日本人にはあまり馴染みのないクック諸島・ラロトンガ。
ニュージーランドではハネムーンの地・バカンス先として有名です。
島の周囲が約32㎞・車なら30分程度で1周できてしまうラロトンガ島は、普段の喧騒から逃れのんびりするには最高の場所。
あえてインターネットからも離れ、その日の天気と気分で行動することのすばらしさを知り、島の人たちの暖かさと自然にも触れ、私は完全にラロトンガに恋をしました。
今日はそんな「クック諸島・ラロトンガ」を、日本からの旅行者だけでなく、ニュージーランドでワーキングホリデー中の人にも嬉しい低予算でも楽しめる方法をお伝えしようと思います。
目次
クック諸島・ラロトンガは地味に物価が高い
アジアに行く感覚の低予算での旅を予想していた私が、度肝を抜かれたことの一つが物価の高さ!
というのも、スーパーやコンビニで売られているものはニュージーランドからの輸入品が多く、輸送費や税金が上乗せされた価格設定となっています。
1.5Lのペットボトルの水が$3.8だったり、ニュージーランドのスーパーなら$1で買えるジュースが$4.5だったり…
外食をするにも、屋台の食べ物でさえ$10以上するので、レストランやカフェでの食事となると平均して$15くらいとなります。
この金額は、ニュージーランドで外食時の相場より若干安いか、あまり変わらない金額です。
ラロトンガではニュージーランドドルの利用が可能。値段表示はニュージーランドドルとなっています。デビットカードも使えますが、屋台では現金払いのところもあるので、ATMからの引き出しをお忘れなく(ラロトンガにはANZ銀行のATMもあります)。
意外と高い航空券の予約はセールを狙うべし!
クック諸島・ラロトンガまでは、ニュージーランドの最大都市オークランドからニュージーランド航空・ジェットスター航空の直行便を利用して4時間で行くことができます。
どちらの航空会社も「アイランド・セール」で航空券が安くなっている時期があり、上手く予約できれば往復$350NZD(諸経費込み)の航空券を入手することが可能です。
セール中の航空券でなければ、片道$400NZDを超える便もありますので、これはかなり賢いお買い物になると思います。
低価格のホテルはすぐ埋まる?航空券を取ったらホテルも即予約が肝心
クック諸島・ラロトンガはニュージーランド人に人気のリゾート地、「ホリデー・アイランド」です。
そのためホテルはお高めなところが多く、セールに合わせて航空券を取っても低価格のホテルがなかなか見つからないということもあります。
私が滞在したホテルは、予約時の残室が6室でしたが、次の日には満室となっていました!
さらに低価格のホテルに滞在する場合、もちろん食事はついていないので、周辺にスーパーやレストラン・カフェが多く集まる便利なエリアに滞在したいですよね!?
そうなるとかなり選択の幅が狭まります。
水代を節約するために、水汲みに行く!
ラロトンガでは「水道水を飲むことは避けた方がいい」と旅行前に多くの人から言われていたのですが、先ほどチラッとお伝えしたように、1.5Lのペットボトルの水は$3.8(日本円にすると単純計算で380円)。
この金額は、買う場所によって変わるのですが、スーパーよりもコンビニで購入する方が高くなります。
蒸し暑くて水分補給が欠かせないラロトンガで、毎日ミネラル・ウオーターを買っていたら結構な出費になってしまう…
そんな時に利用したいのは、「ウォーターステーション」と呼ばれる水汲み場!
私がラロトンガ滞在中は、1日2回朝と夜に水を汲みに行っていたので、5泊7日の滞在で$38は節約できた計算になります。
クルーズやツアーはディスカウントバウチャーを利用する
大自然に囲まれたラロトンガ。滞在中にはアクティビティに参加したいと思いますよね!?
そんな時に利用したいのが、ディスカウントバウチャー!
どのホテルにも観光用のパンフレットが置いてあるのですが、そこには上の写真のようにディスカウントバウチャーがついています。
ホテルの受付でツアーの予約も可能なので、滞在予定が長いのであれば到着後にゆっくりプランを決めて、このディスカウントバウチャーを利用して賢く節安できたら嬉しいですね。
逆に滞在予定が短いなら、ツアー参加希望日に満席になっていることもあるので、事前予約をした方がいい場合もあります。
公共のバスを利用したりヒッチハイクに挑戦する
車の運転は国際免許証でもOKだけど、車は1日のレンタル料金が高い…
スクーターをレンタルするのもいいけど、国際運転免許にスクーターの運転許可の記載がないと運転はできない…
ホテルまでの送迎シャトルのドライバーさんによると、警察署で免許証を発行してもらうのに$40(テスト$20+発行手数料$20)…
おススメされたスクーターのレンタルは1日$15だし、免許証を手に入れるためのテストの手間と発行されるまでの時間があるならビーチでのんびりしたい!
タクシーは距離に限らず、大人1人の値段が1回$20とか高すぎる!
クック諸島での交通手段を考えると様々なオプションが出てきますが、日程が限られているバカンスなら公共のバスでも十分かと思います。
ラロトンガでの公共バスはすごくシンプルで、時計回りか反時計回りしかない上に本数も1時間に1本。
そもそもそんなに観光名所がないラロトンガでは、日本で観光するように1日にいくつもの予定を入れたり弾丸旅行のような日程を組む必要はないですし、ツアーやディナーショーに参加するなら送迎がついてきたりもします。
公共のバスは、10回で$30の回数券を買えば1回$3で乗車可能ですし、友達やカップルでラロトンガに行くならシェアすれば安上がりです。
また島の人はフレンドリーで、車に乗せてくれたりバイクの後部座席に乗せてくれる人もいるため、ヒッチハイクという手もあります。
私は失敗しましたが、同じホテルに宿泊していたニュージーランド人のおっちゃんは、ヒッチハイクでバス代浮かせていましたからね。
- 1回の乗車で $5(往復なら$8)
- 1日乗車券 $16
外食で費用を浮かせるならファストフード
レストランで普通に食事をすると、ニュージーランドの価格とそんなに変わらないラロトンガの外食事情。
1食分の費用を$10以下に抑えるためには、ファストフードを利用しない手はありません。
ラロトンガには、地元の人にもおススメされる有名なテイクアウイのお店やハンバーガーショップもあります。
※ラロトンガのレストラン・カフェについてはこちらでどうぞ↓
便利さOK・水汲み場近い・低予算、総合的に見て滞在したのはココ!
私が泊まった、そこそこ低予算で便利な場所に位置しているアコモデーションは、Paradise Innというクック諸島の首都アバルアにあるホテル。
このホテルの隣にはコンビニ・歩いて1分くらいのところにウォーターステーションがあり、ロフト付きのスタジオで1泊$135NZDというお値段(2人だったので1人$67.5)。
もっと安いところも探せばありますが、約1ヶ月半前に予約できた場所にしてはまぁまぁですね!
まとめ
クック諸島・ラロトンガは小さな島ですが、実はバカンスの地として有名で、旅行の費用もかさんでしまいます。
そして、日本から行こうと思ったらニュージーランド経由。
パッケージツアーなら1週間弱の滞在でも20万円は軽く超えてしまいますので、ニュージーランドにワーキングホリデーに行くなら、帰国前に一度立ち寄っておくべき場所の一つです。
ニュージーランド・オークランド発着・5泊7日の滞在なら、飛行機代とホテル代込みで大人一人$1,000NZD前後でも可能!!
低予算で楽しめる方法はありますし、普段水を汲みに行く体験をすることもなかなかないと思うので、そんなことも旅の思い出になることは間違いなし!
移動が多い観光とは違いセカセカする必要がない分、バカンスの地でのんびり時間を使って低予算の滞在を楽しむのも一味違っておもしろいですよ♪