留学やワーキングホリデー(以下 ワーホリ)の準備を始めると目にする、ホームステイには「当たり」「はずれ」があるという情報。
海外渡航直後の相談件数で一番多いのは「ホームステイ」の相談であり、私自身も語学学校の日本人カウンセラーとしてトラブル対応をした経験があります。
「カナダのホームステイは ”はずれ” が多い」という話は、カナダに行く前に友人から聞いていましたが、噂通り、ホームステイに不満を抱えている語学学校の友人やクラスメイトの割合がオーストラリアよりも多いと感じました。
そこでこのページでは、
- ホームステイの当たり・はずれについて
- カナダのホームステイで「はずれが多い」と言われる理由
- 当たりのホストファミリーを引いたリクエスト方法
- ホストファミリーがはずれた時の対処法
についてお話したいと思います。
この記事を読んでからホームステイの申し込みをすれば、リスクを最小限に押さえられると思います。
目次
ホームステイの「当たり」「はずれ」とは?
海外留学やワーホリで語学学校に通うと、こんな会話を耳にするようになります。


ここで話されている「当たり」「はずれ」というのは、自分と相性のいいホストファミリーに当たるか?ハズレるか?が基準となっています。
留学生がホームステイでの滞在を終えると、ホストファミリーのフィードバックを行いますが、
- どの国籍の生徒からも評価が高い+Aホストファミリー
- 特定の人種や国籍の生徒からの評価が高いホストファミリー
と分かれるため、必ずしも「評価が良い=自分に合う」という訳ではないのです。
評定スコアが「+A」のホストファミリーでも「合う・合わない」には個人差があります。
具体的な例を挙げると、
- お父さんとお母さんは優しいが、子供と合わなくてストレスになる→ハズレだと思う
- 留学生を気にして声をかけるが、逆にストレスになる→ハズレだと思う
- そもそも「ホームステイ」に対する理想が高すぎる→ハズレだと思う
個人によってホストファミリーに求めるものや考え方が異なり、「あたり」「はずれ」の定義が変わるのです。
カナダのホームステイではずれが多いと言われる6つの理由
カナダのホームステイで「はずれが多い」と言われる理由は6つありますが、すべてが繋がっている印象です。
1.留学生が多すぎる
↓
2.ホストファミリーが足りなくなる
↓
3.ホストファミリーの登録基準が低くなる
↓
4.カナダ育ちじゃなくてもホストファミリーになれる
↓
5.「一石二鳥のホームステイ」というセールストークで売る
↓
6.カナダ価格の高い料金で質の低いホームステイ
1.留学生が多すぎる
日本人にとって、英語の発音がきれいに聞こえる「カナダ」は、留学先として大人気です。
- 英語の訛りが少なく英語が聞き取りやすい
- カナダ人は優しくてフレンドリー
- アメリカ留学よりも費用が抑えられる上アメリカにも近い
- その他多数…
日本人にとって人気のカナダは、その他の国籍の人からも人気が高くて当然。
特に南米出身の学生にとっては自国との時差が少なく、ヨーロッパやオセアニアよりも近くて行きやすいため、留学先としてカナダを選ぶ人が多いと聞きました。
そうなると必然的に、留学生が多すぎるという現象が起こります。
その結果、ホストファミリーが足りなくなるのです。
2.ホストファミリーが足りなくなる
留学生が多すぎると、必然的にホストファミリーが足りなくなるのですが、原因は留学生の数だけではありません。
- ホストファミリーが常に留学生を受け入れてるわけじゃない
- 部屋が空いても留学生を入れないことがある
- 親戚の子供が進学で来るためそちらを優先する
■常に留学生を受け入れてるわけじゃない
ホストファミリーは、1年を通して留学生を受け入れる家庭ばかりではありません。
- 子どもの夏休みなどの長期休暇
- クリスマスやニューイヤーなどのホリデー
といった時期は「家族だけで時間を過ごしたい」と考える傾向があるため、留学生の受け入れを控える家庭もあります。
■部屋が空いても留学生を入れない
留学生のホームステイ用に確保している部屋が空いたとしても、留学生を受け入れないことがあります。
一人の留学生の滞在が終わるごとにインターバルを設け、
- 家族だけの時間を作る
- 次の留学生を受け入れる準備をゆっくりする
といったペースでホストファミリー活動をしている家庭も実際にいました。
常に留学生を受け入れるのは、ホストファミリーにも負担がかかるようです。
■親戚の子供が進学で来るためそちらを優先する
ホストファミリーの親戚の子どもが他の州や街からカレッジ・大学進学などで移住してくるときは、もちろんそちらが優先。
そのため、普段ホームステイ用に提供している部屋は、その先2~4年間埋まることになります。
留学生を受け入れることと違い、大学生やカレッジ生は年単位で滞在しますし、それをきっかけにホームステイの受け入れを止めてしまうこともあるのです。
3.ホストファミリーの登録基準が低くなる
ホームステイ先が足りなくなると、次に関連して起こる問題は、ホストファミリーの登録基準を下げる必要性が出てくることです。
ホストファミリー登録条件には、高いものから低いものまでありますが、主に以下のような例があります。
- 英語でコミュニケーションを取ることができればホストファミリー登録ができる(移民でもOK)
- ホストファミリー夫婦のどちらかの第一言語が英語なら登録できる(英語ネイティブならOK)
- ホストファミリー夫婦のどちらかが現地(地元)で育っていること(ローカル且つ英語ネイティブならOK)
「1」の登録基準は低いため移民家庭でもクリアすることができますが、「3」の登録基準はホームステイ水準を高く保つためにあるので、移民家庭ではクリアできません。「2」の場合、イギリス・アメリカ・アイルランドといった英語圏からの移民ならホストファミリーになれます。
留学先の家庭文化を体験するのなら、「3」の基準のホームステイ先に滞在したいと考えるのが一般的かと思いますが、私が申し込んだカナダのホームステイでは、ホストファミリーの登録基準が「1」でした。

4.カナダ育ちじゃなくてもホストファミリーになれる
ホストファミリー登録基準を下げることで、カナダ育ちじゃなくてもホストファミリーになれる状況が出来上がります。
留学やワーホリは、言語(英語)を学ぶだけでなく留学先の文化を学ぶことも醍醐味。
カナダに行くならカナダの文化を知りたいと思いますし、カナダでホームステイするならカナダの家庭文化が知りたいと思うのが心理かと思います。
でも、カナダの教育を受けて育っていないホストファミリーの場合、カナダ文化をどこまで学べるかは不明です。
5.「一石二鳥のホームステイ」というセールストーク
「一石二鳥のホームステイ」とは、カナダに移民してきた夫婦やカップルの家庭にホームステイすることで「カナダの家庭文化+もう一つの国の家庭文化」を同時に学べるホームステイという定義です。
「カナダ+アジアの国」
「カナダ+ヨーロッパの国」
「カナダ+南米や中東の国」
など、組み合わせは様々。
一石二鳥のホームステイのメリットとデメリットには、以下のようなものがあります。
- カナダの家庭文化+ホストファミリー出身国の家庭文化が学べる
- 欧米料理だけじゃなくエキゾチックな家庭料理が出てくることがある
- 「英語+ホストファミリーの第一言語」が学べることがある
- カナダ本来の家庭文化を学べるかは不明
- 食事が合わなければ最悪
- 英語で会話してくれないことがある
「一石二鳥のホームステイはお得でおすすめ」というセリフは定番のセールストークです。
メリットと同じ数だけデメリットがあるので、メリットを享受できるかは運次第となります。
6.カナダ価格の高い料金で質の低いホームステイ
一石二鳥のホームステイは、カナダ価格の高い料金で質の低いホームステイとなる可能性が最低50%あります。
本来、ホームステイ先の家庭文化を学びたければ、
- 台湾の家庭文化が知らないなら台湾にホームステイに行く
- アルゼンチンの家庭文化が知りたいならアルゼンチンにホームステイに行く
- ドイツの家庭文化が知りたいならドイツにホームステイに行く
というように、本場の方が料金も現地(適正)価格でガチの家庭文化が学べると考えるのが現実的。
そのため、ホームステイ料金が高いカナダで、必ずしも一石二鳥のホームステイを選ぶ必要はないのです。
「はずれ」のホームステイの口コミ
カナダのホームステイで実際に「はずれ」を引いてしまった友人からは、以下のような実体験を聞きました。
- 食べ物が独特すぎて口に合わない
- そもそも生徒の前で英語を話さない
- ホームステイルールが厳しすぎる
■食べ物が独特すぎて口に合わない
上記の中でも一番影響があるのは、食文化の違いです。
例えば、日本人にとってアジア圏の食文化ならまだ理解できるものがありますが、中東諸国の食文化は独特なもののように感じることもあります。
それと同じで、ヨーロッパや南米の留学生にとって、アジア圏の食文化は独特に写るものです。
また、食べものが独特だと感じる理由の一つに「調味料」が原因なこともあります。
ケチャップやデミグラスソース・チリソースで育った文化の人たちが、醤油・ナンプラー・コチュジャンといった調味料に慣れ親しむまでには時間がかかり、逆もまた然りです。
■生徒の前で英語を話さない
移民家庭のホストファミリーの問題の一つに、生徒の前で英語を話さないという実例があります。
英語に訛り(聞き取りずらさ)があったとしても、留学生は語学学校で様々な国のアクセントを聞くので、次第に慣れていくもの。
ですが、そもそも話している言語が「英語」じゃなければコミュニケーションを取ることすらできず、疎外感を感じます。
■ホームステイルールが厳しすぎる
私の友人から聞いた実例には、ホームステイルールが厳しすぎるという口コミがありました。
- 家族が寝た後や夜中にトイレを使ってはいけない
- 週末は毎週必ず掃除の手伝いをさせられる(体調が悪くても強制)
- シャワーの後に水滴を一滴残らずふき取る
その他、ホームステイで実際にあったトラブルについては下記の記事にまとめています。
ホームステイであたりを引いたリクエスト方法
ここで紹介するリクエスト方法は、「あたり」を引くために使った方法ではなく、「最悪なホームステイ先」や「はずれ」を回避するために使ったら、偶然にも当たりを引いてしまった方法です。効果のほどは5%~10%ぐらいだと思っています。
まず、ホームステイに申し込む際、以下のような質問事項が申込書に記載されています(ない場合は留学エージェントや語学学校からのメールで聞かれることもあります)。
- アレルギーはありますか?
- 健康上の問題はありますか?
- 食事制限はありますか?
- タバコは吸いますか?
- 特別なリクエストはありますか?
ここで注目すべきなのは、最後の「特別なリクエスト」ですが、100%保証されませんという注意書きと共にある項目です。
通常であれば、
「フレンドリーなホストファミリーを希望」
「学校までの通学が30分以内のホームステイ先を希望」
といった形で願望を書きますが、「それは保証できません」で終わってしまいます。
そこで私は、「家の中で、英語以外の言語で会話をする家庭は避けたいです」とリクエスト!
結果として、+Aホストファミリーを引き当てることができましたが、もし保証できなければ、「ホームステイ先が最悪!トラブル実例13選と辛いときの解決策」という記事で紹介しているトラブル級の事態となります。
この方法で確実に避けたいのは、受け入れている生徒が目の前にいるのに英語以外の言語で話しているホストファミリーです。
さらにこのリクエストに追加して、「最低限普通に生活ができて、食事中の会話が英語じゃないことで感じる疎外感がなければ国籍や人種は問わない!」と強調して伝えることも重要となります。
また、家族全員がそれぞれの部屋に入ってからも英語で話しているか?については留学生が踏み込むことではないので、伝え方には注意が必要です。
ホームステイの希望/要望/リクエストを上手く活用する注意点
ホームステイでは、希望や要望を伝えることができますが、リクエストを上手く活用するときの注意点があります。
- 「○○がいい!」というリクエストは保証されない
- ホストファミリーの英語が「ネイティブ」かは気にしない
- 特定の国籍や人種を避けるリクエストはしない
- あまり多くのリクエストをしすぎない
1.「○○がいい!」というリクエストは保証されない
先ほどもお伝えしましたが、「特別リクエスト」は100%保証されないものです。
特にカナダのホストファミリーには移民家庭も多く登録しているので、
「ホストファミリーはカナダ人がいい」
「英語ネイティブの家庭がいい」
とリクエストしても「保証されません」で終わってしまいます。

また、「カナディアンのホストファミリー」や「英語ネイティブ」をリクエストをすると、逆に一石二鳥のホームステイを売り込んでくるケースもあります。
そこでダメ押しのリクエストは、「カナダのホームステイでは家の中で英語を話さないホストファミリーもいると聞いていたので、過去に『家の中で英語を話さない』と生徒からフィードバックがあったホストファミリーは割り当てないようにお願いします」です。
2.ホストファミリーの英語が「ネイティブ」かは気にしない
「当たり」と言われるホストファミリーの中には、英語がネイティブ(母国語)ではない家庭もあります。
- ドイツ人夫婦で母国語はドイツ語だけど英語がネイティブレベル並に堪能
- ダガログ語がネイティブのフィリピン人シングルマザーだけど職業柄経済的に余裕がある
- ベトナムからの移民のお母さんだけど旦那さんが地元の人なので家族の会話は英語
- ルーツは香港で母国語は広東語だけど中学から地元で教育を受けてきたカップル
これらは実際に出会った、英語がネイティブじゃないけれど受け入れた生徒からの評価が良く、ホームステイコーディネーターが優先的に生徒の受け入れをお願いしたいホストファミリーです。
また、上記の例とは逆で、たとえ英語がネイティブでも、受け入れた生徒からの評価が低い「はずれ」のホストファミリーも存在します。
当たりのホストファミリーに近づくためには、英語がネイティブ(母国語)かは一旦気にしないこともポイントです。
3.特定の国籍や人種を避ける言い回しはしない
「家の中で、英語以外の言語で会話をする家庭は避けたいです」とリクエストする時の注意点は、特定の国籍・人種を指定して避ける言い回しはしないことです。
国籍・人種を指定すると、人種差別と捉えられてしまう可能性があります。
例えば、「私の友人が○○という国から移民したホストファミリーに当たり、凄く辛い思いをしたので避けたい」というように、”例”として国名を挙げる場合でも気をつけなければいけません。
4.あまり多くのリクエストをしない
私が語学学校で日本人カウンセラーをしていた時の経験ですが、ホームステイリクエストが多い生徒は、リクエストが少ない(もしくは全くない)生徒よりもホストファミリーが見つかるまでの期間が長い傾向がありました。
実際に受けたリクエストには、以下のようなものがあります。
- 子供がいない家庭じゃないとイヤ!
- 週に3回はステーキを出してもらえないと絶対ダメ!
- サッカーのトレーニングをしてくれるホストファミリーを希望!
ホームステイコーディネーターは、なるべくリクエストを叶えられるようにベストを尽くし、希望に沿わなくても希望に近いホストファミリーを手配できるように配慮します。
でも、上記の例のようなリクエストにこだわることで、本来ならば相性がいいホストファミリーとのマッチングの可能性が低くなってしまうのです。
もちろん、食べ物や動植物などのアレルギーや健康上の問題・心の問題を抱えているのなら、事前に伝えることが必要。
ですが、「はずれ」を回避して「当たり」の確率を上げるためには、追加追加でリクエストをするのではなく、ある程度寛容であることもポイントです。
ホームステイ先が最悪!はずれを引いてしまったら?
リクエストを活用して懇願したのにも関わらず、はずれのホームステイ先を引いてしまったら、留学エージェントや語学学校のスタッフに即相談し、必要であればホストファミリーを変更してもらいましょう!
また、「もうホームステイはしたくない」と思うなら、申し込み期間が残っていても、早めにシェアハウスに引っ越すことも可能です。
ホームステイの残りの期間分の滞在費用は、
- 全額返金になるケース
- キャンセル料を取られるケース
- すでに支払った滞在費用は戻らないケース
など、ホームステイ手配業者や語学学校によって返金ポリシーがありますので、申し込む前に確認しましょう。
ホームステイ先が「はずれ」でもやめておくべき行動
ホームステイ先が「はずれ」で何か問題があったとしても、以下の2つの行動はおすすめできません。
- 何も話さず殻にこもって日本に逃げて帰る
- ホストファミリーへの怒りを態度に出す
■何も話さず殻にこもって日本に逃げて帰る
海外では、問題が起こった時になるべくその場で当人同士の解決が求められます。
日本に逃げて帰った後、日本のお父さん・お母さんから苦情を入れてもらったとしても、何の解決にもなりません。
損をするのは自分で、泣き寝入りで終わってしまうのです。
■ホストファミリーへの怒りを態度に出す
「ホストファミリーは家族の一員として留学生を受け入れる」と留学エージェントやホームステイ斡旋業者に言われることもありますが、現実は「家族」ではありません。
家族間なら、お互いに分かり合えなくてぶつかったり口喧嘩になっても向き合う努力ができますが、留学生が怒りの態度をホストファミリーにぶつけると「苦情」になります。
ホストファミリーも留学生もお互いにリスペクトすることが必要ですし、そうあるべきで、それが理想的。
ですが、留学生に非がなくても寄り添ってくれない業者もありますし、理想と現実は違う、きれいごとでは片付かないから「トラブル」や「当たり」「はずれ」があるのです。

ホームステイのリスクを最小限にするための注意点
それでは最後に、ホームステイのリスクを最小限にするための注意点を紹介します。
1.ホームステイの申し込みは短期にする(3~4週間)
ホームステイではずれることを前提で考えた時、まず最初に手を打たなければいけないことは、ホームステイ申し込み期間をできる限り短くすること!
理想は3~4週間です。
最初の申し込み期間が短ければ、ハズレたときはそのままホームステイ契約を終了することができ、当たりを引いた時はホームステイ契約延長も可能です。

2.語学学校提携のホームステイをするなら留学エージェント利用が有利
語学学校提携のホームステイをするなら、留学エージェントを通したほうが少し有利になります。
もちろん、留学エージェントを利用せず語学学校に直接申し込んだとしても問題はないのですが、少し差が出るのは、①留学エージェントを通して申し込んだ生徒、②個人で申し込んだ生徒、の二者が同時にホームステイトラブルになった時です。
私は語学学校に勤務していたので実感できますが、トラブル時は留学エージェントからもプッシュがある方が心強いですし、何かあった時により迅速に対応してもらえます。
そして、留学エージェントを選ぶ際は、
- 現地サポート料が無料の留学エージェントを利用する(代理店手数料・紹介手数料は無料で当たり前)
- 必ずいくつかのエージェントに見積もりの問い合わせをして比較する
という2つに注意して選んでみましょう!

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