リゾートバイトはブラックできつい?求人の見極め方とバックレる前の解決策

rizoba-bunkoff

「リゾートバイトは基本ブラックだよ!」

「リゾートバイトはきついよ!」

これらの言葉は、私がリゾートバイトを始める前、リゾートバイトという働き方を紹介してくれた友人から何度も言われた言葉です。

でも私は当時お金がなく、家賃や生活費になんかお金をかけていられない状況…とにかくお金を稼ぎたかったので、あえてシフトがめちゃくちゃもらえるホテルに飛び込んでみました。

研修が終われば時給が1200円になるので、条件はそこそこイイ!

でも、私の記念すべき1つ目のリゾバ先は、ホテルの社員さんでさえ「新人の約8割が何も言わずに突然バックレちゃうんだよね~」と漏らすぐらい、新人スタッフの生存率が低いブラックなリゾートホテル。

チファニー
私はその職場で働いたら自律神経失調症になりましたし、同僚は3つの円形脱毛症に悩まされ、同期で入ったホテル経験者のお兄さんは不眠症になりバックレちゃいました。

でも、そんな経験をしたからわかった、

  1. 避けるべきホテルや旅館を求人から見極めるポイント
  2. 気になる求人がブラックかどうか?を確かめる方法
  3. 万が一ブラックなリゾバ先に派遣されてしまいバックレたくなった時の身の守り方

を、実例付きで解説します。

リゾバのブラック求人を見極めるポイント/確かめる方法

私が働いた「新人バックレ率8割」のリゾートホテルは、これから紹介するブラック求人のポイントをすべて兼ね備えていました。

でも、リゾートバイト未経験者にとって、ブラックな求人を見極めるのって難しい…

ということでまずは、私が働いたホテルを例に、ブラック求人を見極めるポイントと確かめ方をお話しします。

 

1.【論外】求められる能力が高いのに時給が安い求人

まずはじめに、求められる能力が高いのに時給が安い求人は論外です。

基準を話すと、例えば私が働いた新人バックレ率8割のホテルは、時給が1100~1200円(派遣会社や能力により異なる)なのに、求められていた能力はビジネスレベルの英語力。

ポジションがフロントデスクで外国人客が多いホテルなら、「英語ができるのは当たり前!」という感覚の人たちも多く、私も「それが普通だから仕方ない」と思ったことを覚えています。

もちろん、海外留学やワーホリのための資金集めでリゾバをしている人や、英語を使いたい人にとってはもってこいの職場!

でも実際に働いてみて、時給が1100~1200円で日本語しか使わなくてもいいリゾバ先がいくらでもあるのになぜ同じ時給なの?なぜブラックな環境で苦しい思いをしなければいけないの?という疑問が沸いてきました。

多分、最初の数ヶ月は我慢できるでしょう。

でも、なぜそのリゾバ先には人が集まらないのか?という一つの理由には、「時給1500円以上で英語を活かせる仕事」は世の中にたくさんあり、人材が高時給求人に流れてしまっているからという理由もあるのです。

そしてスキルの安売りは「英語力」だけに限らず、シェフ・板前さんの「料理の腕」や、スパのセラピストさんなどの「施術の腕」でも起こりうる可能性はあります。

それまで磨き上げてきたスキルなら、相場をわかっていると思います。自分のスキルや能力を安売りする必要はありません。

 

2.「シフト多め」「残業多め」の裏側に隠された真の理由を見極める

たくさんシフトに入ってお金を稼ぎたい!と思う人ならば、きっと「シフト多め」「残業多め」の求人に目が止まることでしょう。

そう、私もその一人でした…。

でも、ただ単純作業が続く簡単な仕事(例:売店のレジ)でシフトも残業も多い、いわゆる「おいしい職場」ばかりではありません。

私が働いていたリゾバ先の例を挙げると…

  • 電話が鳴りやまない
  • チェックイン・チェックアウト時に長蛇の列ができるのは当たり前
  • ずっと頭フル回転状態で仕事をしている
  • それが毎日10時間以上

元々、事務処理の量が多いホテルだったのですが、救いようのないくらい次から次へと何かが舞い込んでくる環境でした。

このような環境での長時間労働は、燃え尽きる人間を生み出すだけ。

チファニー
だから8割もの新人さんがバックレちゃうんですよ!

私が働いていたリゾバ先の「シフト多め」「残業多め」の裏側には、

  • 人がいないから。
  • 人がすぐやめるから。
  • 人が入ってこないから。

という3大ブラック理由があったからなのです。

リゾートバイトの派遣会社の求人で、「シフト数・残業多め」というものが気になったら、営業担当さんとの話し合いで「なぜシフト数や残業が多いのか?」の裏の理由をしっかり確認しましょう!

 

3.「シフトの時間帯がバラバラ」だとバックレ率が高くなるって本当?

「バックレる確率が高い人って、朝のシフトと夜のシフトを行ったり来たりしている傾向があるんだってさ」

これは、他部署で語り継がれていたバックレる人の特徴だったのですが、不運なことに私のシフトがこれに近い状態でした。
※ちなみに私はバックレていませんが、同じ時間のシフトに入った人は、半年以内に全員辞めました。

やっと早朝の早起きのリズムになれたと思ったら、夜中の2時まで働くこともある…

それなのに、健康的な生活を送れる朝シフトの先輩に言われたのは、「休みの日は、次のシフトのために体調を整えるために使え!」というアドバイス…

そう、休みの日に体調の調整をしないと続かないのは先輩もわかっているけれど、仕事のために休みの日まで犠牲にする働き方なんて誰もが嫌だから、使い捨てのリゾバの派遣に一番苦しいシフトが回ってくるという状況だったのです。

朝のシフトと夜のシフトを行ったり来たりする生活は、言葉だけ聞くと大したことないように思われますが、実際私は次第に眠れなくなり、心とカラダの崩壊が進行した後、病院の心療内科にて「自律神経失調症」と診断されるまで落ちました。

確かに、体調を保てるかは個人差があると思いますし、朝のシフトと夜のシフトを行ったり来たりしているのに20年以上も続いている強者の先輩もいるのは事実。

ですが私なら、陽が昇ったら出勤し日が沈んだら帰宅するという健康にやさしい労働環境を選びたいです。

 

4.【大型ホテルは注意】事務処理量は客室数に比例して多くなる

リゾートバイトの派遣会社に登録して求人を取り寄せると、それぞれのホテルの客室数を把握できます。

客室数が多いホテルはチェックイン・チェックアウトの回数が増え、それに比例して事務処理も増えるのです。

そして、チェックイン・チェックアウト数が多いということは、清掃する部屋の数も多く、清掃が追い付かないという事態も頻繁に起こります。

そこで発生するのが、お客様のチェックインまでにルーム清掃が完了していないという状況…そうなると、すでに清掃が完了している部屋にルームチェンジをするという更なる手間が増えるのです。

チファニー
これぞまさに、負の連鎖!

客室数が400~500室、もしくはそれ以上の大きなホテルでは、この状況が日常的に起こっていると考えた方が無難でしょう。

 

5.「フロント/ルームサービス24時間」のリゾートホテルは地味に注意

大型ホテルやビジネスホテルの中には、フロント24時間営業・ルームサービス24時間対応のホテルがあります。

まさに、私の働いていたリゾートホテルがそうだったのですが、特にルームサービス24時間対応には落とし穴があるのです。

通常ルームサービスは、レストラン(食事)やラウンジ/バー(お酒やドリンク)で対応するのですが、どちらも24時間対応ではないならば、業務終了後のルームサービスはフロントで請け負うことになります。

当たり前ですよね、24時間営業しているのはフロントだけなんですから!

通常の業務だけでも忙しい上に、夜中になってもルームサービスの注文が止まらない…こんな状態が頻繁に起こるホテルも実際に存在するのです。

 

6.派遣に対する風当たりが冷たい…「社員同士の仲がいい」裏の理由を探ろう!

リゾートバイトでは、派遣社員としてホテルに派遣されますが、派遣社員はよそ者扱いされ冷たく当たられることが多くあります。

「どうせ遊び気分の派遣でしょ?」

長く続かないなら仕事を教えても無駄…そんな理由から、仕事をちゃんと教えてもらえないリゾバ先もあるのです。

そういったところに限って、「社員同士の仲がいい」とアピールする。確かにそれは間違いではなく、ホテルに直接雇用されている社員やパート・アルバイトスタッフ同士は仲がいい!

でも、リゾートバイトの派遣社員を歓迎する態度があたたかいわけではないこともある…。

「派遣社員への風当たり」については、求人を担当する営業さんが良く知っています。

営業さんも、自社スタッフがすぐにバックレてしまうようなホテルや旅館には人を送りたくないのは当たり前です。

チファニー
自分の仕事が増えますからね。

ホテルの社員の派遣スタッフへの対応に問題がないか、必ず確認しましょう!

 

7.【若者がバックレる】周りに何もなさすぎて息抜きができない

リゾート地という場所は、都会の喧騒から離れて日ごろの疲れを癒す場所。便利な都会とは程遠く、静かな「非日常」を求めて観光客が訪れる場所。

リゾートバイトを利用して働くことを目的としている人にとって、その場所は「僻地」や「山奥」という表現で言い換えられることがあります。

リゾートバイトの派遣スタッフを雇うホテルというのは、立地が周辺地域に働き手がおらず、慢性的に人手不足。

だからこそ、「リゾート地で働く」という普段はできない体験と、寮費・水光熱費無料で貯金ができるという2つの利点を売りにして、全国的に働き手を募集しています。

これらの点を理解してリゾートバイトを選ぶ人なら、生活が圧倒的に不便になることは覚悟していることと思うのですが、やはり物事には限度というものがあり、周りに何もなさ過ぎて休日に息抜きすることもできないという環境なら、若者のバックレ率は高くなってしまうのです。

僻地というマイナス点をカバーできるだけの人間関係や労働環境があったり、圧倒的に貯金ができる環境(例:毎月25万円貯金できる等)なら、契約期間満了まで持ちこたえることも可能かもしれません。

が、実際私が働いたホテルにはどちらも存在しませんでした。

働くことへのストレスを解消できる場所があるか?も、リゾバ先の決定を左右するポイントになるかと思います。

気になる求人が合った場合、グーグルマップ等で息抜きできる周辺環境があるかを確認してみましょう!

チファニー
求人の営業担当さんに、リゾバスタッフの休日の過ごしたかを聞いてみるのも有効ですよ!

 

8.派遣実績のない(少ない)ホテル・ポジションでの就業は高リスク

私が働いていた「新人バックレ率8割」のホテルに派遣されたのは、営業さんからの「今営業をかけているホテルと契約を結びたいのですが、時給を上げるのでうちからの最初のスタッフとして働いていただけませんか?」というおもしろそうなオファーに釣られたから。

完全にお金に目がくらみました…。

でも、この方法を一言で表すと「賭け」です。

派遣実績のない派遣先を選ぶとき、営業さんからある程度の情報はもらえますが、

  • 人間関係に関する情報が、派遣の営業さんという外部の人間が見た印象のみ
  • 勤務時間(出勤・退勤の時間)やシフト・労働環境の情報が、おおまかすぎて掴めない
  • 月の休みがどのくらいあるか、残業がどのくらいあるか、具体的な数字で出ない

というリスクがあります。

一定の期間内にある程度のお金を貯める(例:1年で100万円)という目標があるなら、中~長期的に働ける派遣先を選んだ方が、結果的に安定して稼ぎ続けられます。

派遣会社の営業担当さんが、ホテル内の人間関係や労働環境を把握している派遣実績のあるホテルをおススメします。

 

【実例】新人8割がバックレるホテルはこんなとこだった…

私が働いた「新人バックレ率8割のリゾートホテル」は、先に紹介したようなブラックなポイントを兼ね備えたホテルでしたが、内部に潜り込んでみると、他にもブラックならではの理由が湧き出てきました。

ということでここからは、求人票には載っていない、ブラックなリゾバ先の特徴をお話しします。

 

1.【サービス業の最高峰】が聞いて呆れる…職場内で名前の代わりに「お前」

私が働いたリゾートホテルは超体育会系。名前の代わりに「お前」と呼ばれることが何度もありました。

ちゃんと教育を受けている人ならば、職場の同僚を「お前」と呼ぶことはない(と思う)のですが、それ以上に「~だろうが!」「~しろよ!」「~言ってんじゃねーよ!」という言葉も日ごろから飛び交います。

「ホテルはサービス業の最高峰」と言われるのを聞いたことがありますが、裏側は真っ黒です。

お客様に最高の接客をしているからか、そのストレスの反動で針が振り切れているのかもしれませんが、仲のいい同僚同士の悪口・陰口・愚痴の言葉づかいならまだしも、この言葉を新人が研修期間中に聞いてしまったら萎縮して当然です。

チファニー
逃げられても文句は言えませんよ~!笑

 

2.新人を育てられない

私がリゾートホテルで働き始めて1ヶ月目の頃、「この職場、新人の8割が飛んじゃうんですよね~」と当たり前のように言っていた先輩がいました。

つまり裏を返せば、その職場では新人を育てられないということです。

さらに、「お世話になりました」と挨拶すらされない人達しか働いていないということを、自分たちで言ってしまっている事実に気づきません。

チファニー
「お世話になりました」と菓子折りを持ってあいさつに行き契約満了した自分が誇らしいです!笑

 

3.地元では「劣悪な職場環境」として噂が広まっている

派遣されているホテル周辺の美容院・病院・居酒屋などのスタッフと話す機会があると、自分が働いているホテルについて地元の人の評判を聞くことがあります。

私が働いていたのは、地元の人でさえ「あ~、あの職場大変らしいよね」と敬遠するホテル。

離職率が高いという情報は口コミで広まっているので、地元の人は求人に応募してきません。

つまり、人が辞めてもなかなか次のスタッフが見つからないので欠員補充できず、一人の仕事量が1.3倍…1.5倍…と膨れ上がっていきまた一人潰れるという悪循環に陥るのです。

 

4.実は他の派遣会社では「ブラック」で有名なリゾートホテルだった

記念すべき私の1ヵ所目のリゾバ先は、残念ながら「ブラック」という結果に終わってしまいました。

でも実は後日談がありまして、別な派遣会社を利用してリゾバ先を探していた時、営業担当さんが私が過去に働いたホテルの名を聞き「え!?あのホテルで働いてたんですか!?」と驚いたのです。

と言うのも、私が元々利用していた派遣会社からは「一人目のスタッフ」として派遣されましたが、別な派遣会社ではすでに「あのホテルにスタッフを送ってもすぐ辞めるからもう送りたくない」と見放されたホテルでした。

慢性的な人手不足になる理由は、地元でも「劣悪な労働環境」と有名なだけでなく、リゾートバイトの派遣会社からも見捨てられてしまったからでもあります。

 

もう限界でバックレたい!「無理です」と言ったら提案された3つの解決策

チファニー
リゾバ先がきつすぎてもう限界!どうなってもいいからバックレたい!

ブラックの極みを超えたリゾバ先で真面目に頑張っていたら、「バックレ」という4文字が頭をよぎるのも不思議ではありません。

でも、ちょっと待って!ここから、私が「もう無理です」と派遣会社に伝えた時に提案された解決策を紹介します。

 

1.同じホテル内で部署(ポジション)を変える

リゾバ先がきつすぎて「もう無理です」と伝えたところ、まず初めに同じホテル内でのポジションの変更を提案されました。

そうです!ホテルのフロントは超忙しいけれど、ラウンジ・売店・裏方・レクリエーションセンター等の他部署はそこまで忙しくないということがよくあります。

日ごろから普通に真面目に働いているならば、勤務評価は悪くないハズ!

安定して働けるスタッフは重宝されるので、他部署に移動させ長く働いてもらった方が、派遣会社にとってもホテルにとってもありがたいようなのです。

 

2.別な派遣先を紹介してもらう

同じホテル内で移動できる(移動したいと思える)ポジションがない…

そんな時、私の担当の営業さんは、案外簡単に「じゃぁ、他(のホテル)行きましょう!」と言ってくれました。

そう、バックレという現象が頻繁に起こるリゾートバイトで、バックレずにちゃんと話し合いで解決できるスタッフなら次に繋がります。

  • ホテル内での部署移動がダメなら、ホテルを変えて働くという選択肢がある!
  • 1つ目のホテルがダメでも、次のホテルは合うかもしれない!

数ヶ月でサッと次に移ることなんか、リゾートバイトの世界では全然問題ではないのです。

 

3.「本当に無理だったら最悪明日の勤務で終了してもいいからね!」

リゾートバイトの派遣スタッフは、派遣会社への勤怠報告が義務付けられています(毎日報告をしなければいけないのか?月に一度でいいのか?という点は派遣会社によって異なります)。

スタッフの労働時間は営業さんも把握していて、残業が1日に3~4時間の日が続くと、「毎日残業時間半端ないけど大丈夫ですか?」とわざわざ連絡をくれる営業さんもいるのです。

残業時間が多い場合はお給料にも反映されるので一目瞭然!総支給額で30万円を超えると目立ちます。

毎日長時間の勤務をこなしているスタッフからの「無理です」という一言があると、営業さんも理解してくれ、ホテル側のブラックの度合いが酷かった私の場合「本当に無理だったら最悪明日の勤務で終了していいからね!」と言ってくれました。※すぐに契約を終わらせても支障はないかは契約状況によって変わる可能性もあります。

もし派遣スタッフがバックレた場合、営業さんは寮の清掃と謝罪のために出向かなければいけません。

バックレた派遣スタッフは働いた分のお給料をもらえず(もしくは派遣会社まで取りに行かないともらえない)、ブラックな職場で苦しい思いをして稼いだお金が水の泡になってしまいます。

つまり、両者にとってバックレだけは避けたい事態なのです。

それに、私が利用した派遣会社の営業さん曰く「まともに働けるスタッフをブラックなホテルに潰されてたまるか!」だそうです。

 

バックレさえしなければ次に繋がる可能性は残っている

ホテルの直雇用の社員・パート・アルバイトスタッフの場合、退職してしまえば次の職場を自力で探さなければいけず、面接というステップも踏まなければいけません、

でも、ブラックできつい環境で働くことになったとしても、派遣会社を通しているリゾートバイトなら、バックレさえしなければ次の仕事先を紹介してもらえる可能性が残っています。

万が一、派遣先のホテルがキツくてバックレてしまいたくなっても、行動に移すその前に「無理です!」と伝えてみましょう!

チファニー
自律神経失調症になった私でも次の派遣先が見つかったのだから、普通に働く意欲と健康があるなら、大きな心配はいりませんよ!