旅館で仲居の住み込みの仕事はきつい?まずはリゾートバイトから始めるべき理由

観光地

着物を着て仕事がしてみたい

礼儀作法や接客マナーを身につけたい

接客の最高峰といえば旅館の仲居

旅館の仲居の仕事を選ぶ理由は他にもまだまだありますが、旅館の仲居の仕事はきつい・厳しいという話をよく聞き、不安になりますよね。

それに、通勤が難しい温泉地にある旅館では、住み込みで働くこともあります。

チファニ
私は以前、リゾートバイトを利用して旅館で働きましたが、仲居のポジションはいつも人手不足でした。

本当にきつい旅館では、シフトが回らなくて10連勤~12連勤はよくあることです。

そこでこのページでは、

  • 仲居の仕事がきつい理由
  • 旅館での住み込みがきつい理由
  • まずはリゾートバイトから始めるべき理由

についてお伝えします。

仲居の仕事をしてみたいけど、できれば安定した職場を探したいなら、最後まで読むと一歩踏み出すきっかけになると思います!

 

仲居の仕事がきつい理由

それではまず、仲居の仕事がきつい理由をお伝えします。

1.基本は立ち仕事

仲居のお仕事に限らず、ホテルや旅館での接客サービスは、基本的に立ち仕事です。

仲居は、担当しているお部屋の客様の食事が始まると、厨房・パントリー⇔お部屋を行ったり来たり。

さらに、2~3部屋を担当していると、お客様の食事の時間帯は休んでいる暇がありません。

食事前の準備

お食事を提供している間は走り回る

お食事が終わったら後片付け

本当に体力勝負な仕事になります。

 

2.思ったよりも重労働

仲居の仕事は思ったよりも重労働

お食事を提供する食器は1つ1つが重いですし、さらに料理が盛り付けてあります。

お部屋までの案内やチェックアウトの際には、お客様の荷物を運びますし、客室の片付け(お布団を押し入れに戻す)や、客室の冷蔵庫のドリンクの補充も仲居の業務です。

さらに、動きにくい着物での仕事なので、一つ一つの動作もしにくく、気も体力も奪われます。

 

3.勤務時間が長い

仲居は、勤務時間が長い傾向にあります。

私が働いていた旅館での仲居の1日のスケジュールは以下の通り。

仲居の1日のスケジュール

6:30 着付け→朝食の準備開始

7:00~9:00 朝食の提供開始→後片付け

9:00~11:00 お客様の精算・チェックアウト・お見送り

11:00~12:00 担当したお部屋のドリンク補充・後片付け

午前の勤務終了(中抜け)

16:30~17:30 着物の着付け→申し送り→夕食

17:30~18:00 お客様のお食事(夕食)の準備

18:00~20:30 お客様にお食事の提供

20:30~22:00 夕食の片付け→終了

仕事が終わる時間は22:00頃(担当の部屋数多かったり遅くなってしまった場合は22:30頃)となり、その後にシャワーを浴びて1日が終わりますので、就寝は23:30や24:00頃になります。

1日の拘束時間は、大体10~11時間が目安です。

さらにきつい理由は、中抜けシフトにあります。

 

4.中抜けシフト

先程の「1日のスケジュール」を見てもらうとお分かりいただけるかと思いますが、お客様のチェックアウト後、夜の勤務が始まるまで4時間ぐらい抜けている部分があります。

これを中抜けシフトといいます。

仲居の業務はたくさんありますが、お食事の提供はその中でもメインと言ってもいいほど。

つまりお客様が食事をしている時間帯は必ず働かなければいけません。

旅館に勤めていたとしても、フロントやラウンジの仕事なら、通し勤務をすることが可能ですが、仲居の仕事を選ぶ以上、この中抜けシフトからは逃げることができません

 

5.まとまった睡眠時間の確保が難しい

中抜けシフトの大変なところは、まとまった睡眠時間の確保が難しいという点。

夜の就寝時間は23:30や24:00頃、そして、朝食の提供に間に合うように仕事が始まるので、遅くとも6:00頃には起床して出勤準備を始めなければいけません。

ショートスリーパーの人なら、毎日6時間程度の睡眠でも体調に支障をきたすことなく働けるかもしれませんが、多くの人は毎日7~8時間の睡眠が理想的と言われていますので、体調管理が大変になってくるのです。

ちなみに、中抜けしている時間帯は、仲居同士で集まってカフェに行ったり遊びに行ったりすることもありますが、爆睡している仲居さんもいます。

 

6.礼儀作法が厳しい

ホテルや旅館での仕事は、接客業の最高峰と言われます。

とくに、老舗の旅館や高級旅館になると、礼儀作法が厳しいことは簡単に想像できますね。

一人前に部屋が持てるようになるまでは細かな指導が入るので、慣れるまでの先輩の指導を「きつい」と感じてしまうかもしれません。

 

7.上下関係が厳しい

仲居の仕事は上下関係が厳しいことで有名です。

そして、その上下関係は旅館で働く他の部署のスタッフにまで飛び火してきます。

仲居のポジションの人たちを「お姉さん」と呼び、年齢が若くてもベテランでも「お姉さん」。

旅館には様々なポジションがありますが、すべてのポジションの中で一番ヒエラルキーが強いのが「仲居」です(社長や役員などの経営陣、女将などは別です)。

一般企業で働いていたら、パワハラやモラハラになりそうなことも、自分よりも若い20代前半の子から普通に言われます。

20代前半の子はまだかわいいもんで、古き良き日本の伝統文化を仕事の中で学ばせてくれる仲居頭やリーダー・重鎮の仲居たちは仕事に対してとても厳しいのです。

 

8.【大変】お客様の要望やリクエストを覚えなければいけない

高級旅館に宿泊する常連さんからは、事前に細かなリクエストをいただくことがあります。

タバコの臭いは絶対にだめ

空気清浄機を入れておいて

お茶菓子の〇〇はいらない

お部屋の冷蔵庫にはこのドリンクを入れておいて

新人でどのお客様が誰なのかがまだわからない時期は、粗相がないようにするためにビクビクしてしまうこともありますよね。

常連さんの場合は、何度か対応すれば自然と覚えることができますが、覚えるまでは大変です。

 

9.お客様が目利きなら未熟さを指摘される

お客様のお部屋に料理を運ぶと、料理の質問やお酒の質問をされることがよくあります。

入ったばかりの頃は知識が浅く、うまく説明できないこともありますよね。

高級旅館に宿泊するお客様は、これまでの人生でいろんなものを見てきた人が多く、その方々からすると新人なんかはまだ未熟で当然。

ですが、お客様からしたら新人もベテランもパートもアルバイトも正社員も関係ないので、

日本料理について全然わかっていない

日本の文化を理解していないように感じる

と、指摘されることがあります。

長時間労働でまとまった睡眠時間も確保できず、覚えることも多く、ついていくので精一杯な時期にこういったお言葉を頂戴するのはショック…。

でも、もうこれは覚えるしかないので仕方がありません。

 

旅館の住み込みがきつい理由

それでは次に、旅館の住み込みで働くことがきつい理由について紹介します。

1.周りに何もない(あるのは自然だけ)

旅館という場所は、日々の喧騒から離れ心を休めるくつろぎの空間。

こういった場所にあるのは、渓流・湖・高原・山などの自然がメインとなります。

自然が大好きな人にとっては幸せな住環境になるかもしれませんが、生活する場所としては「周りに何もない場所」となるのです。

 

2.生活が不便

さて、周りに何もない環境の中、住み込みで働いて生活すると(もう想像はついているかと思いますが)生活が不便になります。

最寄りのスーパーまでバスで30分

近くに郵便局がない

現金を下ろすATMはどこ?

服が破れて新しいのが必要だけどすぐに買いに行けない

そうです!欲しいときに欲しい物を買いに行けないのです!

街中に住んでいれば簡単に済ませられる用事なのに、大自然の中ではすぐに対応できない…。

そんなストレスの中で生活する事は並大抵ではありません。

 

3.息抜きがしにくい

毎日仕事漬けの日々で、住んでいる場所でも同じ職場の人と顔を合わせる寮生活…

そんな環境にいると、休みの日には気分転換にちょっとカフェに出かけたり、おいしいものを食べに行ったりしたいですよね。

でも、それがなかなか叶わない勤務地もあります。

徒歩圏内にバーやレストランがあったとしても、同じ職場の人に出会う確率が高く、本当の意味で仕事から離れることがなかなか難しいため、息抜きがしにくいのです。

また、ショッピングセンターやファッションビルなど気軽にショッピングを楽しめる場所なんかないのも当然です。

 

4.寮が狭い(汚い)

私が住んでいた寮の中でも一番狭かった部屋

旅館家が用意してくれている住み込みの寮は、部屋が狭かったり建物が古くて汚いことがあります。

チファニ
私も実際に、3畳分ぐらいしかない狭小部屋に住んでいたり、カーテンにカビが生えている畳の部屋に住んでいたことがあります。

でも逆に、バス・トイレが別で、ワンルームタイプの部屋に当たった時は天国!

住む環境は一番大事なので、最低限の清潔さやスペースは確保したいものです。

 

きつい仲居の仕事でもメリットがある!

仲居の仕事はきついし辛いですが、他の旅館のポジションと比べてメリットもあります。

1.旅館のポジションの中でも給料がいい

仲居の仕事は重労働であると先ほどを説明しましたが、その代わりフロント・ラウンジ・売店・裏方などの旅館の他のポジションと比べてお給料は高い傾向があります。

時給で言うと、100円~150円の差がある感じです。

 

2.お心付け(チップ)がもらえる

仲居の仕事のメリット2つ目は、お心付け(チップ)がもらえるという点。

高級旅館になると、1組のお客様から3000円~5000円のお心付けをいただけることもあります。

さらに、高いお部屋を担当すると、心付けだけで1万円の稼ぎになることも!

時給が高い上に+αの収入が得られるので、他のポジションのスタッフが1日で稼ぐ2倍の金額を仲居のポジションで稼ぐことも可能です。

 

3.日本の文化に詳しくなる

旅館という施設は、日本独特の和風様式の宿泊施設。

そこで働く仲居は着物を着て仕事をし、日本料理の説明をし、日本の伝統や文化・雰囲気を味わっていただくため奮闘します。

私が学んだことで特に感激したのはお茶の入れ方

70代の重鎮仲居さんから、私のお茶の入れ方でダメ出しをされたのですが、本物のお茶の入れ方を教えていただいた時は目からウロコでした。

同じ茶葉を使っているのに、お茶の色も違えば、味も違う!

こんなこと、親だって教えてくれませんし、普段生活しているとなかなか学ぶことができません。

一般企業では絶対に学べない独特の日本の文化学ぶことができ、今振り返ると貴重な経験だったと感じます。

 

4.礼儀作法が身に付く

仲居の仕事がきつい理由」の項目で説明した礼儀作法が厳しいというデメリットですが、裏を返せば、礼儀作法を身につけることができるということになります。

「旅館」という環境で働けば、嫌でも身につけなければならない…。

でも、普通の生活に戻った時に、とてつもなく穏やかに感じ、辛かった経験もありがたく感じるのです。

 

旅館には仲居以外にもポジションがある

「仲居の仕事はきつそうだけど、旅館で住み込みで働きたいなぁ…」と思っているなら、仲居の仕事以外にも選択肢があります。

1.フロントデスク

フロントデスクは到着されたお客様がチェックインをしご出発されるお客様のチェックアウトが主な業務になります。

仲居に変わりお部屋までご案内をすることもありますが、どちらかと言うと以下のような業務内容がメインとなります。

  • チェックイン・チャックアウト
  • 外部からの電話対応
  • 客室からの内戦対応
  • 予約の管理チェック
  • 精算

また、お客様がいない時間帯でも事務的な仕事があるので、基本的には通し勤務です(旅館により違うかもしれません)。

私はホテルでも旅館でもフロントとして働いたことがあるのですが、体験談については以下の記事を参考にしてみてください。

 

2.売店

観光地の旅館には、売店があります。

売っているものはドリンクやお菓子、お土産用の箱菓子まで様々。

売店スタッフの仕事は、基本的にはレジ内でバーコードをピッと読み取り、商品を袋に入れてお客様にお渡しする。

大型の旅館になると、チェックアウト時に売店のレジ前に行列ができることもありますが、業務内容自体は比較的ラクです。

気をつけなければいけない点は、バーコードを読み取った商品の個数と、袋に入っている商品の個数が同じであることぐらい。

忙しい時間帯なのに箱菓子の包装をお願いされたり、お客様から急かされたり、嫌なこともありますが、難しい仕事ではありません。

 

3.ラウンジ

ラウンジの主な業務は、ドリンクや軽食の提供です。

景色の綺麗なカウンター席でお酒を提供するバーのようなラウンジもあれば、チェックイン後から夕食までの間にコーヒーやデザートを楽しむ喫茶店のようなラウンジもあります。

基本的には1人でラウンジを回すことになりますが、混み合わなければ何もやることがない時もあります。

バーのようなラウンジでも、喫茶店のようなラウンジでも、そこまで難しい業務はないので、ぼちぼち長く働きたい人にとっては理想的なポジションかもしれません。

 

4.裏方(客室清掃)

裏方は主に客室や館内の清掃係ですが、業務内容は旅館によって異なります。

客室の布団をしたり、お客様に呼ばれて客室の点検に行ったり、故障した場所を修理する手配をしたり、縁の下の力持ちとなる仕事です。

  • 人間関係が楽
  • 仕事内容が難しくない
  • お客様と関わることがない

これらの理由から、接客が苦手な人や黙々と仕事をしたい人にとってはもってこいなポジションです。

 

スキルがあるなら働ける旅館のポジション

旅館には、スキルがあるとチャレンジできるポジションもあります。

1.リラクゼーションスパのセラピスト

高級旅館にはリラクゼーションスパが併設されている施設もあります。

経験者や有資格者ならスパのセラピストやエステティシャンとして働くことも可能。

リラクゼーションがメインとなりますので。街中にある整骨院やマッサージ店とは違い、強揉みのマッサージが必要というわけではありません。

 

2.料理人、板前

夕食時には伝統的な日本料理を提供する旅館。

修行を積んだ料理人・板前さんなら、厨房で働くことが可能です。

技術職になるので、時給は旅館の全てのポジションの中で1番高い傾向にあります。

 

まずはリゾートバイト(派遣)から始めるべき理由

仲居の仕事でホテルや旅館に直接応募する前に、リゾートバイトから始めるべき理由が2つあります。

  1. 職場の労働環境や人間関係を事前に確認できる
  2. 生活費が無料になる

それぞれ詳しく解説していきます。

1.職場の労働環境や人間関係を事前に確認できる

「リゾートバイト」と聞くと、リゾート気分でアルバイト♪のようにチャラチャラしたイメージを持ってしまいがちですが、実際は、派遣会社に登録してリゾート地のホテルや旅館に働きに行く「派遣のお仕事」です。

派遣会社が持っている求人には担当の営業さんがいて、派遣される前に労働環境や職場の人間関係などを確認することができます

同じ派遣会社から過去に何人もスタッフを送っている実績があるため、すでに良い情報も悪い情報も集まっているのです。

営業担当が持っている情報例
  • スタッフの定着率の良し悪し
  • 働きやすさや生活のしやすさ
  • お局様や気難しい先輩の存在(どこにでもいますが…)
  • スタッフが辞める理由の共通点
  • etc…

ホテルや旅館に直接応募する場合、こういった情報を得ることはなかなか難しいのですが、事前に職場の環境を確認してから求人に応募できる点は大きなメリットになります。

 

2.生活費が無料になる

リゾートバイトで働くと、生活費が無料になるというメリットがあります。

無料になるもの一覧
  • 寮費が無料(社員になると寮費負担がある旅館・ホテルもある)
  • 水道・電気・ガス代が無料
  • 生活に必要な家具家電が揃っていて無料で使える
  • 最低契約期間満了で勤務地までの交通費が無料
  • Wi-Fi完備で無料で使える寮もある

生活していくうえで「家賃」は大きなウェイトを占めますが、家賃が浮くだけでなく、水道・電気・ガス代まで無料な点はうれしいところ!

チファニ
私はリゾートバイトを利用して働くことで、6ヶ月で100万円、9ヶ月で150円の貯金に成功しました。

生活費がかからずお給料のほとんどを貯金できる点はリゾートバイトならではの特典です。

rizoba-money

リゾートバイト6ヶ月で貯金100万円は簡単!時給と給料全公開&月30万/2ヶ月50万稼げる職種

2019-01-09

 

安定した正社員になりたい?直雇用になる可能性もある

リゾートバイトで働くと「派遣社員」という雇用形態になりますが、中には「正社員になりたい」という方もいますよね。

リゾートバイトでは、スタートはこそ派遣会社ですが、その後正社員や契約社員として直雇用になったという話もよく聞きます。

逆に、直雇用のスタッフよりも派遣の方が時給がいいという理由から、直雇用のオファーを断るケースも…。

お給料を優先させるか?

直雇用・安定を取るか?

個人により考え方が異なりますが、「派遣→正社員」はできても、「正社員→派遣」というルートは難しいので、まずは派遣からスタートしてもいいと思います。

 

仲居や旅館の求人に強いリゾートバイト派遣会社

リゾートバイトの派遣会社はいくつかありますが、その中でも温泉地での求人・仲居の求人に強いのが「アルファリゾート」という派遣会社です。

私が登録した時は、コーディネーターさんも女性、求人の営業担当さんも女性でしたので、安心して相談できました。

リゾート地の旅館で仕事を探していた際、他社では厳しい対応をする営業さんもいて、希望を伝えると

「そんなところなかなかありませんよ!」

「そんなに条件絞っていたら見つかりませんよ!」

と否定されたこともありましたが、アルファリゾートでは「少ないかもしれませんがゼロではないですよ!」と、あくまで私の希望を尊重して対応してくれました。

リゾートバイトの派遣会社の中でも大手ですし、仲居や旅館の求人を探すなら、アルファリゾートは登録必須です。