週末になると、地元の人や観光客、留学生で溢れかえるボンダイ・ビーチ。
そんなボンダイ・ビーチからクージー・ビーチまでの海岸沿いを歩く「コースタル・ウォーク」は、絶景を楽しみながら崖の上のコースを歩く、エキサイティングなアクティビティです。
アクティブウェアとバックパック・スニーカーで、いつもの旅行や観光とはちょっと変わった、健康的でエネルギッシュな気分を味わうのもいいですよね!
そこでこのページでは、ボンダイ・ビーチからクージー・ビーチまでのコースタル・ウォーク「Bondi to Coogee walk(ボンダイ・トゥ・クージー・ウォーク)」のルートや見所、持ち物や注意ポイントをお伝えしようと思います。
目次
【絶景】ボンダイ~クージーのコースタル・ウォークはこんなところ!
ボンダー・ビーチからクージー・ビーチまでのコースタル・ウォークは、全長約6キロ。
歩くスピードにもよりますが、時間にすると2時間~2時間半の海岸沿いのコースです。
途中の景色を楽しみながら、写真を取ったりビーチで休憩しながらだと3時間ぐらいかかります。
コースの途中には、
ボンダー・ビーチ【スタート地点】
↓
タマラマ・ビーチ
↓
ブロンテ・ビーチ
↓
クロベリービーチ
↓
クージー・ビーチ【ゴール地点】
があり、青い海とワイルドな崖、美しいビーチや公園と様々な景色に出会えます。
ボンダイ・ビーチからクージー・ビーチまで約2時間半も歩くのは大変だと不安に思ったり、体力に自信がない人は、ボンダイ~ブロンテ・ビーチまでの全長約2.5キロ・約1時間のコースで終わらせることも可能です。ブロンテ・ビーチからもシドニー・シティまでのバスが出ています。
シドニー中心部からボンダイ・ビーチまでの行き方
コースタル・ウォークのスタート地点である「ボンダイ・ビーチ」は、シドニー・シティから333番のバスで約40分。
333番のバスの始発はオペラハウスのあるサーキュラーキーで、タウンホール駅の近くのハイドパークからも乗車可能です。
電車を利用するならば、セントラル駅やタウンホール駅からT4のEastern Suburbs Line(イースタン・サバーブス・ライン)でボンダイ・ジャンクション駅まで行き、そこから333番・380番のバスに乗り換えて行くことができます。
電車とバスを利用した場合でも所要時間は約40分ですが、週末はボンダイ・ジャンクションから333番・380番のバスを利用する人が多く乗車率が高くなります。
そのため、「電車→バス」と乗り換えせず、シドニー・シティからバス1本で行く方が楽です。
【ボンダイ~クージー】コースタル・ウォークのルートや見所
【重要】ボンダイビーチに着いたらトイレを済ませておく!
コースタル・ウォークのスタート地点、ボンダイ・ビーチに到着したら、まずはトイレを済ませておきましょう!
コース途中の公衆トイレは、「タマラマ・ビーチ」「ブロンテ・ビーチ」「クロベリー・ビーチ」にあります。
オーストラリアのトイレは、公共の場所であっても時間帯によってはカギがかかっていることもあり、朝のお散歩で行く場合は注意が必要です。
とくに、上記のようなコース途中の小さなビーチのトイレは、鍵が開く時間が若干遅くなることがあります。
いざ、ボンダイ・ビーチからタマラマ・ビーチへ!
出発地点のボンダイ・ビーチは世界的に有名なビーチで、波が高くサーファーも多く集まります。
コースの幅は、2人の大人が並んで通れるほどの道幅。
ボンダイ・ビーチからコースタル・ウォークを始めてすぐの景色がもうすでに絶景です。一旦ボンダイ・ビーチを振り返って見てみると、下のような景色が見れます。
日中にコースタル・ウォークに行くと、太陽が真上にあるので、水面に反射してキラキラしています。
そして、ボンダイ・ビーチから離れれば離れるほど、ワイルドな景色に変わってきます。
ボンダイ・ビーチを出発した後、最初に見えてくるのが「タマラマ・ビーチ」です。
ボンダイ・ビーチは波が高いので、お隣にある「タマラマ・ビーチ」も波が高めな傾向があります。それでも透明度は高いです。
ビーチの砂浜から見上げると、住宅地が広がります。
タマラマ・ビーチで写真をパシャパシャ撮り終えたところで別れを告げ、次の目的地ブロンテ・ビーチに向かいます。
タマラマ・ビーチからブロンテ・ビーチへ!!
タマラマ・ビーチから次のブロンテ・ビーチまでは、コースタル・ウォークの中でも一番簡単で短い距離。その間は特に見所はないので、ひたすら歩きます。
コースタル・ウォークは「ボンダイからクージー」というルートだけでなく、「クージーからボンダイ」の逆ルートもOK!
ですが、逆ルートは太陽に向かって歩くことになり、下記の写真のように前面に紫外線を浴びることになります↓
ブロンテ・ビーチを上から見ると、こんな感じです↓
ブロンテ・ビーチには公共のバーベキュー・スペースがあり、夏には家族連れや若者のグループで賑わいます。
ブロンテ・ビーチからクロベリー・ビーチへ!!
ブロンテ・ビーチからクロベリー・ビーチへ行く途中には、「Waverley Cemetery(ウェーバリー・セメタリー)」という、崖の上にある40エーカーの広大なお墓があります。
「世界で最も美しい20のお墓」の一つとして、「20 of the world’s most beautiful cemeteries」という記事でも紹介されています。
お墓の広大さを感じながら進んでいくと、その先に見えてくるのがクロベリー・ビーチです。
クロベリー・ビーチは、東海岸のシュノーケリング・ポイントとしても有名です!
クロベリー・ビーチからクージー・ビーチへ!!
クロベリー・ビーチから最終目的地のクージー・ビーチまで行く途中には、「ゴードンズ・ベイ」という、コースタル・ウォークの中でも随一の美しさを誇るポイントがあります。
ゴードンズ・ベイをさらに先へ進むと、ついにクージー・ビーチ到着です。
クージー・ビーチは、東海岸でもボンダイ・ビーチの次に有名なビーチ。
週末にはたくさんの人で賑わいます。
周辺にはカフェやレストランもありますので、たくさん歩いた後のフィッシュ&チップスとビールが最高ですよ!
【逆ルートもあり】クージーからボンダイを行く注意ポイント
先ほども少しお伝えしたように、コースタル・ウォークは「クージーからボンダイ」の逆ルートを楽しむ人もいます。
私が実際に逆ルートを行ってみて感じた注意ポイントは以下の通りです。
- 時間帯によっては、太陽に向かって進むことになる
- すれ違う人の数が多くなる
- 中間地点のブロンテ・ビーチまで距離が長め
1.時間帯によっては太陽に向かって歩くことになる
オーストラリアは南半球にあるため、太陽は東から昇り、北側を通って西へ沈みます。
日中に南側のクージー・ビーチから北側のボンダイ・ビーチまで歩くと、時間帯によっては太陽に向かって歩くことになります。
どちらのルートを行くか決める前に、
- 太陽に向かって歩きたいのか?
- 太陽を背にして歩きたいのか?
を検討してスタート地点を決めましょう!
2.すれ違う人の数が多くなる
海岸沿いのコースの途中には、階段や坂などのアップダウンがあったり、狭くなっている場所があります。
そこで気になった(気を使った)のが、すれ違う人の数が「ボンダイからクージー」のルートよりも「クージーからボンダイ」の方が多くなることです。
とくに週末は、ランニング・ウォーキングをしている人や観光客も増えるので、人と狭い道ですれ違うことが億劫なら「ボンダイからクージー」ルートをおすすめします。
3.中間地点のブロンテ・ビーチまで距離が長め
ボンダイからクージーまでの全長約6キロのコースを歩くのが大変な場合、中間地点のブロンテ・ビーチ(ボンダイ・ビーチから2.5キロ地点)でウォーキングを終わらせて、そこからシドニー・シティまでのバスに乗ることができます。
ですが、逆ルートでクージー・ビーチから中間地点のブロンテ・ビーチへ行く場合、距離が約1キロほど長めです。
歩く時間にすると約15~20分変わるので、逆ルートを検討するときの参考にしてみてください。
コースタル・ウォークに必要な持ち物
それではここで、2時間~2時間半(歩き方によっては3時間)のコースタル・ウォークに必要な持ち物をお伝えします。
- 日焼け止め
- サングラス・帽子・タオル
- カメラ・スマホ
- 水・ドリンク・必要であれば軽食
日焼け止め
オーストラリアの紫外線量は、日本の6~7倍と言われていています。
日差しが強い日は「暑い」というより「痛い」と感じるため、日焼け止めはマストアイテムです!
サングラス・帽子
オーストラリアの太陽光は、日本以上にまぶしく感じることがあります。
目から入ってくる紫外線をカットするためのサングラスは必須です!
また、頭皮や髪を直射日光から守るため帽子もあると尚良いです。
カメラ・スマホ
コースタル・ウォークに初めて行くと、想像以上の絶景に息をのみます。
高い確率で写真に収めたくなるので、カメラやスマホも忘れずに!
水・ドリンク・必要であれば軽食
私は春先にこのコースタル・ウォークに行ったことがあるのですが、気温はそんなに高くなく清々しい気候だったのに、かなり喉が渇いたことを覚えています。
水分補給は大切ですので、水・ドリンクは持参しましょう!
また、ウォーキング途中にビーチで小休憩すると思うので、軽食もあるといいと思います。
コースタル・ウォークは、シドニーっ子の週末アクティビティの1つ
ボンダイ・ビーチからクージー・ビーチまでのコースタル・ウォークは、東海岸近くに住む地元の人たちにとって定番のアクティビティです。
休日の朝に早起きして、友人やカップルでコースタル・ウォークを楽しんだ後、カフェやレストランでブランチをする!
そんな週末の過ごし方も素敵ですよね。
絶景を見ながら体も動かして心も爽快になる上に、交通費以外の費用がかからないという最高のアクティビティです。