こんにちは、カナダのバンクーバーにワーキングホリデーに行ったら日本円が底をついたチファニーです。
「ワーキングホリデーでお金が稼げる!」という話はよく聞くと思うのですが、私のワーキングホリデー経験の中で、カナダのワーホリ生活だけは金銭的に苦しい思いをしました。
今日はその3つの理由をお話ししようと思います。
私と同じことをしなければ、極貧生活だけは免れることができると思いますよ(笑)
目次
【根本原因】BC州バンクーバーは最低賃金が安い
まず、カナダの州ごとの最低賃金を見てください。

引用元:https://www.retailcouncil.org
これを見るとわかりますが、私が滞在していたバンクーバーのあるBC州(ブリティッシュ・コロンビア州)は、最低賃金が$12.65で特別高いわけではありません。
バンクーバーは日本人留学生やワーホリメーカーに大人気の街ですが、もっとお金が欲しいならアルバータ州やオンタリオ州に行った方が時給はいいことは確かです。
また、バンクーバーでは現地の人でも仕事を掛け持ちしている人の割合が多いと聞きます。
「みんなバンクーバーに来たいから、賃金上げなくても人が集まるのよね」と日本語クラスの生徒が言うくらい、他都市から人が移り住む都市なのです。
ちなみに、オーストラリアやニュージーランドのワーホリで、ローカルのオフィスでの仕事となると時給が$20~$25も普通にあります。
でも、私がバンクーバーで面接を受けたオフィスの仕事は、月給$2000からのスタートも当たり前でした。
「え!?待って、月給!?」って思いますよね?
オーストラリアからカナダにワーホリに来た私の感覚では、給料が3割以上カット状態…。
そしてその月給$2,000から、さらに税金が引かれます。

カナダの最低賃金は、ワーキングホリデー人気国の中でも安い方なのですが、その比較はこちらで詳しく説明しています。
チップの支払いがない仕事をした
カナダで働くことの魅力の一つは「チップ制度」なのですが、チップはウエイトレスやバンケットスタッフなど、お客様にサービスする仕事じゃないともらえません。
ワーキングホリデーで現地入りしている人たちの間では、「チップがもらえて、まかないもある仕事の方がいいよ!」という話をよくするのですが…
私がやっていた仕事は、チップがもらえない日本語教師。
当然まかないもありませんので、食費を浮かせることもできませんでした(泣)
さらに日本語教師をすることで、こんな現実が待っています。
働いた時間分しかお給料が出ない
そう!日本語教師って、授業をした分のお給料しか出ないのです!
つまり、以下の作業はタダ働きとなります。
- 授業のプランニング
- 教材の準備
- 宿題、テストの採点
- 欠席生徒への連絡、メールのやり取り
- 交流イベントの企画・開催
一応、掛け持ちでオンコールの仕事はしていましたが、授業を持っている日にオンコールがあると仕事を入れられません。
また、最初の頃は教材の準備に時間がかかってしまうので、なかなか新しい仕事を始めることに気力が回りませんでした…。

でも、私の職場ではタスクに応じてお金が発生する仕事もありましたので、積極的に取り組めば(少額ですが)プラスでお金をいただけたという点に関してはラッキーでした!
ちなみに、働いた時間しかお給料が発生しないのは語学学校の英語の先生も一緒で、私の友人の英語の先生も掛け持ちは当たり前。
でも、先生を辞めた現在は収入が増えたというのが現実です(笑)
カナダ・ワーホリで生活苦にならないためにはどうするべき?
これからカナダへワーキングホリデーに行く人へ、生活苦にならないためのアドバイスをするとしたらこう言います。
1.チップ・まかないのもらえる仕事をする
チップの収入って、バカにならないんですよ!
今思うと、「日本食レストランでも、お金になるならそれでよかったかも…」と思うくらい!
もし英語力が高いのであれば、ホテルのバンケットスタッフだと時給も高いしチップももらえて、たまに食べ物をつまみながら仕事ができるみたいです(笑)

2.できれば格安のシェアハウスに入居し、支出を抑える
バンクーバーのシェアハウス相場はワーホリで行ける他の国に比べ比較的安いのですが、探せば家賃$300~$450/月のシェアハウスもあります!
それでも他都市と比べると、バンクーバーはまだ仕事がある
バンクーバーの賃金は確かに安いです。
でも私は、永住権を目指して弁護士さんに相談したときに、「他の都市だとトロント以外仕事がないから…」ということでバンクーバーを選んでいます。
ローカルの仕事を見つけるのは大変かもしれませんが、求人がゼロなわけではありませんし、英語ができなくても日本食レストランがあります。
まぁ、「仕事は選ばなければどこにでもある」というのは世界共通ですが、お金がなくて生活が苦しかったら貯金どころではないですし、どんな仕事でもやらなきゃいけない時ってあるんですよね。
