応募者全員採用する旅行会社のツアーガイド離職率がハンパなく高かった話

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こんにちは、チファニーです。

実は数週間だけ、オーストラリアにある旅行会社で現地ツアーガイドの仕事をしていました。

辞めた理由は、ブラックだったからというとてもシンプルな理由。

ですが、情報が多い日本食レストラン(通称:ジャパレス)とは違い、オフィスがある会社の「いい・悪い」を判断する材料は少ないので、本来であれば「おかしい」と思うことが「そんなの普通」とすり替えられてしまう危険性があると思いました。

ということでこの記事では、「一見普通に見える会社でも、後々考えてみたらおかしかった」と思ったツアーガイドの仕事での出来事をお話しします。

「研修中は無給」というのは違法です。

「ガイドデビュー(テストに合格)するまで、研修期間は無給です」と面接時に言われたのですが、本来ならば研修期間もお給料が発生しなければいけないので、これは違法です。

チファニー
シェアハウスのオーナーさんに「それイリーガル(違法)だよ!」と言われて初めてわかりました(泣)

社会人経験のある10人ぐらいの日本人が、同じ日・同じ時間に受ける集団面接でしたが、当然のことながらみんな仕事が欲しくて面接に足を運びます。

そんな状況で面接官から堂々と「研修中は無給です」と言われたら、条件を受け入れるしかないと考える人もいるかもしれません。

海外で「知らなかったは不利になる」ということをこの時身をもって学びましたが、違法なものは違法です!

 

応募したポジション以外の枠で採用されたら、あれ?と思うべき3つの理由

1.パートタイムで応募者をおびき寄せて、適任者を条件の悪いフルタイムに回す

元々求人が出ていたポジションはパートタイムのツアーガイドだったのですが、なんと私、フルタイムのツアーガイドとして採用されました。

びっくりしたので「パートタイムの面接じゃなかったのですか?」と聞いたところ、「チファニーさんの適性を見て、フルタイムの方が合っていると思ったので、フルタイムで採用しました」という回答。

「適正をちゃんと見てくれているなんて嬉しい ♪」 と思ったので、前向きに「やってみます」と返事をしたのを覚えています。

が、その後の研修に行ってみたら、応募者全員が採用されていたということがわかりました。

聞き込みの結果、ワーキングホリデービザ保持者(ワーホリメーカー)で昼間の時間が空いている人をフルタイムに回し、学生をパートタイムで採用、という内訳になっていたのです。

まさに学生にはできない、ワーホリの私の空いている時間にピッタリだわ!と、面接担当者の言い回しに感心しました(笑)

チファニー
喜んだ私がバカだった~!適正なんて見てな~い!

 

2.給与形態がパートタイムと違うことを説明されない

パートタイムが歩合制ということは面接で説明されるのですが、フルタイムで採用された人の給与形態が「歩合制」ではなく「時給制」ということを知ったのは、研修が始まってから…

パートタイムの場合

  • ツアーガイドの仕事は、1つのガイド業務しか担当しない
  • 1回見て、2回ぐらい練習すればデビューできる

という説明を受け、「研修期間もそんなに長くないだろうし、1本の仕事の単価も悪くない。生活の足しにするにはいいかも!」と思いました。

ですが、先輩から「時給制」という話をされ、私自信も「自分がフルタイムで採用されたことをすっかり忘れ、給与形態の確認を怠った」ことに後から気付いたのです。

もちろん、会社側から事前の説明はありませんでしたよ…。

 

3.離職率が高いという理由は、お給料にも隠されている!!

「希望とは少し違うけど、フルタイムのツアーガイドをやってみよう!」と決めたものの、募るのは不満ばかり…

  • 休みの日にこなさなければならない「宿題」という名の仕事
  • 電車が動きだす前・酔っ払いが帰る頃の出勤時間
  • それでも遅刻2回目でクビという上から条件

そんな時、フルタイムスタッフだけが対象の研修があり、マネージャーと面談をする機会・他の新人スタッフと久々に会う機会がありました。

その時点で私は、「時給がジャパレス(日本食レストラン)並だったら辞める」と決めていたので、思い切ってマネージャーに時給を聞いてみることに…

そしたらジャパレス並みどころか、待遇がいいジャパレスよりも時給が安いではありませんか!

なんなら同じ「違法」でも、賄(まかない)がある分ジャパレスの方がまだマシです!

マネージャーの答えを聞き、私と同期で入った新人フルタイムスタッフ全員が一気に脱落となったのは、もう予想がついているかと思います(笑)

補足
オーストラリアの「ジャパレス」は、英語ができないワーホリや学生を最低賃金以下の時給で働かせる違法なところが多いので、ツアーガイドの時給と待遇の比較に用いてます。

 

辞めると言う or 辞めたい雰囲気を出すと、嫌味が飛んでくる

  1. 時給が悪すぎる
  2. 日本語環境すぎる
  3. フルタイムのツアーガイドは覚える仕事の本数が多く、デビューまで時間がかかる

これらの3大理由が原因で退職を考えましたが、せっかく面接をパスしたので「元々応募したポジションに戻してもらおう!」と考えました。

「私は語学学校で働きたくて、平日の昼間の時間をあけたかったのですが、パートタイムに戻れませんか?」と伝えたのですが…

さすがブラック、そこはしっかり嫌味が飛んできます♪

「チファニーさんって、そんなに英語できるんですか!?!?」






場の空気が一瞬固まり交渉決裂。

お互いご縁がなかったということで、晴れて退職となりました。

 

給料の質問は面接の最後。でも、研修終了まで時給を教えない会社からは逃げましょう!

この件以来その旅行会社では、「研修期間が終わるまで時給は教えない」という方針に変わったようです。

チファニー
いやいや、なぜそうなる!?!?

時給は面接で必ず伝えないといけないので、教えてくれない会社は違法です!

「海外のちゃんとした会社で働きたい」という夢があっても、そんな会社からは逃げましょう!

いい会社は他にいくらでもありますし、オーストラリアで夢が叶えられなくても、他の国で叶うこともありますよ!

 

この経験から学んだこと

現地の情報って、その国の滞在経験者の先輩に話を聞かない限り、リアルな情報って入ってきませんよね?

でも、何も知らないまま聞く相手を間違えてしまうと、自分の大切な時間を安売りしてしまうことになります。

また、面接というのは「会社だけが応募者をジャッジする場」ではなく、「応募者が会社をジャッジする場」でもあります。

「海外で経験を積みたい」

「最初はキツそうだけど、もしかしたらこれがチャンスかもしれない」

いろいろな思いが沸き上がってきて、「なんでもやります」という気持ちになるのは凄くわかりますが、普通の会社なら「自分たちの言いなりにさせよう」と搾取することはありません。

もし、最低賃金以下で働かせようとしたり、研修中にお給料を払わなかったり、一言もなしに応募したポジション以外の枠で採用されたら「おかしい」と思って大丈夫です!