ワーキングホリデー(以下 ワーホリ)で海外に行った人の中には、「ワーホリに行ったら人生が終わった…」と感じてしまう人がいます。
理由を簡潔にまとめると、海外ではアルバイトや日本でやらないような仕事しか見つからない、だから英語も伸びない、そして帰国後は再就職できない、その結果成長を感じないということらしいです。

東北のド田舎出身の私でも、日本帰国後はインターに勤務し、グローバルな環境で英語を使って仕事ができたので、ワーホリが人生を変えるきっかけになったことは間違いありません。
私の周りのワーホリ経験者も、様々な業界で働いていたり、起業したり、国際結婚したりと、それぞれの道を歩んでいます。
そこでこのページでは、
- ワーホリ後は末路が悲惨と言われる理由
- 本当にワーホリで人生が終わったか18例を検証
- ワーホリで人生が終わったと感じる理由
- ワーホリで人生変えるためにできること
についてお伝えします。
この記事を読むと、バラエティに富んだワーホリ経験者のその後の人生例を知ることができるため、不安が少なくなると思いますし、自分なりの道に進む勇気が出てくると思います。
目次
【大丈夫】ワーホリ後の20代30代で末路はまだ来ない
まず結論ですが、帰国後の再就職・恋愛や結婚・プライベートや人間関係が上手くいかず「人生が終わった」と思っても、日本人の平均寿命は男女ともに80代なので、20代や30代前半で「末路」はまだまだ来ません。

ワーホリ経験者のその後の人生は、
- 後悔するほど悪影響だったと感じる人一握り
- ワーホリがきっかけで成功する人一握り
- ワーホリでいい影響を受けて自分らしく生きるその他大勢
といった3パターンに分けられ、ほとんどの人は「その他大勢」にカテゴライズされると思います。
ワーホリ帰国後の人生が目立った人生じゃなくても、ワーホリで自分の特徴や個性を活かす方法を学び、興味があることや好きなことに気づいて方向性を決めたうえで、元のOL生活に戻ったり、キャリアチェンジしたり、起業したりするのです。
ワーホリ経験者一人一人の人生には、それぞれ「転換期」があり、
- ワーホリ帰国後、海外に行く前には想像できなかった道が開けた
- ワーホリで考え方が変わったおかげで行動が変わった
など、少なくとも「自分自身のアップデート」を感じることは1つや2つあります。
人生がうまくいかない時は、「どん底」だと感じることはあるかもしれませんが、「一番底」にいるならあとは上がるのみ!
そして、小さくても最初の一歩を踏み出して少しずつ進んでいけば、数年経って「ワーホリは(ただの)きっかけだった」ということに気付きます。
ワーホリで人生終わったら末路が悲惨と言われる理由
ワーホリから帰国後の人生が悲惨な末路になると言われる理由には、以下のようなものがあります。
- ワーホリ帰国後は無職
- 帰国後はパートやアルバイト・派遣社員などの非正規雇用
- ワーホリを繰り返す
1.ワーホリ帰国後は無職
ワーホリ帰国後は無職になる件について一つ言えることは、ワーホリ経験者全員がワーホリ帰国後は無職スタートということです。
そして、一般的に転職活動には3~6ヶ月程度の時間を要すると言われています。
だから、転職活動中の仕事が見つかっていない無職期間だけを切り取って、
- あいつはワーホリに行って無職になった
- 全然仕事が見つからなくて悲惨
と言う人がいるのは事実です(もちろん、一部の人です)。
でも私は一度、無職期間中に焦って妥協して仕事を決めたことで大失敗したことがあります。

再就職が大失敗に終わる前の周りのアドバイスは「1日も早く就職した方がいい」でしたが、大失敗した後も諦めずに転職活動をし、実際に仕事が見つかった1番のきっかけは、「仕事を探す場所を変えた(引っ越しした)」ことです。
2.帰国後はパートやアルバイト・派遣社員などの非正規雇用
ワーホリで人生が終わると言われる理由の一つに、帰国後はパートやアルバイト・派遣社員などの非正規雇用という例があります。
実際のところ、ワーホリ帰国後に非正規雇用で働く人は一定数いますし、その状況を見て「非正規=悲惨」とバカにする人がいることも事実です。
しかし実際私の周りでは、
- 前職の会社に再雇用
- キャリアチェンジして未経験で正社員
- 同じ業界の別会社で再就職
といった人が多く、普通に再就職できるという印象の方が強いです。
また、ワーホリ帰国後のさらにその後には、雇用形態や就業・失業に関係なく、どこかで肩書きが変わった人が何人もいます(後ほど18の例を解説)。
そして、表立っては言いませんが、再就職の本当の目的を内に秘めて語らないまま非正規雇用を選ぶ人がいることも事実です。

今は時代が変わり、男性より稼いでいる女性がいたり、家事が得意で主夫が向いている男性がいたり、多様な時代になりました。
男女問わず、正規雇用・非正規雇用・起業・副業・フリーランスなど、様々な働き方があります。
自分のことをよく理解して、本当に欲しいもの・理想の生活や働き方・自分に合った生き方を確実に手に入れればいいと思います。
3.ワーホリを繰り返す
ワーホリ後に無職期間が長く、パートやアルバイト・派遣などの非正規雇用の仕事しか見つからない…。
だから「ワーホリを繰り返す」と言われることがあります。

- 旅行会社のオフィスやカウンター業務
- 日系大企業の海外支社の事務(出張手配をする部門)
- スパの受付(私の3ヶ国目の仕事)
- 語学学校のオフィス
- 情報誌の制作(グラフィックデザイナー)
ワーホリを何回繰り返しても仕事が見つからない人もいるかもしれませんが、2ヶ国・3ヶ国経験すると、海外での仕事の探し方のコツを掴んでいきます。
近年はワーホリ2~3ヶ国経験者も増えてきて、ワーホリ中にオフィスワークを経験する人も珍しくなくなりましたし、ワーホリビザの使い方が変わり、キャリアアップで現地企業を狙う人も珍しくありません。
本当にワーホリで人生が終わったか?18の事例を検証
私がワーホリ中に出会った「ワーホリ経験者」たちの18個の事例をあげて、ワーホリ後の人生が終わったか?を検証します。
以下、ワーホリ後からさらにその後を追跡してみた結果です。
- エステティシャン→ワーホリでジャパレス→貿易事務→通関士
- 携帯電話会社→ワーホリでバリスタ→現地のカフェに就職&永住
- 靴の販売→ワーホリで仕事掛け持ち→国際結婚&永住
- 英会話受付→ワーホリでショップ店員→塾講師&ホテル→英会話講師→ワーホリ2回目→結婚
- 旅行会社→ワーホリでジャパレス→ツアーオペレーター
- レストラン→ワーホリでバリスタ→ホテル→カフェ起業→廃業→派遣で大企業→国際結婚
- 映画館勤務→3ヶ国ワーホリ→未経験でSE&転職活動中
- 主婦→離婚→ワーホリ→起業→再婚して会社も順調
- 看護師→2ヶ国ワーホリ→大学病院勤務→大学院
- 会社員→2ヶ国ワーホリ→農業にハマって田舎へ移住&結婚
- ソーシャルワーカー→ワーホリ→学生ビザで5年遊ぶ→海外大学院→大学勤務→海外で起業
- 営業職→ワーホリでジャパレス→現地就職&永住権
- 家業の手伝い→ワーホリ→現地就職&永住権獲得→他国へ出向中に国際結婚
- 製薬会社営業→ワーホリ→現地就職→大学院→現地就職→結婚&永住→同業界で転職
- 日本語教師→ワーホリ→IT業界にキャリアチェンジ
- 歯医者勤務→ワーホリ→英会話で非正規雇用→転職して契約社員→同じ会社で正社員化
- 派遣で一般職→ワーホリ→派遣で事務→正社員
- カフェ→ワーホリ→家族の問題で再就職も海外に戻ることもできない→結婚して夫婦で会社経営
ワーホリに行く前の仕事の雇用形態は、正社員・契約社員・派遣社員・パート・アルバイト・事業主など人によって異なり、社会人経験期間は1~6年と様々です。
ワーホリ中の仕事は、よくバカにされる「ジャパレス(日本食レストラン)」や、ウェイター・ウェイトレス・クリーナーとして働いていた人もいます。
ですが、ワーホリ中やワーホリ後に頑張り続けたら「転機」が来てキャリアチェンジに成功したり、どん底を経験した後に出会いがあって好転したりと、驚くような展開も見てきました。
また、ワーホリの後に学生ビザで5年遊ぶくらいぶっ飛んだ人でも、大学院に行って海外の大学と日本の大学でレクチャーの仕事をするくらい真面目な道に進んでいます。
私がワーホリ中に出会った人たちは、海外に出て紆余曲折やどん底を経験しても這い上がれるくらいバイタリティがあるし強いです。

元々強いのか?ワーホリに行って様々な経験をしたから強くなったのか?
どちらかはわかりませんが、ただ一つ言えることは、全員が日本の教育を受けて育ち、今このページを読んでいるあなたと似たようなマインドを持っていた日本人です。
ワーホリで人生終わったと感じる理由
ワーホリで人生が終わったと感じる理由には、以下のようなものがあります。
- 海外で英語力が伸びなかった
- ワーホリ帰国後になかなか仕事が見つからない
- ワーホリ期間がブランク
- ワーホリでの経験に自信が持てない
- 自分自身の成長や視野の広がりを感じない
- 海外に出たのに何も得られなかった
1.海外で英語力が伸びなかった
海外に行けば、英語はなんとかなる!
という話を聞いたことはあるかもしれませんが、残念なことに、海外に行くだけでは英語は伸びません。
英語のネイティブですら、学生の頃から学校の授業の中で「English(英語)」や「Grammar(文法)」といった正しい英語の使い方を学び、日常生活で親や先生に間違いを直してもらいながら、十年以上かけて自然な英語を話せるようになっていきます。

でも実際、英語の勉強のために語学学校に行っても思っていたほど伸びない人がいて、理由としては、
- 授業を受けただけで勉強した気になっている
- 英語での日常生活に支障がなくなると満足してしまう
- 同じフレーズ・構文・単語だけを繰り返し使って他を覚えない
- 間違っていても相手に伝わればOKだと思っている
といったものがあります。
ワーホリの1年間程度なら、ノリと勢いだけでも生き延びられるので、英語の必要性を見失ってしまうこともあるのです。
もちろん、英語初心者なら、最初はノリと勢いで英語を話して「自信」をつけることも大切ですよ!
2.ワーホリ帰国後になかなか仕事が見つからない
本来、ワーホリに行っても行かなくても、自分に合った会社を見つけるための再就職活動や転職活動は簡単ではありません。
そのため、ワーホリから帰国後の再就職活動が上手くいかない時期は、その状況を「ワーホリに行ったせい」と感じてしまう人も一定数います。
先ほど紹介した「ワーホリ経験者たちの帰国後18例」の中にも、
- ワーホリに行く前にアルバイト
- ワーホリ中にジャパレス(日本食レストラン)
- ワーホリの後に非正規雇用
- ワーホリ帰国後に起業→廃業
といった、一般的には「ネガティブ要素」に見えるものを持っている人たちがいるのが事実。
中には「非正規」であることがコンプレックスだったり、引け目に感じていたと後日談を話してくれた人もいますが、その先の人生を見ていると、どこかのタイミングでチャンスがやってきたり出会いがあったりで好転する時が来ています。
仕事が見つからないのは一時的なものですし、暗闇もずっとは続きません。
3.ワーホリ期間がブランク
私は以前、とある案件に応募するために履歴書と職務経歴書を添削してもらったところ、ワーホリ期間の職歴と経験をごっそり削除されたことがありました。
3ヶ国すべてのワーホリ経験が、
といった形に省略されていたのです。
理由を聞いてみたところ、
- 海外経験や英語力をアピールする必要がないから
- 採用担当者が保守的
という背景がありました。
また職務経歴書は、応募するポジションや業務内容に合わせてその都度書き換えるため、関連のある職歴と経験だけでまとめる場合、ワーホリ経験が省略されることもあります。
そうなると、履歴書のワーホリ期間がブランクになる可能性もあるので、それを避けるためには、ワーホリ前・ワーホリ中・ワーホリ後の職種・業界・経験を何かしら関連させることが必要です。
4.ワーホリでの経験に自信が持てない
- 目標が達成できなかった
- 何の資格も取得できなかった
- まともな仕事がなかった
思い描いていたことが実現できなかったことで、堂々と語れなかったり、履歴書にも書けず、ワーホリ経験に自信が持てない人もいます。
できることなら、掲げた目標は達成したいし、資格も取得したいのは誰だって同じです。
でも実際、ワーホリ中の経験をプロに話してみると、実際の仕事内容や経験が「ジョブタイトル(肩書き)」よりも責任のあるものだったり、自信を持って語れるものだったりします。

5.自分自身の成長や視野の広がりを感じない
自分自身の成長や視野の広がりを感じることは、簡単ではありません。
内面的なものなので、数字では表せませんし、測る基準もない…。
実際のところ、ワーホリを振り返って「自分、海外で何やってたんだろう?」「意味あったのかな?」という葛藤を抱える人もいます。
「視野が広がった」とか「価値観が変わった」というのは、他人から見えるものではなく、誰かが認めてくれるわけでもありません。
自分自身の成長を感じることは、ある意味「自己満足」とか「自己を肯定すること」に近い感じがします。

6.海外に出たのに何も得られなかった
海外で得られるものの代表と言えば、
- 経験・実績
- 視野の広がり
- 人脈
- 英語力
- 何らかの資格
など様々ですが、人によっては海外に出たのに何も得られなかったと感じるようです。
その原因には、ワーホリの目標設定が高いケースや、こだわりが強いといったものがあり、頭が堅くなって力んでいる可能性もあります。
自分自身で海外へのハードルを高くしているかもしれませんが、もっと低くても大丈夫です。

何かに気づいたなら、それがその人にとっての「得たもの」です。
家も仕事も見つからなかった、友達もできなかった、英語も伸びなかった、誰も助けてくれなかった、何も経験できなかった、何も見なかった、何も聞かなかった、何も気付かなかった、だから「何一つ得られなかった」という状況はほぼありえません。
たいていの人に共通することは、同じ時期にワーホリした仲間を得ますし、帰国後も時々連絡を取り合う関係になるので、あまり心配することないですよ!
ワーホリで人生を変えるためにできること
ワーホリで人生を変えるために、誰でもできる難しくない方法を紹介します。
- 海外では英語環境
- 何かしらの資格を日本に持って帰る or 帰国後に資格を取る
- 帰国しても英語学習をやめない
- 【絶対ある!】仕事が見つかるまで探し続ける
- 自分の特徴・個性・得意なことを活かす
- 国籍問わず友達を大事にする
- 日本ではできない経験をする
- 嫌なことを全部やめてみる
- 人生変わったと感じるまで行動する
1.海外では英語環境
単純なことですが、海外に行って一番変化を感じやすいことは、英語力が伸びることです。
周りから見ても一目瞭然で、英語力が伸びただけで仕事も交友関係も幅が広がります。
そのためにワーホリでできることは、英語環境での海外生活にこだわることです。
- 語学学校
- シェアハウス
- 仕事やアルバイト
- 友人関係
- 一緒に旅や旅行をする仲間
英語力が低い時は、日本人ばかりの環境になってしまうかもしれませんが、海外生活に慣れていきながら少しずつ変えていけばOKです。
2.何かしらの資格を持って帰る・帰国後に資格を取る
ワーホリで海外に出た経験をプラスにするもう一つの手っ取り早い方法は、資格を持って帰ることです。
また、ワーホリ中にコースを受講したり資格取得のための勉強をして、帰国後に受験することも有効なアイデアとなります。
- TOEIC、IELTS、ケンブリッジなど英語の資格やスコア
- J-SHINE(小学校英語指導者資格)
- ヨガインストラクター
- エステ・リラクゼーションマッサージ
- バリスタ
- その他いろいろ…

もちろん、日本国内でしか受験できない資格の場合は、帰国してから資格取得に挑戦することになります。
そんなときは、海外にいる時から、
- スキルアップのための自己学習
- 技術の習得
- スクールの受講
- 経験や実績を積む
など、「着手」しておくと有利です。
帰国後にキャリアアップ・キャリアチェンジを叶えるためにも、ワーホリ中に準備しておきましょう!
3.帰国しても英語学習を辞めない
日本に帰国してから英語を全く使わないと、確実に英語力は落ちます。

今の日本では海外経験者が珍しくなくなり、海外経験がない人でもTOEIC800~900点台を叩き出す人がいます。
また、英語教育業界(英会話業界)で働いていないのに英語ペラペラな人にもよく会うようになりました。
現場で通用する英語力を身に付けている人は、本人が自信をもって「英語ができる」「仕事で英語が使える」と言えるようになるまで、ずっと英語学習を続けている傾向があります。
ワーホリがきっかけで帰国後に英語の仕事に就いても、オンライン英会話や外国人の友達を作って英語力をキープしていくことが大事です。
4.【絶対ある!】仕事が見つかるまで探し続ける
私の友人に、ワーホリ中に5件履歴書を配って心が折れて、2ヶ月で帰国した人がいたのですが、まず前提として、仕事がなかなか見つからない状況は往々にしてあります。
それは、ワーホリ中もワーホリ帰国後も同じです。
2ヶ月で帰国した友人の場合、6件目の配り先で仕事が見つかったかもしれませんし、すでに履歴書を配ったところから1ヶ月後に連絡が来たかもしれません。
もちろん、それは「やりたい仕事」じゃないかもしれない…。
でも、とりあえず働いてみて、働きながら「次はどうするか?」を考えることもできます。

5.国籍問わず友達を大事にする
海外に行って「日本人とつるむ」ことは、ネガティブなこととして語られます。
日本人同士が海外で助け合わない状況もあったり、嫌い合ったり、お互いがお互いを「あいつらは日本人同士でつるんでいる」とけなし合う状況はどこの国のワーホリでも同じです。
せっかく海外に行ったのだから、外国人や現地の人と関わることが大前提とされていて、英語100%の環境が理想的なのは言うまでもありません。
ですが、日本各地から来ている様々な日本人と海外で出会うのも面白い経験です。
そして、日本人同士の繋がりは、ピンチの時に力を発揮することがあります。

自分と同じ日本人がチャンスを運んできてくれることもありますし、外国人コミュニティへの橋渡しをしてくれることもありますよ。
6.日本ではできない経験をする
私の周りには、
- 海外で個展を開く
- 現地のデパートからの依頼でファッションアイテムのデザインをする
- 本格的にバリスタの道に進む→帰国後に移動カフェ開業
- ストリートパフォーマーとして生計を立てる
といったことにチャレンジして達成した人が何人かいました。
他の人が思いつかないことを海外でやるのは勇気がいりますが、どれも日本ではできない貴重な経験なのは間違いありません。
ワーホリで海外に出る人は、日本で会社員をしていた人だけではなく、様々な職業の人がいます。
また、その人たちにとっての日本帰国後の選択肢は、一般企業に再就職をすることだけではありません。
自分の個性やスキル・特性を活かして、それぞれの道に進んで行く、100人いたら100通りの人生があるのです。
7.人生最後だと思って嫌なこと全部やめる
これは私の実体験ですが、私は3回目のニュージーランドワーホリに行く前に、自律神経失調症と椎間板ヘルニアを同時に発症し、働きたくても働けない状態になりました。
病院に行くまでの道中で気絶しそうになったことが何度もあり、私の人生史上トップ3に入るどん底状態だったと言えます。
そのせいで、しばらくの期間頑張ることができなくなったので、回復までの第一歩として心が拒絶することを全部やめました。
- 身を粉にして働くこと・長時間労働
- 「学びや経験」のために低賃金で働くこと
- 付き合いたくない人と付き合うこと
- 住みたくない場所に住むこと
- やりたいことの先延ばし
全部やめた後、人生の休息のために訪れたニュージーランドで見つけた仕事が、フルタイムだけど週に3~4日勤務で、月収32〜42万円のスパ受付の仕事です。
その時に気づいたことは、「やりたくないことを全部やめた方が、お金も人生も回る」ということ!

8.人生変わったと感じるまで行動する
先ほど「ワーホリ経験者のその後18例」で紹介した通り、人生がいい方向に変わる前には、紆余曲折や挫折・家庭の事情でスムーズに物事が進まないことがあります。
それでも、ただ一つ言えることは、ずっと動いていたら人生どこかで変わる時が来ることです。
もちろん、苦しいときもありますし、行動自体が「正しい行動」なのかわからなくなる時もあるでしょう。
でも人によっては、苦労を苦労だと思わない人もいたり、いつの間にか行き着いていたという感覚の人もいるので、感じ方は人それぞれです。
いつも100%で行動することは無理ですが、「ダメな時でも、その時の精一杯」「今日は体調悪いけど、1ミリだけ前に進む」といった感じで、ちょっとでも行動を続けていれば何とかなると思います。
【まとめ】たった1年のワーホリで人生終わらない
ワーホリには、「行ったら人生終わる」とか「末路が悲惨」という噂がありますが、たった1年のワーホリで人生は終わりません。
ワーホリに行く前は不安があると思いますし、失敗したらどうしよう?と一歩踏み出せなくなってしまうこともありますよね。
でも私は、3ヶ国ワーホリに行き、海外に出る前には想像できなかった人生を送っています。
そして、ワーホリ前に不安に思っていたことは現実には起こらず、必要以上に怖がらなくても大丈夫でした。
- ワーホリに失敗した代償
- ○○できなかったらどうしよう…という不安
- 他人の目
- ワーホリの闇・現実・末路
- 一度落ちたら戻れないという謎の呪縛
ワーホリで人生が終わるって本当なの?と不安になるかもしれませんが、私の経験上、
- 日本で社会人を経験しておく
- 日本にいるうちからしっかり情報収集をしておく
- ワーホリ前にある程度英語力を伸ばしておく
といった準備をすれば、よっぽどでない限り、悲惨な末路にはならないと思います。