「ワーホリ後は就職できない」
「ワーホリは帰国後の就職で不利になる」
ワーホリから帰国後、なかなか仕事が見つからなくて無職の期間が長引くと、「ワーホリで人生終わった」と感じるほど不安になります。
地方での転職活動や、募集時期が限られる業界・職種での転職活動はとくに不利になり、「時間がかかるのは自分だけ?」と自分を責めてしまいそうになるほどです。
しかし、ずっと無職の状況から脱出できないわけではありませんし、日本で社会人経験のあるワーホリ経験者は、帰国後にちゃんと仕事を見つけて日本社会に戻っています。
そして、ワーホリ期間がブランクになってしまったり、ワーホリ中の経験に自信がなかったり、これまでの職歴に不安があってもサポートしてくれる転職サービスがあります。
そこでこのページでは、私や私の周りのワーホリ経験者の実体験をもとに、
- ワーホリ帰国後に無職になる理由
- 帰国後すぐに就職できる人の特徴
- 無職期間から脱出するためにやったこと
についてお話しします。
- 入社半年後の定着率94.5%!ブラック企業徹底排除に力を入れるUZUZ(ウズウズ)
- 転職利用者満足度/相談が安心のエージェント等でNo.1を獲得!第二新卒エージェントneo
目次
ワーホリ帰国後の無職期間(再就職/転職活動期間)
まずは大前提ですが、ワーホリから帰国をした人は、ほぼ全員「無職」の状態から再就職活動・転職活動が始まります。
中には帰国後2〜3週間程度で再就職先を見つける人もいますが、稀なケース・転職活動に有利なケース・ラッキーなケースもあったりなど、納得の理由があります(後ほどお話しします)。
平均的な転職活動期間の目安は2~3ヶ月前後と言われていて、自分に合った就職先や長く勤められる企業を探すのであれば、6ヶ月前後かかることもあるでしょう。
周囲の人は毎日仕事をしているのに、ワーホリ帰国後に仕事がなかなか見つからないことで、
- 社会に取り残された気分
- お金が入ってこない苦しさ
- 貯金を切り崩して生活する不安
といった感情を抱くかもしれません。
ですが、ワーホリを経験していない人でさえ転職期間の目安が2~3ヶ月(入社までは3~6カ月かかることがある)なので、すぐに仕事が見つからなくても焦る必要はありません。
ワーホリ帰国後に無職!就職できない・不利になる理由
それではまず、ワーホリ帰国後に就職できなくて無職の期間が長引いたり、就職が不利になる理由を紹介します。
- 【住んでいる地域が不利】地元が田舎で仕事がない
- 英語力やスキルを活かせる仕事の求人数が少ない
- 求人が少ない時期に就職活動をしている
- 希望する仕事が半期ごとの募集&決まった時期に勤務開始
- キャリアチェンジに挑戦している
- ワーホリ前にアルバイト経験しかなかった
- ワーホリに行く人は毎年数万人で飽和状態
- 「ワーホリは遊び」というイメージが強い
1.【住んでいる地域が不利】地元が田舎で仕事がない
まず大前提ですが、住んでいる地域によって求人数が変わり、とくに地方での転職活動は不利になります。
地方の中途採用の求人には、正社員なのに総支給額が16~18万円程度といった求人も多く、手取りにすると12〜14万円程度になることもあるため、「とてもこのお給料じゃ生活できない」と感じるケースが少なくありません。
地方でも、介護職・保育師・看護師といった資格が必要な仕事や常に人手不足の業界なら求人がありますが、その他はパッとしない求人だったり、パート・アルバイト求人が多い印象です。
地方から仕事がある都会やその周辺地域への引っ越しを考えたとしても、再就職が決まらなければ引っ越し先も決まらないのが一般的かと思います。
そもそも論として、「再就職→アパートを探して家を借りる→引越しや新生活の準備」というプロセスは数ヶ月単位で時間がかかるので、もうそこは「仕方ない」と割り切りましょう。
2.英語力やスキルを活かせる仕事の求人数が少ない
ワーホリ帰国後には、英語力やスキル・海外で働いた経験を活かす仕事に就きたいと考えることもありますが、地方エリアや田舎では求人数自体が少ないです。
英語力を活かせる仕事は、東京・神奈川・千葉・埼玉といった首都圏周辺や、大阪・名古屋・福岡などの地方の主要都市に集中しています。
私の地元の場合、英語の求人は「教育業界」や「英語・英会話業界」のものしかなく、年に数回求人が出るのを見るか見ないか程度です。
- パートの子ども英会話講師
- 数年に一度契約社員の求人が出る大学職員(給料17.5万円)
- 地元に2〜3校しかない英会話スクールの受付(ほとんど求人が出ない)
近年の日本において、英語力を活かす仕事は増えましたが、全国的に均一で分布しているわけではありません。
3.求人が少ない時期に就職活動している
ワーホリからの帰国時期と求人が少ない時期が重なった場合、再就職活動期間が長引くことがあります。
求人が多くなる時期は、
- 4月入社に合わせた1月下旬〜3月
- 10月入社に合わせた8月下旬〜9月
と、半期ごとに波があることが一般的で、上記以外の時期は企業の採用活動が一旦落ち着く印象です。
もちろん、採用活動が落ち着いても全く求人がないわけではありませんが、求職者としても、
- 常に求人が出ている
- 口コミの評判が悪い
- あまりにも給与水準が低い
- 年間休日数が120日以下
といった企業は、ブラック企業だったり短期離職者が多い可能性もあるため、できれば避けたい求人です。
求人が少ない時期の転職活動が悪いわけではありませんが、魅力的な求人の数では劣ると言えるでしょう。
4.希望する仕事が半期ごとの募集&決まった時期に勤務開始
業界によっては、半期ごとしか求人募集されないことや、勤務開始時期が決まっていることがあります。
もちろん、雇用形態を選ばなければ1年中求人が出ているケースがあったり、新年度が開始されてから再度募集がかかるケースもあります。
しかし、1年中求人が出ている会社は「給料が安い」「常に人手不足」といった特徴があり、再募集がかかる会社は「新入社員の早期離職率が高い」可能性もあるため、応募自体を躊躇してしまうでしょう。
長く働ける職場環境を見つけたいと思ったら、
- 業界の特徴・傾向を研究する
- 業界の中でも優良企業を調査する
といったことが必要です。
ワーホリ帰国後の無職期間が多少長くなるかもしれませんが、焦らずにしっかりと向き合っていきましょう。
5.キャリアチェンジに挑戦している
ワーホリ帰国後の再就職活動では、ワーホリに行く前の仕事から、
- 同じ職種で別の業界に転職する
- 同じ業界で別の職種に転職する
といったキャリアチェンジに挑戦することがあります。
キャリアチェンジでも、「同じ職種で別な業界への転職」なら採用されやすいですが、ワーホリに行く前の仕事から「職種」を変更する場合、簡単ではありません。
職種を変える場合、間口が広い「大量募集」だと未経験でも採用されたり比較的仕事が見つけやすい印象ですが、
- スキル・実績・センスが必要な「デザイン系」
- 人気の「企画・広報」や流行りの「Webマーケティング」
- 最難関と言われている大企業・有名企業の「一般事務職」
といった仕事は応募者も多く、経験者が優遇されます。
「未経験OK」な求人は「未経験でもいい人がいたら…」という意味なので、経験者もガンガン応募していることが前提です。
また、未経験OKで異業種転職する場合、面接の話と着任後の業務内容が違うケースもゼロではありません。
私は過去に、 IT関連企業で「業界未経験OK」の通訳業務の仕事を見つけましたが、実際入ってみたら「エンジニア職」の募集で、会社都合で離職票を出してもらったことがありました。
今まで英語が必要なかったけれど、時代の流れで英語が必要になった企業だったので、転職エージェントの担当者が、
- 企業は「通訳・翻訳」の担当者が必要なのか?「技術者」が必要なのか?
- 職種未経験OKなのか?業界未経験OKなのか?
を見極められていなかったケースです。
またブラック企業は、「とりあえず人がほしい」という理由で業務内容を曖昧にしたまま募集をかけることもあるので、注意が必要です!
もしも未経験からIT技術職への転職を希望するなら、UZUZ(ウズウズ)がIT業界の求人を多く取り扱っているので、利用してみるといいと思います。
6.ワーホリ前にアルバイト経験しかなかった
ワーホリ前にアルバイト経験しかない場合、ワーホリ中の仕事探しも苦労しますが、ワーホリ帰国後の就職も難しいと言われています。
それは事実として受け止めなければいけませんが、「アルバイトで何を学んだか?」をアピールできれば採用される可能性もあるため、アルバイトがダメではありません。
実際、ワーホリ前にアルバイト経験しかなくても、
アルバイトの仕事の中で圧倒的なコミュニケーション能力を身につける
↓
ワーホリ中に留学エージェントで働く
↓
創業者に気に入られる
↓
現在も働き続けている
という人を知っています。
アルバイト経験しかないことはコンプレックスに感じたようですが、だからこそ「ワーホリ中に英語力を伸ばして奮い立たせた」と話していました。
また、アルバイト経験しかない人が、いわゆる「一般的な転職活動方法」で正社員経験者と戦って疲弊しているケースも少なくありません。
もちろん、一般的な転職活動のやり方でも再就職できる人もいますが、もし長期間苦戦しているのなら、第二新卒・既卒・フリーター・ニート・短期離職・ブランク有・大学中退といった職歴や社会人経験に不安がある人の正社員就職をサポートする転職エージェントを利用してみるとあっさり決まるかもしれません。
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※職歴不安じゃなくても「20代」なら対象年齢になっているので、再就職活動で苦戦しているなら相談してみる価値ありです!
7.ワーホリに行く人は毎年数万人で飽和状態
20代で海外にワーホリに行く人は、毎年数万人います。
そのため、「ワーホリに行った」ことは特別でも何でもありません。
海外留学をしても帰国子女だったとしても、どんなに頑張って英語で学習しても、「英語ができるだけじゃダメだよね」と言われる今の時代。
ワーホリで海外に行った後に現状維持のままなら何とかなるかもしれませんが、もしも成長やキャリアアップ・スキルアップを目指すなら、英語以外の「+α」のスキルを身に付けたり、人とは違う経験をしなければ厳しいです。
8.「ワーホリは遊び」というイメージが強い
ワーホリのことを「ただの制度・ただのビザの種類」と考える人にとっては残念ですが、ワーホリのことを知らない人にとっては、やはり「ワーホリは遊び」というイメージが強いです。
海外の現地法人で年俸制で働いても、地元の人たちと同じ条件や雇用形態で働いても、「ワーホリ」というビザステータスだけでバッサリ切り捨てられることもあります。
しかし、採用担当者の中には「中身」を見て理解してくれる人もいるので、諦めてはいけません。
例えば私の場合、
- 自分にとって何を重要視するかを決める
- キャリアの棚卸しをしっかりやる
- 希望する業界・職種とこれまでの経験をすり合わせる
- ワーホリ中に働いた会社の業務内容をしっかり職務経歴書に落とし込む
- 数字で書ける実績以外の「小さな実績」も盛り込んでいく
- 複数の転職サービスのプロから履歴書添削を受ける
といった作業を続けた結果、ある時期を境に書類選考通過率が一気に上がり、複数の会社から内定をいただけました。
そこで感じたことは、ちゃんと中身を見てくれる企業には中身を見る人が働いているということです。
逆に言うと、中身を見てくれない企業は、高い確率で「自分には合わない企業」になるでしょう。
ワーホリ帰国後に無職期間が短い人の特徴
私の周りにいるワーホリ経験者の中で、ワーホリ帰国後に無職期間が短かった人の特徴を紹介します。
- 元の職場に戻った
- 地元の実家周辺に仕事がある
- 仕事内容・職種にこだわらない
- ワーホリ前(前職)のキャリアと同じ職種の仕事に就く
- ワーホリ中の仕事・職種と関連している就職先
- ワーホリ中にめっちゃ頑張った
- ワーホリ中から帰国後の就職準備をしていた
- 独立・起業を目指して個人で活動を始める
1.元の職場に戻った
私の友人で何人かいる、元の職場に戻った人の特徴です。
- ワーホリ前に数年の社会人経験がある
- 経験が活かせる・経験者の需要がある職種
- ワーホリ前から元の職場のトップと良好な関係を築いていた
- 元の職場が常に若手の人材不足
- 若い人の働き手が少ない地域・エリアが地元
こういった要素が重なると、ワーホリに行く時に会社を退職しても、帰国後に元の職場に戻れる可能性があります。
職種の例としては、
- 歯科助手
- ホテルフロント
- 地元の企業の一般事務
- 講師やインストラクター業
など様々です。
中でも一番大事なことは、元の職場のトップと良好な関係を築いていることが大きな要素になります。
2.地元の実家周辺に仕事がある
ワーホリから帰国後は、多くの人が一旦実家(地元)に戻ることになると思います。
そんな時、実家から通える場所に仕事があることも、無職期間が短い人の特徴です。
3.仕事内容・職種にこだわらない
仕事が早く見つかる人の特徴として、仕事内容や職種にこだわらないという特徴があります。
今の時代、正社員の求人でも、魅力がない求人なら全く応募書が来ないことはザラです。
仕事内容や職種にこだわらず、「とりあえず就職」という考え方なら、すぐに見つかるかもしれません。
仕事内容や職種にこだわらない場合、「やってみたら違かった」と短期離職に繋がる可能性もあるので、早く再就職先を探すよりも、自分の特徴が活かせて希望に合った仕事を選ぶことをおすすめします!
4.ワーホリ前(前職)のキャリアと同じ職種の仕事に就く
ワーホリ前のキャリアと同じ職種の仕事を探すと、過去の経験が活かせるので、転職活動がしやすいです。
例えば、ワーホリ前の経験が「営業」だった場合、20代〜30代の若手の営業を探している企業が多いため、「業界」に特別なこだわりがなければ有利になります。
ただし、「20代男性活躍中」「30代女性活躍中」といった記載がある求人で、自分の年齢と性別が当てはまっていない場合は採用の可能性が低いと言われています。
5.ワーホリ中の仕事・職種と関連している就職先
これは希なケースですが、ワーホリ中とワーホリ帰国後のキャリアが関連していると、就職に有利になります。
代表例で言うと、旅行関係・ホテル・観光業界への就職・転職です。
実際、海外の現地ツアーガイドの仕事を手に入れることはそんなに難しくなく、私自身もフルタイムのツアーガイドで採用されたことがありました(応募者全員が採用されたというオチでしたが…)。
もちろん、ワーホリで仕事を見つける難易度は、渡航する国により異なります。
しかし、旅行・ホテル・観光業界は「ワーホリ経験を活かせる+慢性的な人手不足」なので、興味がある人にとっては狙い目です。
6.ワーホリ中にめっちゃ頑張った
先ほど話した「ワーホリ前にアルバイト経験しかなかったのに現地の留学エージェントにそのまま就職した」ケースと同じく、ワーホリ中にめっちゃ頑張ると、その頑張りが評価されて就職できることがあります。
ただし忘れてはいけないことは、採用する企業の面接担当者がとても理解のある人という、ラッキー&恵まれた環境がある点です。
「頑張れば努力は実る」は50%当たっていると思いますが、努力しても結果が出ないことも現実。
ワーホリ中にめっちゃ頑張ることが前提にあって、その上で「いい転職エージェント・いい就職先・いい上司」に出会える要素が必要不可欠です。
7.ワーホリ中から帰国後の就職準備をしていた
ワーホリ後にすぐ就職できた人の中で、ワーホリ中から帰国後の就職準備をしていたことが功を奏した例があります。
以下は、エステティシャンから貿易事務へのキャリアチェンジに成功した友人が実践していたことです。
- ワーホリ中に TOEIC スコア840点を取得
- ワーホリ中に「英語を話す仕事経験」をする
- 仕事の中でアドミ業務を買って出る
職種も業界もガラッと変えた再就職活動でしたが、帰国後の就職のことを考えて、ワーホリ中から地道に準備をしていたことが結果につながった例です。
人事・総務・経理などの管理部門で行う事務業務やサポート業務全般のこと。
8.独立・起業を目指して個人で活動を始める
ワーホリ帰国後の無職期間が短い人の中には、独立や起業を目指して帰国後すぐに個人で活動を始めたケースがあります。
現実的な例で言うと、
- ヨガの先生
- バリスタ
- 飲食店の開業
といった、資格や技術・知識の習得のためにアルバイトや見習いを始めるケースです。
そういった人たちは「無職」という表現が当てはまりません。
自分で事業をつくるときは、一時的に「お金・時間・人との付き合い」を犠牲にしなければいけないため、「再就職」や「雇用される」という基準では語れないことがあります。
【無職期間脱出】就職活動で不利にならないためにできること
ワーホリ帰国後の無職期間の早期脱出を目指して、就職活動で不利にならないためにできることを紹介します。
- 大都市(仕事がある場所)に移住・引っ越し
- 自分自身のスキルや経験の棚卸し
- 希望の職種のリサーチ、求人を見て業界や職種を絞る
- 職種や勤務地・給料の優先順位と妥協範囲を決めておく
- 履歴書と職務経歴書をしっかり作り込む
- プロに相談する
1.大都市(仕事がある場所)に移住・引っ越し
私は東北の田舎出身なので、地元には条件の良い仕事がほとんどありません。
- 興味のない仕事の求人
- 給料が安い仕事の求人
- いつも求人が出ている企業の求人
といったものが多く、もし再就職できたとしても、その先のキャリアが閉ざされていたり、短期離職しそうな仕事の求人ばかりでした。
もし「地元に仕事がない」ことで苦戦しているのなら、都市部への引っ越し・移住も検討して転職活動すると、選択肢が広がります。
2.自分自身のスキルや経験の棚卸し
- これまで経験した仕事
- 持っているスキルや資格
- 日本と海外で行った全てのこと
これらを全部書き出し、自分自身の棚卸しをしました。
そして、
- これから先は絶対にやりたくない仕事
- これから先の人生で続けたいこと
- 活かしたい経験やスキル
に振り分けて、ある程度当てはまっている仕事を探し始めるとベター。
また、これまで働いてきた同僚や先輩・上司によく言われたことを書き出し、自分の強みとして自己PRに盛り込む材料にしました。
- 年収査定や人気企業300社の合格診断
- アピールポイントを発見するための「自己PR発掘診断」
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3.希望の職種のリサーチ、求人を見て業界や職種を絞る
自分自身の棚卸が終わり、希望の職種のリサーチや興味のある求人を探し始めると、だんだんと「実現できそうなこと」「現実的に難しそうなこと」が見えてきます。
場合によっては、
- 給料の相場が安くて経済的に自立できなそう
- パートやアルバイト勤務の求人が目立つ
といったケースもあるので、自然と業界や希望の職種が絞り込まれてくるのです。
4、職種・勤務地・給料の優先順位や妥協範囲を決める
仕事を探す際に決めておかないといけないことは、職種や勤務地・給料などの優先順位です。
また、若干希望に沿わない求人でもどこまでなら妥協範囲か?も想定する必要があります。
100%自分の希望に合った仕事は存在しませんが、妥協した部分を補える「何か」があれば長く働けると思います。
5.履歴書と職務経歴書をしっかり作り込む
履歴書や職務経歴書を作るとき、ワーホリ経験をどう記載するかは悩ましいところ。
ですが、英語での仕事経験や海外での経験をしっかり書いて履歴書・職務経歴書を作り込むことができると、書類選考の通過率が上がります。
「ワーホリ経験は基本的には書かない」と言う人もいますが、
- ワーホリ前の職歴と関連した仕事をワーホリでも経験している
- ワーホリで経験した仕事を帰国後も続けたい
- 職種や業界は違うけど現地法人で雇われたりオフィスワークを経験した
- アルバイトでも日系大手企業で働いた
- 自力で仕事を手に入れた(もしくは自分で作った)
など、少しでも売りになる部分があったら履歴書に盛り込む方が強みになります。
6.プロに添削のお願い・相談する
履歴書や職務経歴書をしっかり作り込んだら、プロに添削のお願いをしましょう。
海外の履歴書は応募先に合わせて作り変えるとことが一般的ですが、日本では「職務経歴書を応募先に合わせて書き換えると良い」とアドバイスされました。
応募先の業務内容に関連していない経験は勤務先名だけ残して省略
↓
応募先の業務に関連しているものをより詳しく書く
というように、募集しているポジションで必要だと想定できる経験をメインに書いていきます。
また、プロに添削のお願いをすることで、自分では気づかなかった強みを教えてもらえることがあります。
例えばワーホリ経験者なら、
「私はこれだけ動けます」と行動力をアピールする!
「海外で働いた=環境適応力や順応性がある」とアピールできる!
といったように、ワーホリでは普通だと思っていることが、他の人から見たらアドバンテージなこともあるのです。
ワーホリ経験を有利にするためにできること
ワーホリ経験を有利にするために日本で準備すること、現地でできること、帰国後もできることを紹介します。
- 世界中どこでも使える英語の資格を取る
- ワーホリ前後の仕事とワーホリ中の仕事に関連性を持たせる
- 現地法人(ローカル企業)で働く
- 無給でも経験を積む
- 1年間働かなくても生活できるくらい貯金する
- 英語での面接練習
- 自信をもってワーホリ経験を話せるようにする
1.世界中どこでも使える英語の資格を取る
ワーホリ中に英語を力を上げることは前提ですが、英語力を証明する資格を取ると、帰国後にも使えます。
ケンブリッジは日本ではあまりメジャーではないですが、
- TOEIC や IELTS と違い有効期限がない
- ビジネスに特化したTOEICと違い、幅広い範囲から出題される
- 日本人にとっては難易度が高いため取得すると差別化できる
- 本当の意味で使える英語力をつけるなら最適
という、合格すると得られるメリットがあるので、短期集中で猛勉強して資格を取ることは有効だと言えます。
人によっては、「実践で使える英語力があれば英語の資格やスコアは関係ない」と考える人もいますが、実践で使える英語力を証明するためには、英語面接を突破する必要があります。
でもまずは、面接に行きつくまでの「書類選考」を通過しなければ面接さえしてもらえないので、「英語の資格」を取っておいて損はありません。
2.ワーホリ前後の仕事とワーホリ中の仕事に関連性を持たせる
ワーホリ帰国後の就職を有利にするためには、ワーホリ前後の仕事とワーホリ中の仕事に関連性を持たせるとプラスになります。
例えば私の場合、ワーホリ前の仕事の業界は「通信業界」、ワーホリ中の仕事の業界は「教育業界」で異なりますが、職種は「営業」と関連性を持たせました。
また、先ほども少しお伝えしましたが、「旅行・観光・ホテル業」はワーホリ中でも帰国後も関連させやすい業界です。
3.現地法人(ローカル企業)で働く
ワーホリの仕事で経験できることの最大の魅力は、現地法人(ローカル企業)で働くチャンスがある点です。
日本で働いていたら、ほとんどの同僚は日本人しかいませんが、多国籍な環境で働くことで学べることがたくさんあります。
日本もこれから外国人労働者が流入してくるので、グローバルな環境で働くためのマインドを知ることは強みになります。
4.無給でも経験を積む
新卒採用がない海外では、企業のインターンで経験を積んでから社会に出ます。
採用のくくりで言うと、「中途採用」に近いです。
ワーホリに行く年齢にもよりますが、帰国後の再就職活動で、
- 新卒カードが使えない
- 第二新卒・既卒に当てはまらない
- ポテンシャル採用がない
ならば、無給でも経験を積むことがワーホリ帰国後の再就職を有利にする一つの方法です。
とくに、現地法人のオフィスワークは競争率が高いので、リファレンスをもらうために無給インターンとして働く人が少なくありません。
5.1年間働かなくても生活できるくらい貯金する
「業界・職種・ローカル環境」が揃っている仕事を海外で探すことは簡単ではありません。
現地の永住権保持者でも「至難の業」と言うくらい、仕事探しが難しい国もあります。
でも、帰国後の就職活動で有利にするには、他のワーホリがやっていることと同じでは差別化できない…。
だからこそ、無給でも経験を積む日本人が一定数います。
そこで必要になることは、1年間働かなくても生活できるくらい貯金をすること!
貯金が底を尽きそうになると不安になり、
- 希望の職種とかけ離れた仕事で手を打つ可能性がある
- 簡単な方に流れる
- チャンスを逃す可能性がある
といったデメリットが増えます。
6.英語での面接練習
日本帰国後にワーホリ経験を活かす仕事を探すとき、採用担当者が日本人ではないケースが時々あります。
また、面接自体が日本語でも、「英語のレベルチェック」が組み込まれていることも何度かありました。
レベルチェックがある場合、最低でも以下の質問に答えられるよう準備しておくことをおすすめします。
- 自己紹介(Tell me about yourself)
- この職種・業界を志望した理由
- これまでの経験
- この会社で何ができるか
- 長所と短所
- その他…
7.自信をもってワーホリ経験を話せるようにする
ワーホリ帰国後の再就職活動において、「海外ワーホリで何を学んだか?」「海外で何をしてきたか?」を自信をもって話せるようになることはとても大事です。
ワーホリ中に仕事が見つからなくて何も学べなかった…と言う人もいますが、面接を受けて採用されて働くことが全てではなく、趣味の延長や何もない環境だからこそ学べることはあります。
例えば、
- 路上で楽器を演奏してお金を稼ぐ・見物客と人脈を作る
- 働き口がないエリアに住んでいたため何でも屋(便利屋)をやり個人客を集める
- 現地でできた人脈(人からの紹介)だけを頼りに10件仕事を得る
といった経験は個性的なもので、差別化できる点になります。
たとえ仕事がなかったとしても、
無いならある場所に移動する!
無ければ自分で作る!
といったことに挑戦できるワーホリだからこそ、楽しいのです。
もちろん、日本で生きている時より苦しいこともありますが、そういった中で「どう行動して、何を学んできたのか?」を自信を持って話せるようになると、伝わりやすくなります。
- 入社半年後の定着率94.5%!ブラック企業徹底排除に力を入れるUZUZ(ウズウズ)
- 転職利用者満足度/安心して相談できるエージェント等でNo.1を獲得!第二新卒エージェントneo
自分に合った就職先を見つけるために注意すること
私がこれまで日本と海外で働いてきた中で、「やめておけばよかった」と失敗したしたことがたくさんあります。
その経験から、自分に合った就職先を見つけるために注意することお話しします。
- 焦って妥協はしない
- 違和感を無視しない
1.焦って妥協はしない
無職期間が長引くと、転職エージェントのリクルーターやハローワークの担当者に紹介された求人で妥協しようとすることがあります。
もちろん、希望にマッチした求人を紹介してくれる点はありがたい!
ですが、もし若干ズレていると思っているのに、焦っていることが原因で「とりあえず妥協して決めよう」と思っているなら、その仕事で満足する可能性は低いかもしれません。
2.違和感を無視しない
再就職活動で選考を進めていると、時々違和感を抱くことがあると思います。
以下は私の実体験です。
- 求人や案件を紹介してくれる担当者の言葉遣いや言葉のチョイスに違和感がある
- 業務内容の説明が本質からズレている
- 担当者のメールの文面・文脈に違和感を感じる
- 選考が遅く期日までに返事がなかったのに採用された
- 企業の面接担当・採用担当・人事担当の言葉遣いや対応が威圧的
- 面接中に話が噛み合わない
- その他…
実際のところ「働いてみないとわからない」ことは確かですが、私は「違和感」があるまま働いた企業で、その正体が数ヶ月後に表面化したことがありました。
逆に、「違和感」に気づいてお断りをした企業が、数ヶ月後に同じポジションの求人を再度掲載していたことも一度や二度ではありません。
違和感を無視して進んでも、後からその違和感が大きくなるだけです。
【大丈夫】ワーホリ帰国後に無職のままの人は少ない
ワーホリから帰国後の就職活動が不利になったり、無職期間が長引くことは、事実としてあります。
だからと言って、ワーホリ後にずっと無職のままの人はほとんどいません。
ワーホリ経験を有利にするためには、ワーホリ前・ワーホリ中から準備することが大事!
もちろん、ワーホリ中に全力で挑戦しても上手くいかなかったり、なかなか仕事が見つからなかったり、途中で断念せざるを得ない状況になることもあったり、アンラッキーなこともあるでしょう。
しかし、
- ワーホリ前にアルバイト経験しかない
- ワーホリ中の職歴を履歴書に書けなくてブランク
- 新卒ワーホリに行き帰国後初めての就職活動だから不安
といった20代でも、正社員就職をサポートしてくれるサービスがあります。
帰国後の再就職活動や転職活動のことが心配で、ワーホリ自体を断念しなくても大丈夫!
まずは、一生で一度きりのワーホリビザを徹底的に使い倒してきてください!
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※職歴不安じゃなくても「20代」なら対象年齢になっているので、再就職活動で苦戦しているなら相談してみる価値ありです!