
オーストラリアで25件、カナダで12件、ニュージーランドで3件のシェアハウスの見学をしました。
返信がなかったり、見学前に部屋が埋まってしまった件数も合わせると、実際の見学件数の倍ぐらいのメッセージをシェアハウスのオーナーさんに送っていると思います。
世の中には、海外に行ってすぐに、条件のいいシェアハウスを見つけられてしまう、とてもラッキーな人がいるのは確か。
でも現実は、メールやテキストメッセージの返信が来なくて見学の予約さえも入らず、想像以上にシェアハウス探しが難航したという人もいます。
ホームステイやアコモデーションの退去日が近づいてくると、「このまま見つからなかったらどうしよう…?」と焦る日々。

そんな思いをした私が、3ヵ国で歩き回りながら試行錯誤して行きついた「効率的なシェアハウスの探し方」をまとめてみました。
目次
ネットに張り付け!狙うは前日か当日に募集開始されたシェアハウス!
留学生やワーホリで渡航する人が多い時期(4月や7~8月などの長期休暇)は、必然的に人が多くなります。
そうなると、ホームステイ先からシェアハウスに移るタイミングも重なり、同じ時期にシェアハウス探しをしている人が多くなります。

シェアハウス探しを始めたばかりの頃は、見学予約のメールを送ってもなかなか返事が来ないことが多く、まず最初の壁にぶち当たります。
そんな時に気づいたのですが、返信がなかなか来ないのは、2日以上前に募集開始された物件に連絡した時。
特に、すべての国の人が利用する「英語版のクラシファイド(情報サイト)」で見つけた物件は競争率が高く、
- 連絡しても返事がないことが当たり前
- 何通かメールでやり取りをする間に次に入る人が決まってしまった…
ということもよくありました。
そしてもう一つ気づいたことが、英語版のクラシファイドで見つけた物件に連絡してなかなか返信がなくても、日本語版のクラシファイドの物件ならまだ可能性があるということ。

ただし、日本語版のクラシファイドの物件でも、好条件のものはすぐに決まるので、シェアハウスを探している期間中は以下のことに注意します。
- 情報サイトを頻繁にチェック
- 最新のシェアメイト募集広告を狙ってコンタクトすることを基本にする
シェアハウス探しの期間は、平均して2~3週間になると思うので、全神経をシェアハウス探しに集中させるという感じです。
まずは、「連絡した物件から返信をもらう」という第一歩を踏み出しましょう!
2日以上前に募集開始した部屋のすべてが埋まるわけではないので、すごく気になる部屋があったら連絡を取ってみることは大賛成です。
【実践】質問は後回し!!まずはシェアハウスの見学予約
シェアハウスのオーナーさんがシェアメイト募集広告を出すと、たくさんの連絡を受け取ります。
それを考え、相手に余計な質問をさせる手間を省くために、以下の内容を1通のテキストメッセージにまとめるましょう。
- 簡単な自己紹介
- 入居期間
- 見学希望します!という強い思いと空いている日時
- どうしても聞きたいことがあれば質問事項
と言って終了できればいいのですが、現実は、どんなにうまくまとめても返信が来ない時は全く来ない!!!
確かに、「自己紹介・入居期間・質問事項・見学の希望日時」を1回目の連絡で伝えることは(普通であれば)大事なことです。
オーナーさんが日本人なら、しっかりした文章で連絡すれば、部屋が埋まっていても「すみません、すでに満室です」と連絡をくれる方が大多数。
ですが、英語の情報サイトにシェアメイト募集広告を出しているオーナーさんは、そんな親切丁寧に返信をくれるわけがありません。
そこに気づいてから、本文中に質問事項を書くのをやめ、「興味あるから見学させて!」とだけ書いたテキストメッセージを送る作戦にシフトしました。
聞きたいことがあったら、見学の予定を組んだ後にメールやテキストメッセージで確認ができますし、見学中に直接確認ができるので、まずは見学に行く予定を組むことが最優先です。
見学予約を取る時の英文テンプレート
気になるシェアハウス物件のシェアメイト募集広告を見つけたら、「興味あるから見学させて!」と書いたテキストメッセージを送る。
私の場合、以下のような感じでオーナーさんに連絡していました。
【英文】
Hi. I’m Chifunny, 27 year-old Japanese Female. I saw your room’s advert and am interested in. I’d like to have a inspection if it’s still available.
Thank you.【日本語訳】
「こんにちは、27歳の日本人女性のチファニです。あなたの部屋の広告を拝見し、興味があります。もしまだ空いていたら見学させていただきたいです。」
私の場合、シェアメイト募集開始して2日以内の物件に、上記のような簡潔な文章のテキストメッセージを送るようにしてから、返信を受け取る確率はだいぶ上がりました!
ですが、家賃が安いシェアハウスなら、募集広告を出して1日もたたないうちに、かなり多くの問い合わせを受け取るオーナーさんもいます。
ということで、見つけたら即連絡がマストです!!
そして、上記のテキストメッセージには、こんな感じの返信が来ます(あくまで一例です)。
英文
Hi, thanks for your interest. How about 6:00pm tmrw?日本語訳
「やぁ、興味持ってくれてありがとう。明日の6:00pmはどう?」
シェアハウス探しでよくあるのは、「明日大丈夫?」という何とも急な提案。

もし、翌日の都合がいいのであれば、「OK」と返信をして見学に行っちゃいましょう!
メッセージを送っても返事が来なさすぎる時の最終手段
この手段は、私以上にシェアハウス探しに苦戦した、ニュージーランドのウェリントンに住んでいた友人から教えてもらった手段です。
まず、彼女がシェアハウス探しをしている時に気づいたことは、以下の2つ。
- シェアメイトを募集しているオーナーさんは、パーフェクトな英語ができる人とは限らない
- 基本、メッセージなんてたいして読んでない
そう!実は、ダラダラ長く書いてある方が逆に読んでくれない場合もあります。
ということで、究極に近いぐらい無駄を省いたメッセージがこちらです↓↓
Name: Chifunny
Japanese female
Work: full time
Stay: 11 months
Viewing
16:00-19:00 Tmrw
15:00-19:00 Fri
10:00-19:00 WeekendThank you.

私の友人は、最後の「Thank you」すら入れないという荒業に出ていた時もあったほど、シェアハウス探しに難航していたようですが、これで返信が来るようになったと言います。
ですがこれは、本当に見学したくても返信が来ないときの最終手段の文面なので、使う必要がないことを祈ります。
もしかしてあなたの現状のせい?一時的にシェアハウスの狙いを変えてみる
英語の情報サイトに載っているシェアメイト募集の広告の中には、フルタイムの学生かフルタイムで働いている人のみを募集している物件があります。
多くの場合、「最初にテキストメッセージで連絡するときに、あなたのことを教えてください」とシェアメイト募集広告に書いてあるのですが、私はこの広告主のオーナーさんから返信を受け取ったことがありません!
というのも、シェアハウスのオーナーさんの中には、家の中にずっといる住人を入れたくないと思う人もいます。
つまりこの質問の裏の意図は、「フルタイムの学生かフルタイムで働いている人以外は相手にするつもりはないから、先に教えてくれ!」となっているんですよね!
こういったシェアメイト募集広告のケースでは、相手の求めている人物像に当てはまっていないなら、いくら丁寧に自己紹介を書いても、「こんな状況ですがダメですか?」とお伺いを立てても、返信は来ません。
ワーホリビザで渡航していて、まだ仕事が決まっていない入国直後の外国人は相手にされません。
そんな時は、一時的に日本人のシェアハウスに狙いを定めてみるというのも一つの方法です。
日本人のシェアハウスなら、到着直後の仕事がない状態でも入居させてくれる物件が多くあります。
そして仕事が決まった後、英語環境のシェアハウスに入りたいと思ったら、また引っ越せばいいですしね!
シェアハウス見学時は必ずボンド(敷金・礼金)を持参
海外のシェアハウス探しでは、ボンドを一番早く払った人がその部屋に入れるケースが多くあります。

逆に言えば、気に入った部屋を見つけてボンドを置いてしまえば、その後の見学はキャンセルしてくれます。
見学までこぎつけ、自分の気に入った部屋を見つけた時、すぐにボンド(デポジット)を払えるよう持参していきましょう!

また、通常のボンドの金額は家賃2週間分ですが、オーナーさんによっては、$50や$100ぐらいをデポジットとして置いて行くことをOKとしている場合もあります。
即決で全額支払うことに抵抗があったり、何かあった時に被害を最小限に抑えるという意味では、部分的に支払う方法もアリです!
まとめ
それでは、ここまで紹介したシェアハウス探しの実践方法をまとめます!
- 狙うは前日か当日に募集開始されたシェアハウス
- 質問は後回し!まずはシェアハウス見学の予約をする
- メッセージを送っても返信が来なさすぎる時は、本文を箇条書きにする
- 一時的にシェアハウスの狙いを変えてみる
- シェアハウス見学時は、ボンド(敷金・礼金)を持参する
まずは、見学の予約が取れるように頑張ってください!
