ワーキングホリデー(以下 ワーホリ)制度を利用して行ける英語圏では、最低時給が2,000円前後と日本の約2倍になる国も存在し、20代~30代の一部の若者が出稼ぎ目当てでワーホリするケースもあります。
しかし現地に到着すると、「なかなか仕事が見つからない」といった現実もゼロではありません。
稼ぐつもりで意気込んで渡航したのに、収入がなく口座の預金残高が減る状況では、焦りと不安でいっぱいになりますよね。

ですが経験から言えることは、選ばなければ仕事自体はあること、ワーホリに行く前からしっかり準備すれば現地法人のオフィスワークも可能ということです。
実際、学歴なしの私が職種や環境にこだわっても、
- オーストラリアの現地語学学校の日本営業&マーケティング
- カナダの現地語学学校で日本語教師
- ニュージーランドのローカルスパの受付(フロントデスク)
といったデスクワーク中心の仕事ができました。
そこでこのページでは、ワーホリで仕事が見つからない理由と、ほとんどのワーホリがやらない仕事の探し方についてお伝えします。
この記事を読めば、仕事が見つからない状況を打開できるヒントが見つかると思います。
オフィスワーク探しにもホスピタリティ系の仕事探しにも使えるので、各々のワーホリプランにあわせてピックアップすると効果的です!
目次
【ワーホリの心理】時給が高い楽な仕事を選びたい!
英語力が低いままワーホリに行く日本人は、いつの時代も一定数います。
自らきつい環境に飛び込む人は多くなく、あわよくば、
- 英語がそんなにできないけど、
- ローカル環境で、
- 時給が高い仕事を見つけて、
- 楽しく稼いで、
- 充実したワーホリ経験をしたい!
という欲求が心のどこかに潜んでいます。
だからこそ、友達が作りやすくて遊びやすい都市の中心部に滞在して、英語ができなくても比較的見つけやすい「カフェ」や「レストラン」の仕事を探すことがワーホリの王道です。
そして、似たような考えの人・似たようなワーホリプランの人がたくさんいます。
渡航先が「仕事がある都市」だったとしても、同様に人も集まるため、求人に応募しても返事が来なかったり、履歴書を配っても連絡がない状況に陥るのはよくある話です。
打破するためには、何かを変えなければいけません。
ワーホリの仕事は選ばなければいくらでもありますが、他のワーホリと同じ考え・同じ行動・同じ仕事の探し方だと、競争の渦に巻き込まれる可能性は高くなるのです。
ワーホリでもできる仕事の種類40選
日本語の求人サイトでよく見かける求人・過去に目にしたことのある求人には、以下のようなものがあります。
- ウエイター(ウエイトレス)
- ホテルのバンケットスタッフ
- レストランのキッチンハンド
- 皿洗い
- 日本料理店・ローカルレストランのシェフ
- カフェやコーヒーチェーン店のバリスタ
- クリーナー(ホテル・ビルディング)
- 保育士・ベビーシッター (ナニー)・チャイルドケア
- チューター(家庭教師)
- ファーム・WWOOF
- ツアーガイド
- ランドオペレーター
- アクティビティコーディネーター
- レセプショニスト(受付)
- ギフトショップ・アパレル・雑貨店の販売員
- 整体師
- 鍼灸師
- エステティシャン・セラピスト・マッサージ師
- 美容師
- ネイルアーティスト
- まつエクアーティスト
- 語学学校の営業&マーケティング(日本人カウンセラー)
- 教育業界のスチューデントサービスオフィサー
- 日本語教師
- 留学エージェントのアドバイザー
- 事務職(オフィスワーカー)
- 会計士・経理・総務
- 通訳・翻訳
- プログラマー・SEなどのIT系
- ウェブデザイナー
- 情報誌の校正・編集
- 広告営業
- 配送・運送業・ドライバー
- 工場のライン
- 倉庫スタッフ
- 資材調達・バイヤー
- 卵子提供
- 治験
- キャバクラ
- カラオケバー
その他…

求人数は、主に飲食系(レストラン・カフェのフロアスタッフ・キッチンスタッフ)の仕事が多く、日本食レストランなら英語があまりできなくても応募可能!
技術系やオフィス系・営業系の仕事の求人はチラホラ見かける程度で、飲食系に比べると大幅に減ります。
でも、覚えておいてほしいことは、海外に行ったら行動したもん勝ち!少ないけれどチャンスは転がっている!ということです。
ワーホリで仕事が見つからない驚愕の理由
ワーホリで仕事が見つからない理由には、今も昔も変わらない理由がありますが、近年の状況の変化によって変わった理由もあります。
- 英語のレベルが低すぎる
- 現地の人ですら日本食レストランでアルバイト
- 日系・ローカルといった垣根がない(低い)
- 日本人経営の飲食店が少なくなった
- 仕事の探し方が「求人に応募」しているだけ
- 【運とご縁も必要】タイミングが合わない
- 職種にこだわっている
- 絶対にローカルじゃなきゃ嫌!
- 倍率30倍~400!? 競争が激しい
1.英語のレベルが低すぎる
「英語ができなくても仕事は見つかる」という噂は、一部本当の話です。
世の中には「運」や「人」に恵まれたケースがあります。
また近年は、国境の閉鎖やロックダウンの影響で海外からの働き手が激減し、ローカルの飲食店などでは「人手が足りなくて時給が高騰している」という話も聞きました。
それでも仕事が見つからない理由の一つに、英語のレベルが低すぎることが原因である可能性は否定できません。
英語ができれば「人手不足」の情報をキャッチできますし、本気で仕事が見つからなくて「やばい!」と思うなら、どんな仕事でも飛び込めるくらい頭でごちゃごちゃ考える余裕がないと思います。
そんな中で、高時給のローカル環境の仕事は喉から手が出るほど欲しいものです。
仕事が見つかったとしても、ワーホリビザの期限満了まで働き続けられるかは別問題です。私が知っている話では、日本食レストランのウエイトレスの仕事で、英語で数字が読めない日本人ワーホリが「これ以上は雇えない」と見限られたケースがありました。
2.現地の人でも日本食レストランでアルバイトすることがある
「日本食レストラン=英語ができないワーホリでもできる仕事」というイメージは昔からありますが、カナダやニュージーランドでは、現地の人でも日本食レストランでアルバイトしていることがあります。
その理由は、違法な経営をしている飲食店が少ない(ほとんど聞かない)ため、現地の人にとってもアルバイト先の選択肢の一つとなるからです。
もちろん、日本食レストランのスタッフは圧倒的に日本人が多い事実もあります。
ですが、私がカナダで日本語教師をしていた時に担当していたクラスの生徒(現地の大学生)が働いていた日本食レストランは、国籍に関係なくアジア系のスタッフで構成されていたそうです。
また、日本語の勉強のために日本食レストランでアルバイトをしている生徒は、各クラスに1人~2人はいました。
彼らのバックグラウンドは、
- 日本とカナダのダブル国籍の大学生
- カナダに移民したアジア圏出身の学生
- 仕事で日本と関わる現地の社会人(セカンドジョブで日本食レストラン)
と、日本人ワーホリよりも現地での基盤があります。
飲食店オーナーにとって、英語ができる現地のスタッフは、ビザの期限もなく英語力の心配もない!
最低賃金や法律をちゃんと守る国では、日本人ワーホリ定番のアルバイトでも、いくつかの枠が現地の人で埋まっていることもあるのです。
3.「日系」「ローカル」の垣根がない(低い)
日本人ワーホリが少ない国では、「日系」「ローカル」の垣根がない(低い)ことがあります。

もちろん、ワーホリする人の英語力・滞在する街・過去の経験(職歴)によって仕事の幅や選択肢が変わるので、たまたま多国籍な環境だったケースも考えられます。
ですが、「ワーホリで英語ができなくても最悪日本食レストランで働ける」という説が当てはまらないこともあるのです。
4.日本人経営の飲食店が少なくなった
私の友人には、ワーホリで渡航した国に永住した人が何人かいます。
ここ数年よく聞くようになったことは、日本食レストラン・日本人経営のカフェが少なくなった話です。
- タレコミによる違法なレストラン・カフェの摘発
- 新型コロナウイルスの影響でビジネスがダメになった
- マイナスが大きくなる前の戦略的撤退
など理由は様々。

5.仕事の探し方が「求人に応募」しているだけ
仕事の探し方の基本は、求人に応募することです。
しかしそれは、ほとんどの人が実践する仕事の探し方。
ワーホリよりもビザの期限が長い、
- 永住権保持者
- パートナービザ保持者
- 配偶者の学生ビザに乗っかっている日本人
- 海外の大学に通う学生
- ビザ取り学校やカレッジの学生
といった採用に有利な人たちでも、ワーホリと同じ求人情報サイト(クラシファイド)を使って仕事探しをするため、ワーホリは必然的に不利になります。
長期のビザを保有しているからといって、全員がローカルで働くわけではありません。
求人に応募するだけで仕事が見つかるワーホリもいますが、仕事が見つからないなら、それ以外の方法も試す必要があるのです。
6.【運とご縁も必要】タイミングが合わない
ワーホリで仕事を見つけるためには、「運」「ご縁」「タイミング」は無視できない要素です。
英語ができなくても現地に到着したばかりでも、不思議とローカルジョブを手に入れる人がいて、「なんであの人は簡単に…?」と比べてしまうこともあるでしょう。
仕事を見つけるためのアドバイスをもらったり、上手くいった人の方法をマネしたり、一生懸命情報収集をしても、なかなか仕事が見つからないことも現実に起こります。

また、上手くいった人が「Good」で、仕事が見つからない人や運に恵まれない人が「Bad」ではないので、そこは安心してください。
ただ単に、「仕事が見つからない時期」にいるだけです。
7.職種にこだわっている
これは経験談ですが、私が仕事探しで苦労したオーストラリアワーホリとカナダワーホリの時は、職種にこだわっていたため、仕事が見つかるまでに1~2ヶ月かかりました。
日本帰国後の就職のことを考えて、ワーホリ前に日本で働いていた時と同じ職種の仕事を探すと、簡単ではありませんし上手くいくことばかりではありません。

ですが、最終的に希望していた職種を見つけられたため、仕事がなかなか見つからないことを覚悟して挑戦するなら全然アリだと思いますし、むしろ応援したいです!
ただし、ワーホリは「時間」に限りがあるため、職種にこだわるなら期限を決めて仕事探しをすることをおすすめします。
8.絶対にローカルじゃなきゃ嫌!
せっかくワーホリで海外に行くのだから「ローカル環境で働きたい!」と思うことは自然ですが、日本人雇用主の仕事よりも採用のハードルは上がります。
また、ポジション争いをする相手は、アメリカやイギリスからワーホリに来ている英語ネイティブの可能性も大いにあります。
ですが、ローカル環境で働くことは海外でしかできない経験です。
働く環境にこだわるときも、期間を決めて仕事探しをするといいと思います。
9.倍率30倍~400倍!?競争が激しい
現地法人やローカル環境の仕事は、一つの求人に200~400件くらい応募があると言われています。

日本人としての強みを活かせるポジションの採用枠でさえこの倍率…現地法人の一般職はもっと熾烈な争いです。
永住権保持者でも仕事探しは至難の技と言われている理由がコレでしょう!
ワーホリの一般的な仕事の探し方
ワーホリでは基本とされている、一般的な仕事の探し方を紹介します。
- 英文履歴書(レジュメ/CV)を作る
- 日本語の求人情報サイトで応募する
- 店舗の求人募集の貼り紙に応募する
- 履歴書を配る
1.英文履歴書(レジュメ/CV)を作る
海外の仕事探しで使う英文履歴書は、応募先の求人広告に書かれている条件や業務内容から、業務に求められていることを想定してその都度作り変えることが基本です。
A4サイズ1枚の紙の中に、
- ミッションステートメント
- 仕事の経験
- 学歴
- 使える言語
- 持っている資格やスキル免許
- リファレンスの有無
といった情報を集約し、応募先の求人に合わせて最適な履歴書を作成します。
とは言え、アルバイト探しやカフェ・レストランに配るための履歴書は、使い回せるように作る人がほとんど…。
「ばら撒くための履歴書にわざわざ時間かけてられない」というのが本音だと思います。
それでも最低限、絶対に押さえなければいけないポイントは、誤字脱字を無くすことです!
誤字脱字を見つけた瞬間、採用担当者はその人を候補から外します。
面接に呼ばれるための履歴書を作ることが、仕事を見つけるための第一歩です。
履歴書を作成したら、必ずネイティブに確認してもらいましょう!
2.日本語の求人情報サイトで応募する
日本人ワーホリを募集している仕事は、日本語の求人情報サイト(クラシファイド)に集約されています。

オーストラリアの日本語求人情報サイト
>Jams.tv
>NICHIGO PRESS
>Cheers
カナダの日本語求人情報サイト
>人材カナダ
>Jpcanada
>ワーホリシロップ
>e-Maple
ニュージーランドの日本語求人情報サイト
時々、ローカル環境の求人募集もあるため、英語に自信がなかったり不安な方でも安心して利用できる点がメリットです。
3.店舗の求人募集の貼り紙に応募する
カフェやレストランで誰かが辞める時、貼り紙をしてスタッフを募集していることがあります。
ポジションは「ウエイター・ウエイトレス・シェフ・キッチンハンド・皿洗い」など様々。
行きつけのカフェやお気に入りのカフェは、「好きだから」足を運ぶと思うので、運よく募集があったらラッキーですよね!
4.履歴書を配る
履歴書を配る方法は、オーストラリアではカレッジの先生でさえ「一番手っ取り早い方法」とおすすめするほど定番です。
とは言え、履歴書を持って行く場所がレストランでもカフェでもオフィスでも、海外で自分を売り込むために飛び込んでいくことは勇気がいります。

ワーホリで仕事が見つからない時に使える方法【きついけど効果あり】
ここで紹介する方法は、ひと手間かかるかもしれませんが、なかなか仕事が見つからない時に使える方法です。
もちろん、最初から実践すると、より早く仕事GETに近づく可能性が上がると思います。
- 履歴書(レジュメ/CV)にカバーレターを添付する
- 求人が出ている会社に履歴書を持参
- 履歴書を持参した会社にフォローアップの連絡を入れる
- 人脈をフルに活用する(紹介していただく)
- シティ中心部(ダウンタウン)から少し離れた場所で仕事を探す
- 仕事がある場所に引っ越し
- 人手が足りない場所に行く
- 必要であれば有給インターンを使う
1.履歴書(レジュメ/CV)にカバーレターを添付する
カバーレターは、日本で言う「送付状」のようなもので、海外では履歴書よりも重要と言われています。
ただし、形式的な送付状とは違う点は、カバーレターは「自分がいかにそのポジションにふさわしいか」をアピールする書類であることです。
作り方は以下の記事で詳しく説明しています。
2.求人が出ている会社に履歴書を持参
求人が出ている会社の担当者あてにメールで応募書類を送付することは、誰もが踏む通常のステップです。
担当者はたくさんの応募メールを受信しているので、メールを開いてもらえるかは運次第!
メールの内容も履歴書もちゃんと読んでいないのに面接に呼ばれることもあれば、実績があっても大量のメールの中に埋もれることもあります。

ポジションについて話せる機会を得られることもあるので、メールで応募書類を送るよりも有利になります。
3.履歴書を持参した会社にフォローアップの連絡を入れる
履歴書を持参した会社から連絡がないことは、よくあることです。
そんな時、フォローアップの連絡を入れることもカギとなります。
フォローアップをするタイミングは、履歴書を持参してから1~2ヶ月ぐらいの間でOK。

実際に、履歴書を持参した会社のフォローアップを実践していた人は、
- せっかく海外にいるならオフィスワークに挑戦したい
- 名のあるレストランやパティスリーで修業したい
- ここのオーガニックカフェが大好きでチャンスがあれば働きたい!
といったこだわりがあるケースばかりでした。
4.人脈をフルに活用する(紹介していただく)
ワーホリに行くと、知っている人が全くいない状態・人脈がない状態から海外生活をスタートさせることになります。
そのため、最初から人脈をフルに活用するという方法は簡単ではないかもしれません。
実行できるようになるまでには、様々な人と知り合う必要があるため、時間がかかります。
ですが、カジュアルに人手を借りたい地元の人たちの潜在的なニーズがあるため、少しずつ知り合いが増えていくと、声をかけてもらえるようになります。

人の紹介だと、仕事が得やすい上に融通が利くことがありますし、地元の人たちもよく使う「有効な転職活動方法」の一つです。
5.シティ中心部(ダウンタウン)から少し離れた場所で仕事を探す
多くの人は、シティ中心部(ダウンタウン)で仕事探しをすると思いますが、少し離れた場所で仕事を探したり履歴書を配ると反応の違いを感じることがあります。
とくに小さな町の企業や法人は、誰かが履歴書を持ってくること自体が珍しいようで、一度面接に呼ばれたときに「こういう仕事の探し方って普通なの?」と聞かれたことがありました。
履歴書と一緒にカバーレターも渡すと、「この子はうちの会社で働きたいんだな」と好印象を持ってくれたり、強いインパクトを残せる可能性も高くなります。
ダウンタウンやその周辺・中心部に近い場所(ゾーン1圏内)でなかなか仕事が見つからないなら、ゾーン2~ゾーン3あたりに狙いを変えることも戦略の一つです。
6.仕事がある場所に引っ越し
私がニュージーランドワーホリで出会った友人は、オークランドでフルタイムの仕事が見つからず、クイーンズタウンの求人に応募したところ採用され、2週間後に引っ越し(都市移動)しました。
ワーホリでは、同じ都市に1年間滞在する必要はありません。
仕事の選択肢がイマイチなら、思い切って仕事がある場所(仕事が見つかった場所)に引っ越したり、環境を変えると流れがいい方向に変わることがあります。
7.人手が足りない場所に行く
都市部は必然的に仕事が集まるため、仕事が見つけやすい状況であることは間違いありません。
ですが、その中でなかなか仕事が見つからないなら、発想を転換して、あえて人手が足りない場所に行くことも手段の一つです。
もちろん、仕事が必ず見つかる保証はないので、リスクがゼロと言い切れないのが現実…。
ですが、世界遺産のある場所や人気のリゾート地は、「ホテル・観光業」の仕事で人手が足りないとよく聞きますし、ファームジョブも人手がほしい仕事の一つです。
8.必要であれば有給インターンを使う
- 自力で仕事が見つからない
- 引っ越しするリスクが大きくて怖い
- ファームには良し悪しがある
これまで紹介した方法がすべてピンとこないなら、「有給インターン」という方法があります。
有給インターンを簡単に説明すると、数十万円の紹介料を支払いリゾート地のホスピタリティ系の仕事を紹介してもらう制度です。
メリットとしては、
- 最低限の労働時間が確保される
- 住む場所が提供される(家賃の有無や価格は派遣先によって異なる)
- これまでに誰かが派遣された仕事場なので実績がある
などの点があります。

成功した理由は、
日本にいる時から「有給インターンを利用する」と決めて資金を確保
↓
観光シーズン真っ只中の忙しい時期に働けるようにワーホリプランを組む
↓
求人募集が出始めるころにインターン先を探す
↓
毎日忙しいためシフトや勤務時間が減らない
↓
お金を使う場所がないため貯金ができる
という好循環を計画的に作ったからです。
その一方でデメリットもあり、
- 仕事が早く終わると働いた分しか給料にならないため全然稼げない
- 仲介業者に聞いていた話と違う
- 実際行ってみたら劣悪な環境
といったケースもゼロではありません。
就業先によって状況が異なるので、運悪く稼げないケースに当たることもあります。

手数料が高額のため、積極的におすすめはしませんが、必要であれば利用するのもアリかと思います。
ワーホリの仕事探しで心が折れないための気構え
「簡単に仕事が見つけやすい」と言われる日本食レストランや日本人雇用主の仕事でも、なかなか仕事が見つからない人もいるでしょう。
そんな中で心が折れないためにも、まずは、「日本よりも仕事を見つけることが難しい海外で、仕事探しに挑戦している自分」を認めてあげましょう。

また、履歴書を数件配っただけで心が折れてしまうこともあると思いますが、私はなかなか仕事が見つからなかった時にこんなアドバイスをされたことがあります。
「100件の求人に応募したり履歴書を配って、どこからも返事が来なかったら、初めて落ち込んでもいい」
「バンクーバーでいい仕事を見つけることは、永住権保持者でも至難の業よ!」
人によっては、海外の仕事探しの大変さに直面して気が遠くなることもあるようですし、私は仕事がなかなか見つからなくて思い詰めていた時期もありましたが、
- ワーホリの仕事探しは永住権保持者より難しいことが前提!
- 仕事が見つからなくても不思議じゃない!
- 自分にできることを全部やったら後は気楽に行こう!
という気構えでいたら、心が折れることなく仕事探しを続けられました。
仕事がなかなか見つからなくても、人と比べず、自分のやりたい仕事に向かって進んでいくことがエネルギーを切らさないポイントの一つです。