ワーキングホリデー(以下 ワーホリ)では、数ヶ月の就学が認められていて、ほとんどの日本人ワーホリは入国直後に語学学校に通います。
しかし実際のところ、数ヶ月(短期)の語学学校の英語学習では、期待しているほど英語は伸びません。
そのため、ワーホリ中に語学学校に通うことが意味ないと感じる人もいます。
でも実は、語学学校に通う理由は英語の勉強だけではありません。
そこでこのページでは、私の体験談をもとに、
- ワーホリで語学学校に行かない選択が増えた理由
- 語学学校に行って失敗したこと・無駄だと思ったこと
- 語学学校に行くメリット・行かないメリット
- 語学学校に行かなくてもいい人の特徴
をお伝えします。
目次
ワーホリで語学学校に数ヶ月通って英語力はどのくらい伸びる?
ワーホリの語学学校では、以下のようにレベルが分かれています。
1つのレベルに滞在するのは3ヶ月となっており、ワーホリで語学学校に通えるのは4~6ヶ月(国による)なので、最長6ヶ月通って上がるのは「2レベル」です。
また、ヨーロッパ人や南米人なら数週間~1ヶ月で飛び級するケースがありますが、平均的な日本人ならほぼないと思った方がいいでしょう。
多くの日本人は「Elementary(初級)」か「Pre-Intermediate(中下級)」からスタートするので、その場合、語学学校を卒業するのは「Intermediate(中級)」を修了する頃となります。
「Intermediate(中級)」は、TOEICで言うと500点~600点レベルです。
ワーホリでローカルの仕事をするなら、最低でも「Upper-Intermediate(中上級)」はあった方がいいと言われていますが、英語ができないままワーホリに行くと届かない…。
そのため、ワーホリに行くなら渡航前に日本で英語力を伸ばした方がいいと言われているのです。
また、ワーホリ渡航前の英語力の理想レベル(もしくは最低レベル)は、「中学英語レベルのTOEIC 500点~600点」となります。
ワーホリで語学学校に行かない選択が増えた理由
語学学校に行かないことを検討する人が増えた背景には、様々な理由があります。
- ワーホリ前にフィリピン留学する人が増えた
- SNSで語学学校体験談や情報が手に入るようになった
- オンライン英会話の普及で日本でも英語力を伸ばせるようになった
- 英語よりお金を稼ぐこと(出稼ぎ)が目的
1.【2ヶ国留学】ワーホリ前にフィリピン留学する人が増えた
ワーホリで語学学校に行かない人が増えた理由の一つは、ワーホリ前にフィリピン留学をする人が増えたからです。
フィリピンの語学学校を選ぶ人が多い理由は、以下のようなものがあります。
- 英語圏の語学学校に比べて授業料が安い
- プライベートレッスンや少人数制の授業
- 1日中英語漬けにできる
- 寮での滞在なので通学に時間がかからない
- 1日3食付きなので自炊の必要なし
- 洗濯までしてくれることもある
- 観光地のセブ島なら少し遊びも兼ねることができる
フィリピンで語学学校に通えば、費用を浮かせることができますし、ワーホリ中はビザの残存期間を十分に残して仕事探しができるので、2ヶ国留学を選ぶ人が増えています。
2.SNSで語学学校体験談や情報が手に入るようになった
今はSNSで誰でも簡単に情報が手に入るようになりました。
留学やワーホリ経験者がシェアしている語学学校の体験談には、
- 実際に行ってみたけど学生時代と同じ勉強のくり返し
- 日本人がクラスに多くて意味ない
- 単純に授業が楽しくない
といった内容を目にすることがあります。
語学学校の費用は安くないため、授業料を無駄にしたと感じることがあったり、1年間のワーホリ経験を振り返ってみてたら、実際に仕事で使った方が伸びたと体感する人も少なくないです。
3.オンライン英会話の普及で日本でも英語力を伸ばせるようになった
前提条件として、日本に居ながら英語を伸ばすことができるのは、今も昔も変わりません。
ですが、オンライン英会話が広く普及したことによって、より恩恵を受けられるようになりました。
家に居ながら外国人と話す機会を作れるので、どこに住んでいようと関係ありません。
ワーホリで英語を伸ばす人の特徴の一つに、「日本にいる時から英語を勉強していて土台がすでにできている」という背景がありますが、その手段としてオンライン英会話を利用しているのです。
4.英語よりお金を稼ぐこと(出稼ぎ)が目的
ワーホリで海外に行って驚くことの一つは、賃金(給料・時給)の高さです。
南半球のオーストラリアやニュージーランドでは、最低時給が$20.00(単純計算で約2000円)を超えています。
ワーホリビザでの滞在期間には限りがあり、海外でひたすら稼ぎたい人にとっては語学学校に行っている時間がもったいないため、行かない選択を検討するのです。
【体験談】ワーホリで語学学校に行って失敗したこと・無駄だったこと
私が実際に語学学校に通ってみて、失敗したことや無駄だと思ったことを紹介します。
- 学校選びやコース選びに失敗した
- 友達作りの語学学校は必要ないことがある
- クラスメイトのやる気がバラバラ
- 【日本人大量発生】通う時期をもっとずらせばよかった
- グループディスカッションが意味ないことがある
- 【結論】クラスメイトや国籍比率次第
1.学校選びやコース選びに失敗した
英語学習をする上で、学校選びやコース選びは重要です。
例えば、
- 語学学校のレベル分けが少なくてしっくりこない
- 語学学校の規模が大きすぎる・小さすぎる
- 友達が欲しいけど一般英語コースでは物足りない
- 気楽に行きたいのに案外アカデミックでつまらない
など、学校やコースの選び方を失敗することで「自分には合わない」と感じることが多々あります。
また、語学学校の見学に行ったら「多分あなたには語学学校は必要ない」と言われたこともあったので、語学学校を検討すること自体が意味ないことも…。
まずは現地に入国して、学校見学をしてから行くか?行かないか?を決めることも方法の一つです。
2.友達作りの語学学校は必要ないことがある
語学学校に通う目的は「英語の勉強」だけではなく、「友達作り」があります。
初めての海外で、わからないことをすぐに聞ける「誰か」がいるのはとても心強いです。
ですが、私は友達作りのために2ヶ国目で語学学校に通いましたが、正直、75%は「いらなかった」と感じました。
「いらなかった」と感じた理由は2つあり、
- 語学学校以外の場所でも友達は作れる
- 仕事で出会った人たちの方が仲良くなれた
からです。
語学学校には、3~6ヶ月の短期留学で来ている人もたくさんいますし、ワーホリビザで来ている人なら都市移動することもあります。
SNSの友達の数や繋がりは増えたけど、数ヶ月経ったら語学学校で出会った友達がほとんどその国に残っていないという状況もゼロではありません。
「初めてのワーホリで、様々な国の友達が欲しいから語学学校に行く」という理由なら有意義になると思いますが、自分でローカル環境・グローバル環境に飛び込む度胸があるなら、語学学校に行かない選択もアリです。
3.クラスメイトのやる気がバラバラ
語学学校には、様々な国から様々な事情を抱えた人たちが来ます。
- 英語の資格を取らないと帰国後の就職が有利にならないヨーロッパ人
- 語学学校に在籍(学生ビザで滞在)しているがお金を稼いで仕送りすることが目的の人
- 「留学実績」を作るために来ている人
英語力を伸ばすことが目的であれば必死で勉強しますが、お金を稼いで仕送りすることが目的ならそもそも授業に出席しませんし、留学実績だけ欲しい人は授業に身が入らなくても当然です。
そのため、生徒のまとまりがなくやる気がバラバラなクラスに割り振られることもあるのです。
4.【日本人大量発生】通う時期をずらせばよかった
語学学校には、必然的に日本人が多くなる時期があります。
- 3月~4月の日本の春休み期間
- 7月~8月の日本の夏休み期間
日本の学生の長期休暇の時期が代表的ですが、日本の大学は9月下旬まで休みなので、団体(グループ)で来ている日本人が全員同じ学校に通っているケースもあります。
日本の大学の短期留学プログラムは、25〜50人の大学生を一気に受け入れるので、一時的に学校全体の日本人比率が50%を超えることもあるのです。
日本人は下のクラスに多いとよく聞きますが、外国語大学の学生なら中上級〜上級クラスに入ることもよくあるので、7月~9月末までは全レベルの日本人比率が高いと心得て語学学校に通うかを検討するといいと思います。
5.グループディスカッションが意味ないことがある
語学学校の授業では、生徒同士でグループディスカッションをすることがあります。
有意義なディスカッションになった時は、クラスメイトに役職経験者が何人もいた時です。
一方で、社会人経験がない学生や経験が浅い社会人が集まったクラスでは、ディスカッションにならなかったと聞きました。
語学学校の授業では、生徒同士でのグループディスカッションやディベートを行うことがよくあります。
ですが、
- 英語ができても知識がなくて意見が飛び交わない
- 英語力が低いクラスでのディスカッションはそもそも話し合いにならない
といったデメリットもあるのです。
【結論】クラスメイトや国籍比率次第
語学学校選びで失敗しないためには、
- 学校選び・コース選びをしっかりする
- 通う時期を選ぶこと
が大事ですが、結局のところ、クラスメイトや国籍比率次第で満足度が変わります。
日本人の友達も大事ですが、せっかく海外に行くのに、語学学校に行ってみたら日本人ばっかりでは不満になっても当然ですよね。
語学学校は「行ってみなければわからない」という部分もあるので、それなら敢えて「行かない」という選択もアリです。
ワーホリで語学学校に行かないメリット
ワーホリで語学学校に行かない選択をすると、以下のようなメリットがあります。
- 初期費用や学費を抑えることができる
- お金を無駄にする可能性が低くなる
- 働く(お金を稼ぐ)時間が増える
- 自由に使う時間が増える
- 日本語で話す甘えを少なくできる
1.初期費用や学費を抑えることができる
語学学校の学費は、ワーホリ費用の半分以上を占めます。
単純に考えると、語学学校に行かないだけで初期費用や学費を抑えることができるという結論に至りますね。
浮いたお金は、帰国前の旅行に回したり使わずに日本に持ち帰ることができ、帰国後の再就職活動資金が手元に残るのでメリットです。
2.お金を無駄にする可能性が低くなる
語学学校に通うと、
- クラスが合わない
- 英語力が低くてクラスに日本人が多い
といった可能性があります。
もちろん、コース変更やレベルの変更は自己申告で可能!
ですが不満があると、高いお金を支払ってるのに無駄にしたと感じることもあります。
語学学校は、学校のカラー・雰囲気・クラスメイト・先生次第で良くも悪くもなるもの。
留学エージェントでも各学校の最新情報を把握していないこともありますし、個人手配(自己手配)になると何を基準に選べばいいかすらわからなくなります。
語学学校に通わない選択をすることで、お金を無駄にする可能性は100%なくなると言えるでしょう。
3.働く(お金を稼ぐ)時間が増える
ワーホリの最大のメリットは、海外で働くことができる点です。
旅行なら観光ビザ、勉強なら学生ビザでもできますが、若者が海外転勤以外に海外の現地法人で働くチャンスを得られる方法としては「ワーホリビザ」が一番知られているでしょう。
そのため、語学学校に通わないなら、働く時間を最大限に増やせるメリットが得られます。
また、働く期間が長ければ、本来チャンスが回ってこないポジションを手に入れることができます。
福利厚生・社会保険が整っている現地法人でフルタイムの仕事を得て、ちゃんとした職歴にするならば、ビザの残存期間が採用・不採用の分かれ目になることもあるのです。
4.自由に使う時間が増える
フルタイムで語学学校に通う場合、週に20~25時間が一般的です。
パートタイムで語学学校に通う場合でも、10~20時間は拘束されます。
朝の9時から授業が始まり、終了するのは15時ごろ。
平日5日間、語学学校以外のに当てることができれば、自由な時間が増えます。
ワーホリでとことんやりたいことがある人なら、語学学校に通う時間がもったいないと考えてもおかしくないでしょう。
5.日本語で話す甘えを少なくできる
英語がほぼできない状態で語学学校に通うと、どうしても日本人同士で集まってしまいます。
英語ではわからなかったことを日本語で説明してくれる誰かがいると、理解が深まるので助かるものです。
しかし一方で、日本語に甘えてしまって英語で喰らいつく聞く機会を失っているとも言えます。
そのため、語学学校に行かないで日本人の少ない街や田舎に行ったり、現地到着直後からローカル雇用主のもとで働き始めると、必然的に日本語環境からは遠ざかり日本語で話す甘えを少なくすることができるのです。
ワーホリ中に語学学校に行くメリット
- お金をかけると本気で英語学習に取り組む
- 英語の資格対策コースで合格を目指せる
- 様々な国籍の友達が作れる
- 帰国後も交流する日本人の友人ができる
- 多様なアクセントに触れる機会がある
- 仕事やシェアハウスなどの現地情報が得やすい
- 履歴書の添削を気軽に頼める
- リファレンスレターの作成をお願いできる
1.お金をかけると本気で英語学習に取り組む
インターネットやYouTubeなどで英語学習情報を簡単に手に入れられる現代、日本にいながら無料で英語力を伸ばすことは不可能ではなくなりました。
ですが、モチベーションを維持させたり、1日数時間の自己学習を何年も続けるには、強い意志と行動力が必要になります。
ですが、「海外に行く+語学学校に通う」という選択をすることで、「学び取れるものは全部学んでやる!」と本気になることがあります。
まとまった料金を支払うことで、絶対に無駄にするもんか!という覚悟が生まれるのです。
2.英語試験の対策コースで資格取得やハイスコアを目指せる
語学学校のコースは、一般英語コースだけではありません。
- IELTSコース
- 大学進学準備コース
- ケンブリッジ大学英語検定準備コース
など、英語の資格取得やハイスコアの取得を目的としているコースもあります。
語学学校で試験の準備コースや大学進学コースに生徒を集めるためには、英語の検定試験の高い合格率・過去の実績・評判が必要なので、ベテランの先生や経験値の高い先生がクラスの担当になります。
「先生が合う・合わない」はあるかもしれませんが、「先生の質がいい」という点においてはデメリットが少ないです。
また、一般英語コースに通う生徒はやる気の程度にも差がありますが、本気で英語の資格やスコアの取得を目指している者同士が集まると良いクラスになる可能性が高くなります。
苦しい猛勉強の期間を一緒に乗り越えて、結びつきがより深くなることもあるのです。
3.様々な国の友達が作れる
語学学校に行くことの一番の価値は、様々な国の友達ができることに尽きます。
語学学校に行かず、現地入り直後にローカルジョブを見つけることができれば、様々な国の人と知り合うことができますが、それでも語学学校の国籍の多様さには敵いません。
語学学校には、アジア・ヨーロッパ・南米諸国から様々な国籍の人が何百人も集まります。
「勉強する場」という位置づけだけでなく、「友達を作りにくる場所」という意味でも一役買っていて、クラスメイトだけでなく、アクティビティやイベントで他クラスの生徒とも交流することが可能です。
そのため、「ローカルジョブ」の人間関係+「シェアハウス」のルームメイト+「旅」でできた外国人友達の合計を以てしても、語学学校並のバラエティに富んだ多国籍環境を整えることは難しいです。
4.帰国後も交流する日本人の友人ができる
語学学校で出会い、日本に帰国してからも交流する日本人の友達ができることは、とてもありがたいです。
海外で出会って何年も連絡を取らなかったのに、SNSでの「今○○に住んでます!」という投稿がきっかけで再会したり、徒歩15分ぐらいのところに友達が引っ越してきたなど、面白い出来事がたくさんあります。
国内旅行の行き先を考える時も、「どこかに行く」のではなく、「誰かに会いに行く」という基準で考えることができるので、選択肢が増えて楽しいものです。
5.多様なアクセントに触れる機会がある
英会話で難しいことの一つは、様々な訛りやアクセントで話す人達を相手にすることです。
海外でも日本でも、グローバルな環境で働くと、強い訛りや独特なアクセントの英語を聞く機会が多々あり、特にアジア圏の英語話者は訛りが強い傾向があります。
相手の英語の訛りが強くて聞き取れないという状況は、英語ネイティブであったとしても遭遇するケースで、お客様と同じ国籍のスタッフや同じ大陸出身のスタッフに対応を代わってもらうことも時々あります。
そのため、語学学校に行き早い段階で様々な国のアクセントや訛りに慣れておけば、ローカルの仕事を得た際に活かすことが可能です。
6.仕事やシェアハウスなどの現地情報が得やすい
語学学校のコミュニティ内では、
- シェアハウスの空き情報
- クラスメイトの仕事場の空き情報
が飛び交い、代わりの人を募集しているケースをよく見ます。
運が良ければ紹介してもらえる可能性もありますし、仕事が見つからなくてピンチの時に友人から声をかけてもらえる関係性は心強いものでしょう。
語学学校に通うと毎日人に会うため交友関係も広がっていき、仕事やシェアハウスなどの現地情報が得やすい環境を作ることが可能です。
7.履歴書の添削を気軽に頼める
海外での就職活動用の英文履歴書は、日本のものとは異なります。
英文履歴書を作っても、スペルミスや表現のミスがあると書類審査で落とされるため、ネイティブチェックは必要不可欠!
語学学校に通うと、履歴書の添削を先生にお願いすることができます。
また、ビジネスに強い先生なら、最新の履歴書の作り方やカバーレターの書き方の傾向を知っているので、古いスタイルやアジアンスタイルを回避することが可能です。
8.リファレンスレターの作成をお願いできる
海外での仕事探しには、「リファレンス」が必要になるケースがあります。
ローカルや日本人経営者のカフェ・レストランでのアルバイトや、ファームジョブ・エントリーレベルの職種なら必要ないことの方が多いです。
しかし、世界的に知名度のある5つ星ホテルでの雇用なら、エントリーレベルの職種でもパートタイムやカジュアルジョブだったとしても、リファレンスレターの提出を求めらるケースがあります。
基本的には前職の上司が一般的ですが、初めての海外で、英語のリファレンスレターを持っていない人がほとんどですよね。
そんな時は、語学学校の先生に作成をお願いすることが可能です。
ワーホリで語学学校に行かない人/意味ない人の特徴
ワーホリの語学学校が意味ない人や行かない人の特徴には、以下のようなものがあります。
- 海外2ヶ国目・ワーホリ2回目
- 日本の外国語大学を卒業している
- 海外旅行慣れをしている
- ある程度の英語力が身に付いている
- 自力で情報収集や生活のセットアップができる
- アルバイトの探し方や就職活動のやり方を知っている
1.海外2ヶ国目・ワーホリ2回目
- 海外の大学を卒業している
- 他の国で語学留学を経験した
- ワーホリ2回目
もうすでに他国での海外経験があるのなら、語学学校の必要性は低いでしょう。
ですが実際のところ、海外の大学を卒業していても、
- ブランクがあるため英会話に慣れたい
- 友達作りのため
といった理由で、語学学校に数週間通う人もいます。
2.日本の外国語大学を卒業している
日本の外国語大学には、
- 短期留学プログラム
- 1年間の交換留学で長期滞在
- 海外インターンシッププログラム
- 休学して海外に語学留学
といった機会を得る環境があります。
1ヶ国だけでなく、数ヶ国の海外経験をしている人も稀ではありません。
学生時代に言語を学習した人は、ワーホリで語学学校に通う必要はないのです。
3.海外旅行慣れしている
LCCと言われる航空会社の普及により、今では格安の飛行機チケットで気軽に海外に行ける環境が整いました。
中には、同じ国に何度も訪れていて、どうせならワーホリを利用して海外生活も経験したいと考える人も!
海外旅行慣れをしていたりワーホリで滞在する国に何度も行っているなら、語学学校に通わなくても楽しめるでしょう。
4.ある程度の英語力が身に付いている
- 海外大学を出ていない
- 日本では普通の大学に行った
- 海外留学・ワーホリ未経験
過去に語学を学んだり海外経験がなくても、自力で英語力を身に付けてワーホリに参加する人は、語学学校に行かなくても特に問題はありません。
5.自力で情報収集や生活のセットアップができる
ワーホリで語学学校に行かないとき、海外生活のセットアップについて話せる人がいないため、自力で行う必要があります。
- 銀行口座の開設方法
- 携帯電話の契約の仕方
- タックスファイルナンバーの取得方法
- 公共交通機関のICカードの取得方法
- 電車やバスの乗り方
- シェアハウスの探し方
実際のところ、こういった情報はインターネットで検索すれば見つけることができるので、カギとなるのは情報収集力です。
6.アルバイトの探し方や海外就職活動のやり方を知っている
海外での一年間の生活費は、単純に考えると120~150万円かかります(海外旅行保険料・航空チケット代・ビザ代は別です)。
そのため、200万円~300万円の貯金がなければ、1年間何もせずに暮らすことは難しい。
貯金がないなら現地でアルバイトやフルタイムの仕事を見つけて生活費を稼ぐ必要がありますが、やり方さえ知っていれば、語学学校に通って情報収集をしたりアドバイスを求める必要はありません。
語学学校に行く/行かないに関係なく大事なこと
ワーホリで語学学校に行くか?行かないか?の分かれ目は、英語力があるか?ないか?によります。
語学学校に行かない選択をした上で、英語力を身に付けること・お金を稼ぐこと・ローカルジョブを手に入れること・ワーホリ生活を充実させることを目標とするならば、
- 日本での英語力の底上げ
- ワーホリ中も英語の自己学習
が絶対的に必要です。