皿洗いのバイトなのに時給$32!?日本にも欲しいオーストラリアの時給制度

グレートバリアリーフ
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裏方の皿洗いの仕事って、どんなイメージがありますか?

服や靴下はビチャビチャになるし、髪の毛はベタベタになるし、顔に水しぶきが掛かって汗なんだか洗剤なんだかわからなくなるし…

給料も安そうなイメージですし、聞くだけで「絶対やりたくない」と思ってしまいます。

英語ができない日本人が海外でありつける仕事の中には「皿洗い」があるのですが、オーストラリアで私がやっていた皿洗いの仕事は、なんと時給が$32の時期がありました!($1=100円の単純計算で、日本円にして3200円です)

今日は、働き者の日本人が聞いたら飛びつきたくなる、オーストラリアの羨ましい時給制度についてお話ししようと思います。

なぜスキルのいらない皿洗いのアルバイトの時給が$32になるのか?

1:そもそもオーストラリアの最低賃金が高い

オーストラリアの最低賃金は、2019年3月3日現在で$18.93($1=100円の単純計算で1893円です。レートによって日本円への換算額が変わります)。

By the numbers:

Current minimum wage $18.29 an hour, or $694.90 a week

From July 1 it will rise to $18.93 an hour, or $719.20 a week

Increase of 3.5 pc amounts to an extra $24.30 a week

引用元:http://www.abc.net.au updated: 2018,06,01

日本で最低賃金が一番高い東京でも985円なので、為替レートを考えずに計算すれば、日本の2倍近くの金額になります。

 

2:土日祝日の時給は1.5~2.5倍になる

オーストラリアでは、土日祝日は時給が跳ね上がります。

どの程度上がるかは業界・雇用形態によっても違いますが、私の皿洗いのアルバイトは、土曜日の給料が1.5倍、日・祝日が2倍になっていました。

ちなみに私がオーストラリアワーホリ中は最低賃金がもう少し安く、皿洗いのアルバイトの時給は$16だったので、土曜日は$24、日・祝日は$32でしたよ。

チファニー
雇用主によっては祝日の時給が2.5倍になるところもあるみたいで、私の友人の中には、祝日に時給$40もらっていた人もいます。

そしてこの時の口約束の雇用条件は、ローカルジョブでもお給料はキャッシュでもらい、税金も引かないことになっていました。

なので、働いた分全額いただくことができたんですよね!ラッキー!

 

実際に皿洗いのバイトでいくら稼げたのか?

私が皿洗いで$32の時給をいただけたのは、イースターホリデー期間。

土日を挟み、イースターフライデー(金曜)とイースターマンデー(月曜)が祝日となる4連休です。

このホリデー期間に働いたので、私のアルバイト先の時給は、土曜日は時給が1.5倍、日・祝日が2倍となっていました。

労働時間は1日に6時間程度のお仕事でしたので、給料を計算するとこのような金額になります。

土曜日:時給$16×1.5倍×6時間=$144

日・祝日:時給$16×2倍×6時間=$192(3日で$576)

合計すると$720になるので、1ヶ月の家賃をまかなえるだけの金額を4日で稼いだことになります。

こんな嬉しいこと、日本であるでしょうか?(私はまだ経験したことがありません…)

 

海外行って皿洗いは惨め?でも時給$32ならやる!

ワーキングホリデーで海外に出て、皿洗いのような何のスキルにもならない仕事をすると、日本にいる人たちからはバカにされることがあります(悲しいですが…)。

でも、時給$32って!!日本円で3200円($1=100円)って!!

そんなオイシイ仕事なら、私だったら飛びつきます(笑)

 

この制度を知ってしまうことのデメリット

巷(ちまた)の人が休んでいる時に働くことで時給が上がる制度ですが、一つだけデメリットがあると感じました。

それは、この制度を知って日本に帰国してサービス業をやると、「土・日・祝日」に平日と同じ時給で働くことが「自分を安売り」しているように感じて、損をしている気分になること。

日本に帰国してしまうと、「オーストラリアの時給制度」が恋しくなるとこは確かです(笑)