初めての海外留学やワーホリでは、最初にホームステイをすることがほとんど。
留学生の受け入れをしているホストファミリーは、日本人に慣れている人も多く、やっぱり最初はホームステイが安心!
…と言いたいところですが、日本人カウンセラーのオフィスを訪れる留学生の悩みごと第一位は、ホームステイでのトラブルや不満です。
そしてもう一つ、留学生を悩ませてしまっていた原因は、ホームステイに長期で申し込んでいた点にありました。
結論から言うと、ホームステイは短期で申し込みがベスト!
そこでこのページでは
- ホームステイは短期で申し込むことがベストな理由
- ホームステイで日本人によくある悩み
についてお話ししようと思います。
ホームステイは短期の申し込みがベストな理由
まず初めに、ホームステイのベストな申込期間とその理由についてお話しします。
1.ホームステイの最初の申込期間は3~4週間
ホームステイへの最初の申し込みは、とりあえず3~4週間だけがベストです。
その理由は2つあります。
相性が良かったら延長すればよい(←最善の方法)
相性が悪かったらそのまま終了できる
プラスに転んだらラッキーですし、マイナスに転んでもリスクが小さいので、逆に短期で申し込まない理由がわからないくらいですね!
では、実際に短期で申し込み、相性が良かった場合はどんなメリットがあり、相性が悪かった場合はどんな状況を回避することができるのかを具体的に説明します。
2.ホームステイ先との相性が良かった時に得られるメリット
この状況は、留学生にとって、とても「ラッキー」な状況です。
ホストファミリーともっと親交を深められ、英語でのコミュニケーションの機会も維持できます。
また、受け入れる留学生との相性は、ホストファミリー側も毎回気になるところなので、相性のいい生徒が滞在を延長してくれることは嬉しい出来事!
ホストファミリーと仲良くなり、何年も交流が続くこともあります。
また、ホームステイ先の延長ではなく、ホームステイ先と個別契約を結ぶことも(お互いの合意があれば)可能です。
3.ホームステイ先との相性が悪かった時に回避できるリスク
ホストファミリーと相性が悪かった場合、ホームステイ先の変更することが可能です。
ただし、以下のことを覚えておく必要があります。
- ホームステイ先の変更希望を申し出てから2週間は「次のホストファミリーを探す期間」になる
- 次のホストファミリーに対するリクエストをたくさん出してしまうと、空きのあるホームステイ先がなかなか見つからない可能性がある
つまり、「今すぐ出たい」と思っても、すぐに移動することができません。
ホームステイは、異国の一般家庭に滞在して生活様式を学ぶので、様々なトラブルが起こります。
実際にあったトラブル事例は、「ホームステイ先が超最悪!実際にあったトラブル10選と解決策」を参考にしてください。
そして、私が語学学校で働いていた際、ホームステイ先の変更を希望した生徒に実際に起こった問題が以下の2つになります。
- 滞在期間の途中で出ていくとわかった途端、ホストファミリーの態度が冷たくなる
- 次のホストファミリーが決まり引っ越しするまでの期間に気まずくなる
※ホームステイ先を変更をするすべての生徒に当てはまるわけではありません。
留学生が「ホストファミリーとの相性が悪い」と感じている場合、ホストファミリー側も同様に「生徒との相性が悪い」と感じている可能性もあるので、やはり滞在途中でのホストファミリーの変更は避けたいところです。
また、ホームステイ先を変更する際、変更手数料が別途かかる場合もあるので、金銭的な負担も増えてしまいます。
ですが、最初から3~4週間の申し込みなら、ホームステイ先にお世話になり始めてすぐに不満が出てきたとしても、
「契約終了まであと少しだから…」と自分に言い聞かせ乗り切ることができる!
ホームステイ変更手数料の発生もなし!
と、最小限の精神的負担で済ませることができます。
ホームステイに申し込みをするときは、あらかじめ最悪なケースを想定しておくと安心です。
ホームステイが不自由で無理!日本人によくあるちょっとした悩み
日本は、とても恵まれた国です。
- 整った公共交通機関がある
- 24時間営業のコンビニが家の周りにある
- 好きな時に好きなものを食べられる
- シャワーの水量・時間を気にせずに使える
- 夜道を歩いてもそこまで危なくない
それがホームステイでは、現地の人の一般家庭にお世話になるので制限が出てきますし、異国は不便なことがたくさんあります。
- 電車、バスはよく遅れる
- コンビニが徒歩圏内にない
- コンビニがあったとしても、たいしたものを置いていないのに値段だけが高い
- ホームステイの食事では、食べたいものを好きなだけ食べられない
- シャワーのお湯が出なくなる
日本でそれまで生活していた環境とは異なり、気づかないうちにストレスになっていくのです。
相性のいいホームステイに当たることは恵まれていることですが、「ホームステイ自体が無理!」という悩みは口に出しにくくなる傾向があります。
だからこそ、なるべくストレスを増やさない環境づくりやリスク対策が大事です。
まとめ
初めての海外で、ホームステイは安心できる滞在方法の一つです。
私は運よく、ホームステイの申し込み前に「短期で申し込む方がいいよ」とアドバイスをくれる人に巡り会えましたが、長期でホームステイに申し込みをする人もたくさんいます。
最悪のパターン・最適な期間を考えて準備すれば、何かトラブルがあっても精神的苦痛を最小限に抑えることができるということ、まずは頭に入れておきましょう!