海外で仕事を探す時や、グローバル企業・外資系企業への転職希望者なら登録必須と言われているLinkedin。
英語でプロフィール設定をすると、日本国内のリクルーターや海外のリクルーターからスカウト(ジョブオファー)が来ることがあります。
私はLinkedinを使いこなしているわけではありませんが、多い時は月に2~3回のペースで連絡が来る時期がありました。
そこでこのページでは、Linkedinで外資系・海外転職のスカウトやジョブオファーをもらうために必要な最低限の4つのことを紹介したいと思います。
目次
Linkedinでスカウトされたい人が最低限やるべきこと4選
1.プロフェッショナルなプロフィール写真を設定
LinkedinはSNSの一つですが、世界最大級のビジネスSNSです。
そのため、FacebookやInstagramなどのSNSとは違い、プロフェッショナルなプロフィール写真を設定する方が、リクルーターからのお声がかかりやすい傾向があります。
海外の人たちのプロフィール写真のように、スーツを着て腕組みをし、フォトスタジオで撮影したような斜め45度のアングルの写真を使用する必要はありません。
コンビニやスーパーの横にあるスピード証明写真で全く問題ないです。
上記の画像では、私のアイコンの写真を例として使用していますが、こちらはあくまで説明用の画像です。普段は証明写真を使用しています。ご自身でLinkedinに登録する時は、アイコン・イラストなどの写真を使用するのは避けましょう。
2.職歴を英語でしっかり書き込む
Linkedinで自分のプロフィールを公開設定にし、職歴を英語でしっかり書き込むと、週に何度か閲覧されるようになっていきます。
そして、自分の過去の経歴と関連している案件を持つリクルーターから連絡が来るようになります。
職歴欄の書き方は、自分の英文履歴書の職歴部分をコピペしてLinkedinに掲載するだけでOK!
まだ英文履歴書を用意していない人は、英文履歴書の作成から始めましょう。
ちなみに、英分履歴書のサンプルはこんな感じです↓
英分履歴書の詳しい書き方は、以下の記事を参考にしてみて下さい。
そして、英文履歴書を作ったら、必ず英語のネイティブスピーカーに確認してもらいましょう!
自分では「これでOK!」と思っていても、英語のネイティブスピーカーに見てもらったら、
「文法的にはおかしくないけど、その表現は英語では使わない」
「この書き方だと、あなたが伝えたいと意図している業務内容(経験)と、あなたの履歴書を読んだ相手の捉え方に食い違いが生まれる可能性がある」
というフィードバックをもらうことがよくあります。
1人よりも2人、2人よりも3人と、いろんな人の目に触れていくことで、英文履歴書の完成度が上がっていきますよ!
3.希望のポジションと関連のあるスキルを設定
職歴の設定が終わったら、次にスキルの設定をします。
まず、一番重要なトップスキルですか、未来の転職先に希望するポジションと過去のあなたの経験の中で関連するものを3つ選びます。
例えば私の場合、これまでの主な経験はセールス&マーケティング、ホテルやスパでのフロント受付業務(カスタマーサービスに関連する)。
今後の仕事に一番つながりそうなため、この2つを売りにしています。
また、過去に経験はあっても今の自分では少し難しいと思うスキル、今後伸ばしていきたい(経験を積みたい)スキルの「運営」を3番目に持ってきました。
トップスキルの設定は、これまでの経験+今後伸ばしていきたい分野をうまく組み合わせるといいかもしれません。
4.ヘッドラインで「世界中で仕事の機会を探している」とアピール
私が月に2~3回の頻度でスカウトやジョブオファーを受け取っていた時期、プロフィールのヘッドラインには以下の文言を記載していました。
Looking for an opportunity in all over the places.
「世界中で仕事の機会を探しています。」
この一文を記載しただけで、
- 東京にあるアメリカの企業のリクルーター
- 東南アジア圏を担当している日本人リクルーター
- 世界展開している海外旅行予約サイトの人事担当者
などからジョブオファーを受け取り、しっかりしたリクルーターからはジョブディスクリプション(職務記述書)や企業名・ポジション名も開示してもらいました。
時々、怪しいジョブオファーを受け取ることもありますし、自分のこれまでの経験とスキルには合致しないポジションでのスカウトが来ることもありますが、全く声がかからないよりはマシです。
Linkedinの怪しいスカウト・ジョブオファーの注意点
Linkedin経由のスカウトやジョブオファーの中には、もちろん怪しいものもあります。
というわけでここからは、怪しいスカウトやジョブオファーの注意点を、実例を用いて紹介しようと思います。
1.プロフィール写真がプロフェッショナルではないリクルーター
怪しいスカウト・ジョブオファーの実例1つ目は、プロフィール写真がプロフェッショナルではなリクルーターのケース。
LinkedinはSNSですが、一応はビジネス特化型のSNSです。
ワイングラス片手に微笑む写真をプロフィール写真に設定している相手からの連絡は、肩書が「リクルーティング・マネージャー」だとしても警戒しましょう。
その他にも、
- 本文が短い
- オファーしているポジション(Crisis Manager=クライシス・マネージャー)が経歴とかけ離れている
といった点から、英語ができる日本人を見つけたらとりあえず連絡している代表例と推測できます。
オファーを受けてしまったら、転職後の人生がクライシス(危機・難局)になるかもしれません。
2.企業名・業務内容の開示がないのに話したいと要求する
Linkedinでのスカウト・ジョブオファーで注意が必要なケース2つ目は、企業名・業務内容などの情報開示を求めても開示してくれないリクルーター。
「電話(スカイプ)で話したい」
「会って話がしたい」
と打診されることもありますが、直接話すことは避けた方が無難でしょう。
3.一見信頼できそうだがテンプレートをコピペして無作為に連絡している例
プロフェッショナルに見えるプロフィール写真を設定していて、一瞬「やっとまともな連絡が来た」と思わせるリクルーター。
ですが、メールを読み進めていくと、「ぜひあなた様にご紹介させていただきたく存じます」というコピペの証拠が…。
こちらは、テンプレートをコピペして使い回しているケースです。
ちょっと嬉しくなった自分が虚しくなりました…。
Liknedinでのスカウトがウザくなったら?
Linkedinで月に2~3回受け取ることもあるスカウトやジョブオファーですが、怪しい連絡が続くとうんざりしてしまう…。
そして、転職エージェントを利用したり自力で転職活動をしているうちに転職先が決まり、Linkedinを放置するようになります。
「もうスカウトメールを受け取りたくない!」と思ったら、完全匿名モードに設定しましょう。
アカウント設定の「プロフィールとネットワークの公開範囲」で変更できます。
知名度の高い転職エージェントがスカウトしてくることがある
Linkedinに登録していると、怪しいジョブオファーが来ることがありますが、知名度の高い転職エージェントからスカウトがくることもあります。
私の元同僚のITエンジニアは、Linkedin経由でエンワールド・ジャパンにスカウト(ヘッドハンティング)されました。
エンワールド・ジャパンは、外資系・グローバル企業の求人を取り扱う転職エージェントです。
スカウト対象者の英語力が十分かを見極めるため、Linkedinでの最初のやり取りでは、日本語と英語のスイッチが頻繁に行われたと教えてくれました。
「このアプローチの仕方、うっとおしい」と感じることもあるようですが、元同僚のITエンジニアは、このヘッドハンティングで100万円の年収アップに成功しています。
以下の記事でエンワールド・ジャパンのヘッドハンティングについて詳細を書いていますので、参考にしてみてください。