ホームステイについて調べ始めると、必ず目にする「トラブル」という言葉。
言語も文化もバックグラウンドも違う、海外のホストファミリーとの生活に不安になっても仕方ありません。
実際私は、ホームステイトラブルに巻き込まれてしまった人をたくさん見てきました。
しかし、ホームステイトラブルに巻き込まれないように事前に回避したり、何かあってもダメージを最小限にとどめる方法があります!
そこでこのページでは、実際に起こったホームステイトラブルをもとに、
- ホームステイしなくても留学・ワーホリする方法
- 最悪なホームステイ先に当たってしまった時の解決策
- ホームステイしたい人が事前にリスクを減らす方法
を紹介します。
ホームステイを経験したい人も、「実はホームステイはしたくない」と考えている人も、知っておいて損はありません。
目次
実際あったホームステイトラブル事例13選
それではまず、実際あったホームステイトラブルを一覧でまとめます。
- ホームステイ先のご飯がひどい
- 食事の量が少ない
- 冷蔵庫や食品棚を使わせてもらえない
- 洗濯機を使わせてもらえない
- 朝も夜もどこにもホストファミリーがいない(会えない)
- ホストファミリーが英語を話さず疎外感がある
- お風呂(シャワー)が5分まで
- シャワー後のヘアドライヤー使用禁止
- ハウスルールが厳しい
- 就寝後・夜中のトイレ使用禁止
- ビジネスライクで冷たい
- ホストファミリーがヒステリー気味で怖い
- 同じホームステイに滞在している他の留学生とのいざこざ
1.ホームステイ先のご飯がまずい(ひどい)
「ホームステイ先のご飯がまずい(ひどい)」という問題は、お世話になるホストファミリーの人種の違いや、何を食べて育ったかが日本人と違うので、仕方がありません。
ですが、食事の味付けが独特すぎて吐きそうなほどまずいけど、いつも我慢して食べていた友人は、さすがに不憫に思いました。
料理に使われている材料が、ホストファミリーの出身国特有のものだと、調味料を使って改善を試みても手の施しようがないのです。
2.ホームステイでの食事の量が少ない
海外の家庭の食事は基本的に質素なことが多く、ホームステイ先での食事の量が少ないという相談もよく受けました。
日本のように、夕食におかずが何品も出てくるところは滅多にありません。
ディナーのメニューが食パン1枚のみ!という家庭があるのはよく聞く話。
いつも十分な夕食が用意されていないため、帰宅前にスーパーで食べ物を買って帰る友人もいました。
3.ホームステイ先の冷蔵庫や食品棚を使わせてもらえない
ホームステイの多くは、2食(朝・夕)か3食(朝・昼・夕)の食事付きの契約が多いのですが、ホームステイ先での食事の量が少ない場合、自分で作らざるを得ないことがあります。
不満があっても自分で解決策を見出し、対処しようと努力する健気な日本人留学生…
なのにも関わらず、私が勤めていた語学学校では、冷蔵庫や食品棚のスペースを貸してくれないホームステイ先がありました。
悔しいですが、食材のストックができないために食べものを腐らせると、逆にホストファミリーから苦情が入るという理不尽なこともあります。
私がこの相談を受けた留学生は、残り1ヶ月でホームステイの契約が切れるところだったので、早めにホームステイを解約してシェアハウスへ移ることを提案。
2日後には気に入ったシェアハウスを見つけ、最終的には2週間早いお引越しとなりました。
また、私のヨガの先生がアメリカにホームステイをした時は、「食事なし(自炊)」を選んだのにも関わらず、冷蔵庫に鍵をかけられ全く使わせてもらえなかったようです。
4.ホームステイ先で洗濯機を使わせてもらえない
ホームステイ先で洗濯機が使えるか?に関しては、ホストファミリーにより異なります。
- ホストファミリーが洗濯する日に声をかけてくれるケース
- 洗濯物を出しておけばホストファミリーが勝手に洗濯機を回してくれるケース
- 生徒が洗濯機を操作するのは禁止だけど、使いたいときはファミリーに一声かければOKなケース
ですが、先ほど述べた「洗濯機を使わせてもらえなかったヨガの先生」の例では、洗濯機に鍵がかかっていて、鎖まで巻かれていたそうです。
さらに追い打ちをかけた出来事が、ホストファミリーがいつも家にいなくて全く会えないというトラブルでした!
5.朝も夜もどこにもホストファミリーがいない!(会えない)
ホームステイの最低限の契約は、「生徒に部屋を提供する」こと。
語学学校やホームステイ手配業者の場合、食事付きのケースがほとんどですが、ホストファミリーにも仕事や予定があるので、毎日一緒に過ごす時間を作るのは無理があるでしょう。
ホストファミリーの食事の時間がみんなバラバラな家庭も珍しくなく、この点は日本の家庭と同じです。
ただし、ホームステイトラブルとして苦情に挙げられるケースでは、
- ホストファミリーが家にほとんど帰ってこない
- 食事の用意はされているが、ホームステイ先ではいつも一人
ということが稀にあります。
夏休みを利用して3週間の短期留学で来ていた20歳の大学生がこのファミリーに当たってしまったと聞いた時には、どうすることもできませんでした…。
6.ホストファミリーが英語を話さず疎外感がある
ホームステイでは、基本的にホストファミリーは生徒の前で英語を話すことが大前提。
「英語でコミュニケーションが取れるか?」は、ホストファミリー登録審査でホームステイコーディネーターがしっかり見極めます。
ですが残念ながら、生徒が目の前にいるのに英語を話さないホストファミリーが一定数存在するのが現実…。
「人種のるつぼ」と呼ばれる都市の中心地では、移民家庭のホストファミリーもあり、第一言語が英語ではない場合もあります。
そうなると、英語圏に留学に来ているのに、食事中の会話が英語ではないという状況も発生します。
移民家庭に滞在しても、英語でコミュニケーションが取れ、有意義な滞在になった友人もいたのですが、高い留学費用を払って苦い経験をしたのは私のメキシコ人の友人です。
移民家庭でも温かいホストファミリーはもちろんいます!
7.ホームステイ先でのお風呂(シャワー)が5分まで
ホームステイ先でのお風呂(シャワー)が3~5分までというトラブルは、特にオーストラリアでよく聞きます。
水不足の問題があったり、タンクにお湯をためて使用している家庭もあるため、制限時間が設けられているのです。
お湯を必要以上に出しっぱなしにしたり、誰かがお湯を使いすぎると、他の家族が水シャワーになってしまうことは、オーストラリアのホームステイでは”あるある”な話です。
しかし、「シャワー5分」の意味が、
- シャワーからお湯を出す時間が5分なのか?
- シャワールームに滞在する時間が5分なのか?
で対処法が変わります。
シャワーからお湯を出す時間が5分なら、洗顔・洗髪・身体を洗ってから一気に泡を洗い流す方法で対処できますが、シャワールームに滞在する時間が5分は短すぎます。
8.シャワー後のヘアドライヤー使用禁止
オーストラリアのホームステイ実例で「お風呂(シャワー)が3~5分まで」の次によく聞くのが、「ヘアドライヤーの使用禁止」という厳しいルール。
オーストラリア人女性でも、洗髪の後にドライヤーで髪を乾かさない人もいるのは事実。
電気代が高騰しているので、節約を心がけている点は理解はできますが、さすがに冬になると風邪をひく可能性もあるため、相談することをおすすめします。
9.ホームステイ先のルールが厳しい
海外には、異常なまでにルールが厳しいホームステイ先が存在します。
【厳しすぎるルール①】毎回シャワーの後にバスルームの水滴を1滴残さず拭き取る
ホームステイで海外の過程に滞在するのなら、最低限守らなければいけないマナーはあります。
- シャワー後に床が濡れてしまったら拭く
- シャワー後の排水溝の髪の毛を片付ける
ですが、毎回シャワーの後にバスルームの水滴を1滴残さず全部拭き取らなければいけないという厳しいハウスルールのホームステイ先に当たった友人がいました。
ホストファミリーも同様に、毎回シャワーの後にバスルームの水滴を1滴残さず全部拭き取っているのなら「このファミリーの生活習慣なんだな」と理解は可能。
ですが、自分たちはそんな面倒なことはせず、留学生だけに厳しいルールを課すことがあるのです。
【厳しすぎるルール②】週末は半ば強制的に家全体のクリーニング
フィリピン人家庭に滞在していた、バンクーバーで出会った友人のケース。
彼女のホームステイでは、毎週日曜日は半ば強制的に家全体のクリーニングというハウスルールがありました。
ハウスルールなら仕方がないかもしれませんが、友人のケースで最悪だったのは、どんなに体調が悪くても手伝い必須で休ませてもらえないという点です。
彼女は利用した留学エージェントから「その家庭は+Aファミリーという評価が高いファミリーだ」と聞いていたため、ホームステイとはそんなもんだと諦めていたようです。
実は私も同じ時期に+Aファミリーのホームステイ先に滞在していましたが、彼女のホームステイ先の環境とは大違い!
ホームステイ先でのクリーニングは、自分の部屋は自分で掃除することが基本ですが、体調が悪かったり予定があるのに家全体の掃除を強制させられるのは個人を尊重していないと判断されることもあるので、違和感や不快感を感じたら担当者に相談し、必要であれば早めにシェアハウスに移ることをおすすめします。
10.ホストファミリーの就寝後・夜中のトイレ使用禁止
先ほどのケースで紹介した「半ば強制的に週末のクリーニングをさせるホストファミリー」ですが、さらに酷かったのが、体調を崩している友人に対し、ホストファミリーの就寝後・夜中のトイレの使用を禁止するというルールを突き付けたことです。
以前、トイレの時間に関して就業規則を作った広東省深セン市の外資系企業があり、非人道的な扱いとして問題となった例があります。
排泄は、生命を維持するために大切な現象なので、苦情を申し立ててもおかしくないレベルです。
11.ホストファミリーがビジネスライクで冷たい
「ホストファミリーは経済的に裕福な家庭が多い」と聞くことがありますが、ホストファミリーの中には、ビジネスでホームステイをしている家庭があります。
「ビジネス」と聞くと冷たい印象ですが、イメージとは違い「ビジネスだからこそしっかりやる」という意識の高い家庭もありました。
同じビジネスでも決定的な違いは、
- ホストファミリーとして留学生を受け入れないと生活が成り立たない家庭なのか?
- ビジネスで留学生を受け入れていて生活が成り立っているから"こそ"しっかり運営している家庭なのか?
という点です。
温かいホストファミリーを好むか?
ビジネスライクだけど無駄に話しかけられなくて心地いいホストファミリーを好むか?
人によって好みは分かれますが、どちらにしても最低限のコミュニケーションは必須なので、必要な情報がもらえなかったり、必要最低限のやり取りさえしてくれないのなら、そのホストファミリー宅での滞在をどうするか検討してもいいかもしれません。
12.ホストファミリーがヒステリー気味で怖い
ホストファミリーがヒステリー気味で怖いというトラブルは、私が働いていた語学学校でのケースです。
小さな子供がいるホストマザーが毎日子供を怒鳴り散らす家庭で、留学生本人は、その余波が自分自身にまで及んでいたように感じ、怒鳴り声の録音付きで苦情となりました。
ホームステイコーディネーターに聞いたところ、留学生を受け入れないと生活ができないホームステイビジネスの家庭でした。
冷静に話し合いができない環境だったり、身の危険を感じた場合、契約期間が残っていても「退去」や「移動」の相談をしたほうがいいかもしれません。
滞在していない分のホームステイ滞在費は返金になるケースが多いですが、近年は厳しいキャンセレーションポリシーを設けている業者もあるため、ホームステイに申し込む前に確認することをおすすめします。
13.同じホームステイに滞在している他の留学生とのいざこざ
ホームステイファミリーと相性が良くても、そのファミリーが受け入れている他の留学生との相性が合わないということがあります。
私のホームステイ経験では、運よく評判の良い+Aファミリーに当たったことがありましたが、実は同じホームステイ先に滞在していたベルギー人のシェアメイトとは相性が悪く、暴言を吐かれたことがありました。
「どちらかが出るまで我慢」という対処法以外思いつかないのが残念です。
トラブルを100%回避!ホームステイなしで留学・ワーホリする方法
ホームステイトラブルを100%回避する1番の方法は、単純ですが、ホームステイをしないに限ります!
そうは言っても、「留学=ホームステイ」というイメージがありますよね…。
でも実際、ホームステイしなくても留学・ワーホリする方法があります!
- 最初からシェアハウスに入居する
- 学生寮(スチューデントレジデンス)に滞在する
- ホステルに滞在する
- Airbnbを利用する
1.最初からシェアハウスに入居する
これまでの留学業界では、最初の滞在方法でホームステイを選ぶ人がほとんどでした。
そもそもホームステイ以外の選択肢がほとんどないという理由もあり、仕方なくホームステイしている人も少なくありません。
しかし、留学エージェントの「スマ留」では、最初からシェアハウスに入居できるプランを用意しています。
最初からシェアハウスに入居するメリットは、
- ホームステイに比べて料金が安い
- シェアハウスを自分で探す手間が省ける
といった「料金」「労力」の部分です。
例えば、スマ留でカナダ4週間の語学留学に「ホームステイ」と「シェアハウス」で滞在した料金を比較すると、最初からシェアハウスに入居した方が料金が安くなります。
ホームステイを「経験としてやってみた方がいいのかな?」と思う人もいるかもしれませんが、私が2回ホームステイをして感じたことは、留学やワーキングホリデー全体を通して見るとホームステイ経験が一番の思い出ではないことです。
ホームステイをしていい経験になったことは、ホームステイを個人契約にするという他の人がやらない経験をしたことなので、それがなければ「他の人と同じ経験」で終わり、特別でも何でもありません。
それよりも、
- シェアハウスで様々な国の人と共同生活する経験ができた
- 現地法人で働けた・海外でもオフィスワークができた
- 帰国してからも繋がっている友達が世界中にできた
といった、ホームステイを出た後の経験や人脈の方が圧倒的な「宝」になっています。
最初からシェアハウスに滞在する方法が気になる方は、スマ留で無料カウンセリングを受けれるので、相談してみると留学準備が一歩前進すると思います!
2.学生寮(スチューデントレジデンス)に滞在する
語学学校に申し込むと、滞在先候補として「ホームステイ」か「学生寮」を選ばせてくれることがあります。
学生寮は、スチューデント・アコモデーション(もしくはスチューデント・レジデンス)と呼ばれていて、基本的には業者によって管理されています。
ホームステイよりも料金が少し高くなりますが、その一方で以下のようなメリットがあります。
- 都市中心部にあるため、通学に時間がかからない
- 自炊や外食など自分好みの食生活ができる
- 他人の生活リズムに合わせなくてよい(食事の時間、門限など)
- 様々な学校の学生が入寮してるのでコミュニティが広がる
- 住んでいる人たちが同年代
とくに、交友関係が広がる点においては学生寮の方が有利です。
3.ホステルやバックパッカーズホテルに滞在する
ホステルやバックパッカーズホテル (略:バッパー)は、低予算で滞在できるアコモデーションです。
トイレ・シャワー・キッチンが共同で、通常のホテルよりも安い傾向があります。
2段ベッドが2~3台入った4~6人部屋のドミトリーや一人部屋など、部屋タイプによって料金が異なりますが、1泊25~45ドルぐらいから部屋を探すことが可能です。
- 旅人や面白い人・語学学校で出会う以外の人に出会える
- 門限・シャワー・キッチンの利用時間を気にする必要がない
- 部屋タイプ・住みたいエリアを選べる
- 落ち着いて勉強できるスペースや時間の確保が難しい
- 部屋に準備されているアメニティ・ドライヤーなどの設備が少ない
- 夕食の時間帯はキッチンが混み合う
- 冷蔵庫のものを使われる可能性がある
4.Airbnbを利用する
Airbnbは、空き部屋を貸し出している現地の人の家に滞在する方法です。
信頼性という観点から、家を提供するホストも滞在したゲストもお互いを評価するシステムになっており、過去に利用した他のゲストのレビューを読んでから予約リクエストが可能となっています。
ホテルを探すように滞在先を探せる点が使いやすく、私が使った感想としては、自分で滞在先を選べる点が気に入っています。
Airbnbのホストの評価は、ゲストへのサービスやコミュニケーションといったやり取りも評価対象なので、Airbnbのホストはホームステイと同じように、
- 部屋・トイレ・シャワー・キッチン・洗濯機の使い方
- スーパーの場所やカフェ・レストランの場所などの周辺情報
- 公共交通機関の利用方法
- 観光情報・割引情報
といった情報をくれます。
Airbnbではキッチンも利用でき、自炊することも可能です。
その他、以下のようなメリットもあります。
- 滞在先を自分で選べる
- 長期滞在割引を利用できることがある
- ホームステイよりも自由でストレスフリー
しかし、初めての留学・ワーホリでいきなりAirbnbは難易度が高い可能性もあり、以下のようなデメリットがあることも忘れてはいけません。
- 予約前のやりとりからすべて英語
- トラブルになった時に相談できる人がいない
- ホストが別な家に住んでいると対応までに時間がかかることがある
- 旅行者しかいないAirbnbもある
また、Airbnbの滞在終了後は、結局シェアハウスに移らなければいけないので、初めての留学だけどもホームステイしたくないという人は、何かあっても相談できる人がいる「スマ留」を利用して最初からシェアハウスに入ってしまった方が安心です。
最悪なホームステイ先やトラブルで辛いときの解決策
私は基本的に「ホームステイは短期(3~4週間)で申し込みましょう!」というスタンスなので、最悪なホームステイ先に当たってもすぐに滞在終了になり、予定通りシェアハウスに引っ越せば済む話です。
しかし、実際トラブルになって困るのは、2~3ヶ月以上で申し込み滞在期間が残っている人が圧倒的多数。
もしも精神的に追い込まれるくらい辛いなら、以下の解決策をおすすめします。
- まずは担当者に相談する
- ホームステイ先を変更する
- ホームステイを解約してシェアハウスに移る
- 学生寮(スチューデント・アコモデーション/レジデンス)に移る
- 【難易度:高】ホームステイを個人契約する
1.まずは担当者に相談する
最悪なホームステイに当たったら、まずは担当者に相談しましょう。
もし、語学学校提携のホームステイを利用しているなら「日本人カウンセラー」や「スチューデントアドバイザー」です。
「ホームステイ・コーディネーター」という手もありますが、担当者によっては立ち位置がホストファミリー寄りなので、まずは、日本人の特徴・文化と現地の文化の違いを知っている人に相談して、勘違いなどがないか聞いてみると気付くことがあるかもしれません。
もしも、ホームステイ手配業者を通して申し込んだなら、手配業者の担当者に連絡しましょう。
語学学校でも手配業者でも、担当者に滞在しているホストファミリーの相談をすると、
- 実はこのファミリーは最近苦情が続いている
- お子さんが小さいから大変みたい
- 本来すごくいいファミリーで今まで苦情なかったけど、何があった?
というように、ファミリーについて教えてくれたり、相談に乗ってくれたりします。
ホストファミリーにネガティブな感情がある時は、相手も何かしら感じているケースが多いので、一旦担当者に話してみるといいですよ。
2.ホームステイ先を変更する
最悪なホームステイ先に当たってしまった時、ホームステイ先を変更することも有効な解決策の一つです。
語学学校手配のホームステイに滞在している場合、基本的に生徒からの申し出があれば、変更が可能になります。
ホームステイ手配業者だと、ホームステイ変更提案を慎重に行うこともありますが、語学学校は(担当者によって)ちょっと不安なことを伝えただけで「じゃぁホームステイ先変えますか?」と軽く提案するところもあり、対応は様々です。
しかし、ホームステイ自体が嫌なら、ホームステイを解約してシェアハウスに移ることをおすすめします。
3.ホームステイを解約してシェアハウスに移る
ホームステイを解約してシェアハウスに移る場合、
ホームステイ滞在費用を全額支払っていても滞在しない期間分は返ってくるケース
キャンセル料が発生するケース
など、様々なケースがあります。
私が働いていた語学学校では、滞在しない期間分は全額返金だったのですが、手配業者はホームステイでビジネスをしているので、申し込む前に確認が必要です。
ホームステイ退去後のシェアハウスの探し方は、以下の記事でまとめています。
3.学生寮(スチューデント・アコモデーション/レジデンス)に移る
ホームステイを長期で申し込んでしまったけど、トラブルのせいでシェアハウスを探す精神的余裕がない…でももうホームステイは嫌だ!
そんな時有効なのは、学生寮(スチューデント・アコモデーション/スチューデント・レジデンス)に移る選択肢です。
語学学校を通してホームステイを申し込んだ場合、同じ語学学校が提携している学生寮に、ホームステイ滞在費の差額分とアコモデーション手配料を支払って移ることもよくあります。
日本人カウンセラーやホームステイの担当者に相談すると、空き状況を確認してくれたり、寮生活について教えてもらえるので、精神的にホッとするのなら学生寮が合うかもしれません。
4.【難易度:高】ホームステイを個人契約する
ホームステイを個人契約する方法は、少し難易度が高いですが、すでに友人やクラスメイトが滞在しているホームステイ先を紹介してもらい個人契約を結ぶという方法で解決できることがあります。
- 友人の紹介なのでお墨付きがあってGOOD!
- 語学学校やホームステイ手配業者への余計な支払いナシ!
などメリットもあるので、当たりを引いた友人のホームステイ先に空きが出そうなら、紹介してもらえるよう交渉してもいいかもしれません。
ホームステイしたい人がリスクを事前に減らす方法
ホームステイのトラブルやリスクを知っても、経験として「ホームステイしてみたい」と思う人が、事前にリスクを減らす方法を紹介します。
- 最初の申し込みは短期で3~4週間にする
- 留学エージェントという強い味方を手に入れる
1.最初の申し込みは短期で3~4週間にする
ホームステイの最初の申し込みは、3~4週間の短期にするのがベストです。
※カナダの場合、シェアハウスの契約が1ヶ月ごとなので、4~6週間の方が良いケースもあります。
ホームステイの申し込みを短期にするメリットは、以下の2つです。
- いいホストファミリーに当たったら延長できる
- ハズレのホストファミリーでもすぐに退去できる
私が語学学校の日本人カウンセラーをしていた時は、ホームステイの相談に来るほとんどの人が、2ヶ月以上の中~長期の申し込みをしていました。
ホストファミリーとの相性によって「当たり」「ハズレ」があるホームステイでは、最低限の申し込みにしておいて、実際にホストファミリーと生活してから延長するかを決める方がリスクが低いです。
ホームステイの契約期限が近づいてきたら、語学学校やホームステイ手配業者から延長希望の確認があります。延長希望の際はその時に伝えればOKです。
2.留学エージェントという強い味方を手に入れる
ホームステイや語学学校の申し込みは自力でもできますが、語学学校提携のホームステイを利用するなら、留学エージェントを通した方が有利な理由が3つあります。
- 留学エージェントを通した方がトラブル対応時の選択肢が増える
- トラブルがあった時に、留学エージェントのプッシュで物事が進むことがある
- 評価の高い優良ファミリーの空きにも限りがあるので、少しでも有利になる選択をするため
ホームステイトラブルがあった時、「変更するか?キャンセルしてシェアハウスに引っ越すか?寮に移るか?」で検討しますが、辛い状況を留学エージェントに話すと、空きが出る(空きがある)シェアハウスの情報をもらえることが稀にあります。
また、ホームステイで苦情が出た際、語学学校は留学エージェントに報告するので連携も強固になります。
なかなか変更先のホームステイが決まらない時に、留学エージェントからプッシュしてもらうようお願いすることも可能です。
語学学校としても、その後も留学エージェントとのお付き合いがあるので、フィードバックは気になるところ。
評価の高い優良ファミリーの空きにも限りがあるので、少しでも有利になる選択をするに越したことはありません。
ただし注意点として、基本的に留学エージェントはすでに現地入りした留学生のサポートよりも、新規の留学生を獲得したいので、利用する留学エージェントによっては親身になってもらえないこともあります。
そのため、ホームステイのキラキラ夢物語を語らない留学エージェントを利用することも一つの手段です。
ホームステイが嫌な人がまずは相談したい留学エージェント
ホームステイが嫌な人が、ゴリ押しされることなく留学やワーホリの相談ができる留学エージェントは、今のところ下記の2つが安心だと思います。
- ホームステイ・シェアハウス・学生寮の滞在を選べる「スマ留」
- 短期のホームステイを推奨している「本気留学StudyIn」
ホームステイ・シェアハウス・学生寮の滞在を選べる「スマ留」
スマ留は、年間8,000人の英語留学生を送り出す海外留学エージェントです。
手厚いサポートを残しながら他社とは異なる画期的なアイデアで費用を安くすることに成功していて、「従来の留学費用の最大半額※」を実現させています。
※2020年及び2023年に実施した業歴10年以上の複数の競合他社を対象とする調査結果に基づく
スマ留の魅力は、費用の安さと自由度の高さで、前途した通り、最初からシェアハウスに滞在することも可能で、その方が費用が安く部屋探しの手間も省けます。
また、「スマ留レジデンス」という学生寮も提供しており、下記の地域で利用できます。
- アメリカ:ロサンゼルス
- フィリピン:セブ島
- カナダ:バンクーバー
- アイルランド:ダブリン
- オーストラリア:メルボルン・ゴールドコースト
- マルタ:セントジュリアンズ
- アラブ首長国連邦:ドバイ
短期のホームステイを推奨している「StudyIn」
本気留学StudyInは、留学コンサルタント全員が大学留学や海外経験をしており、本気で留学したい人に心強い留学エージェントです。
「StudyInネイティブ英会話」というYoutubeを運営しており、チャンネル登録者数が約100万人と人気です。
自社で集客力があり余計な広告費をかける必要がないため、その分サポート力に力を入れられており、留学生のサポートは担当コンサルタント1名とサポート専門スタッフ2名の3名体制です。
そのため、利用者の3割は過去の利用者からの紹介という口コミの威力も持っています。
本気留学StudyInでは、ホームステイ期間は「4~6週間程度」と認識しているようで、私が資料請求したときも、「4~6週間」ほどホームステイしてシェアハウスに引っ越すのが一般的と記載がありました。
留学エージェントの中には、留学中の滞在期間すべてをホームステイで契約しているケースもありますが、長期のホームステイを勧められるのが嫌な人は、一度本気留学StudyInで無料資料請求してみるといいと思います。
資料請求すると、どの国の資料を送付するか?どんな留学が希望か?の確認で電話がかかってきますが、留学を検討している国を伝えるとその国の資料をメールで送付してくれます。
また、無理な勧誘はありませんでした。
実際の体験談は以下で説明しています。
公式サイトはこちら>本気留学StudyIn