢に該当するなら、国を変えて何回もトライすることができます。
先ほどお伝えした、オーストラリアで履歴書を5件配って心が折れて1ヶ月で帰国した友人は、その後本当に行きたかったイギリスのワーホリビザが取れたので、再チャレンジ達成です!
今ではワーホリを2回・3回経験する人も多く、「海外で働いて就労経験を積む+お金を貯める+英語力を磨く」という使い方をしている人も少なくありません。
日本帰国後も外資系や英語を使って働くチャンスに繋げている人もいます。
【ワーホリ行かずに後悔は損】迷うなら行ってみるべし!
ワーホリに行くか?行かないか?で迷うなら、
- 下見を兼ねて旅行で行ってみる
- ワーホリ前に観光ビザで入国し語学学校に通ってみる
というように、一度短期で行きたい国に行ってみてから考えることもアリです!
実際、ワーホリの渡航国を選ぶ基準として、「前に観光で来て気に入ったから」という理由の人が多くいます。
観光に行って気に入ったらワーホリにも行けばいいですし、観光だけで満足したならそれでもOK!
迷っていたり悩みを解決したいなら、一度旅行で行ってみる!これが一番簡単な解決策です。
実際に自分の目で見てから決めたらなら、どんな選択をしたとしても後悔しないと思いますよ!