ホームステイは絶対に嫌!
ホームステイは絶対にしたくない!
私がオーストラリアの語学学校で日本人カウンセラーとして働いていた頃、出会った留学生の中には、
- 最初からホームステイを選ばなかった人
- ホームステイをしたけど合わずにキャンセルした人
が一定数いました。
留学エージェントからは高い確率で「最初の滞在先はホームステイがいい!」と勧められますが、実際のところ必須ではありません。
では実際、ホームステイをしなかった人たちは、どんな方法で海外での滞在をスタートさせているのでしょうか。
そこでこのページでは、
- ホームステイが嫌がられる理由
- 留学・ワーホリでも使えるホームステイ以外の滞在方法
についてお話しします。
また、ホームステイはホームステイでも「自分で探せる方法」も紹介しているので、参考にしてみてください!
ホームステイが嫌な理由
まずは、「ホームステイが嫌」「ホームステイは絶対にしたくない」と思う理由を紹介します
- 当たりはずれがあると聞いた
- トラブルになるのが怖い
- 食事がひどい!食事が少ない!
- 通学に時間がかかる
- 不自由
1.当たりハズレがあると聞いた
ホームステイには、残念ながら「当たりハズレ」があります。
厳密に言うとホストファミリーの良し悪しではなく、ホストファミリーとの相性がいいか?悪いか?という基準です。
現地の留学生やワーホリの間では、相性がいい場合は「当たり」相性がよくない場合は「ハズレ」という基準で会話をしています。
2.トラブルになるのが怖い
ホームステイには様々な問題があります。
よくある事例で言うと、
- ホームステイ先のルールが厳しい
- ホストファミリーが英語を話さない
- 人種差別やビジネスライクで冷たい
といった問題が苦情としてあがってきます。
ひどい場合は、ホストファミリー側から「生徒を受け入れたくない」という苦情が学校に来ることも…。
トラブルになってしまった場合は、留学生もホストファミリーも辛い思いをするのです。
3.食事がひどい!食事が少ない!
海外の家庭の食事は日本の食事と比べて質素です。
- 朝食は食パンがシリアル
- 昼食はサンドイッチとフルーツ
- 夜はパスタピザ冷凍食品
といった感じで、栄養のバランスが偏っています。
「食事がまずい」「食事の量が少ない」といったストレスは、体の不調の原因にもなります。
4.通学に時間がかかる
ホームステイのファミリーは、留学生用の部屋を用意する必要があります。
都市の中心部には住んでおらず、郊外の住宅地の一軒家に住んでいるケースがほとんどです。
そこで出てくる問題が通学に時間がかかること。
公共交通機関で30分以上は当たり前で、遠い場合は通学に60分かかるホームステイ先に滞在することもあります。
5.不自由
ホームステイは、海外の家庭の生活を経験するシステムです。
他人同士がひとつ屋根の下でうまく生活を成り立たせるためには、どうしてもルールが必要。
- 門限・外出時のルール
- 喫煙の可否
- シャワー・洗濯機・インターネット利用制限
そういったルールが不自由と感じて、ホームステイを嫌がる留学生もいますし、早々にホームステイをキャンセルする人もいるのです。
ホームステイをしたくない時の滞在方法
ホームステイ以外の滞在方法には、以下のようなものがあります。
- 学生寮(スチューデント・アコモデーション)
- ホステルやバックパッカーズホテル (略:バッパー)
- Airbnb
- カウチサーフィン
1.学生寮(スチューデント・アコモデーション)
学生寮は、スチューデント・アコモデーション(もしくはスチューデント・レジデンス)と呼ばれていて、業者によって管理されています。
語学学校や留学エージェントは学生寮を運営している会社と提携し、学生寮への入寮を希望する生徒がいたら空き状況を確認し部屋を手配。
料金は、オウンルーム(1人部屋)かシェアルーム(2-3人部屋)かによって異なります。
入寮している人の国籍はバラバラで、英語環境です。
- 都市中心部にあるため、通学に時間がかからない
- 基本は自炊か外食!自分が食べたいものを好きな時に食べられる
- 他人の生活リズムに合わせなくてよい(食事の時間、門限など)
- 様々な学校の学生が入寮してるのでコミュニティが広がる
- 住んでいる人たちが同年代
- ホームステイに比べて料金が高い
- ネイティブ英語を聞く機会が減る
- 現地の人の生活は体験できない
2.ホステルやバックパッカーズホテル (略:バッパー)
ホステルやバックパッカーズホテル (略:バッパー)は、低予算で滞在できるアコモデーションです。
トイレ・シャワー・キッチンが共同で、通常のホテルよりも安い傾向があります。
2段ベッドが2~3台入った4~6人部屋のドミトリーや一人部屋など、部屋タイプによって料金が異なりますが、1泊25~45ドルぐらいから部屋を探すことが可能です。
- 旅人や面白い人・語学学校で出会う以外の人に出会える
- 門限・シャワー・キッチンの利用時間を気にする必要がない
- 部屋タイプ・住みたいエリアを選べる
- 落ち着いて勉強できるスペースや時間の確保が難しい
- 部屋に準備されているアメニティ・ドライヤーなどの設備が少ない
- 夕食の時間帯はキッチンが混み合う
- 冷蔵庫のものを使われる可能性がある
3.Airbnb
Airbnbは、空き部屋を貸し出している現地の人の家に滞在する方法です。
信憑性という観点から、家を提供するホストも滞在したゲストもお互いを評価するシステムになっており、過去に利用した他のゲストのレビューを読んでから予約リクエストが可能!ホテルを探すように滞在先を探すことができます。
ゲストへのサービス・コミュニケーションも評価の対象に入っているので、Airbnbのホストはホームステイのホストファミリーと同じように以下の情報をくれます。
- 部屋・トイレ・シャワー・キッチン・洗濯機の使い方
- スーパーの場所やカフェ・レストランの場所などの周辺情報
- 公共交通機関の利用方法
- 観光情報・割引情報
Airbnbではキッチンも利用でき、自炊することも可能です。
その他、以下のようなメリット・デメリットがあります。
- 滞在先を自分で選べる
- 長期滞在割引を利用できることがある
- シェアハウスとして契約を変更してくれることがある
- 予約前のやりとりからすべて英語
- トラブルになった時に相談できる人がいない
- ホストが別な家に住んでいることがある
- 旅行者しかいないAirbnbもある
英語が全くできない人や初めての留学をする人は、事前確認や滞在条件のすり合わせが難しいため少しハードルが高いかもしれませんが、2~3週間の滞在ならホステルやバッパーよりも快適に過ごせます!
4.カウチサーフィン
カウチサーフィンは、自宅のひと空間を旅行者に無料で貸し出すサービスです。
一部屋提供してくれるホストもいますが、基本的にはカウチ(ソファー)と布団だけの貸し出しのみのホストもいます。
カウチサーフィンでは現地の人の自宅に滞在するため、ローカルの人との交流が可能!
滞在先を選ぶ際は、同じ空間です過ごすホストの見極めが必要になります。
- 希望のエリア・アクセス条件などから滞在先を自分で選べる
- 現地の人と交流ができる
- 語学力が磨ける
- アプリが英語のみ!予約前のやりとりからすべて英語
- 異性ホストを選ぶ際は注意が必要
- 合鍵がないことがある
カウチサーフィンのホストもゲストも他の人からの評価によって滞在の可否を決められますので、相性や条件のすり合わせが大切です。
ホームステイを自分で選択する方法
滞在先を自分で選べないホームステイは不安だけど、それでも一生に一度、経験としてやってみたい!というなら、ホームステイを自分で探す方法があります。
- ホームステイ専用サイトから探す
- Facebookページから探す
- 英会話教室の先生からの紹介
1.ホームステイ専用サイトから探す
ホームステイには、専用サイトに登録しているホストファミリーを自分で選ぶ方法があります。
例えばこちらのサイトです↓
ホストファミリーが過去に受け入れた滞在者からのレビューが確認でき、レビューをもとに滞在先を選ぶことが可能です。
また、まとまった期間の申し込みなら、週割引が適用になるファミリーもいます。
申し込み・ホストとの細かなやり取りはすべて英語になるので、英語初心者には少しハードルが高いかもしれません。また、トラブルがあっても直接相談できる相手がいないので、自己責任になります。
2.Facebookページ
ホームステイの個人経営をしている人の中には、ホストファミリーの登録はせずFacebookページのみで管理しているケースがあります。
個人経営のホームステイでもクオリティが高いところは料金相場も高いので、「どうしてもホームステイを経験したいけど質が良くなきゃ嫌!」と思ったら一度検索してみるといいと思います。
3.英会話教室の先生からの紹介
留学準備で英会話に通っている人なら、担当の先生の実家でホームステイの受け入れをしているケースに遭遇できることがあります。
そのほかにも、
- 英会話の先生の友達の家の空き部屋を貸してもらった
- 海外経験者の友達伝いに最初の滞在先を紹介してもらった
など、海外生活で困っている人同士が助け合っている関係もあるのです。
【ホームステイゴリ押し注意!】ホームステイが嫌なやらなくてもいい!
留学相談ができる留学エージェントは、
- ホームステイをゴリ押しする留学エージェント
- ホームステイはさっさと出た方がいいとアドバイスしてくれる留学エージェント
の2つのタイプに分かれます。
ホームステイをゴリ押しする留学エージェントは、トラブルがあった時に対応を語学学校や委託業者に丸投げして相談に乗ったり寄り添ってくれないことがあるため、注意が必要です。
ホームステイ以外の滞在方法を選んだとしても、有意義な留学・ワーホリになる人はたくさんいるので、ホームステイが嫌でしたくないなら選ばなくても問題ありません!