【裏話あり】紹介料払って仕事GET?有給・無給 インターンシップとは

タンガルーマ
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こんにちは、Chifunny(@Chifunny_BT)です。

海外(現地)で仕事を探す時によく募集広告を見かけるのですが、十数万円の紹介手数料を支払ってインターンシップに申し込む、有給・無給インターンシッププログラム、ご存知ですか?

私の周りの友人たちが有給インターンシップに参加し、120~150万円の貯金に成功した例がいくつもあるので、意外と需要もメリットもあります。

語学学校や留学エージェント、インターンシップの斡旋業者など、取り扱っている会社はたくさんありますし、私も、気になった求人を取り扱っている業者に話を聞きに行き、申し込みを考えたこともありました。

ですが、無給インターンシッププログラムに関していえば、私自身が自力で現地オフィスの無給インターンを獲得したことで、” 受け入れる企業側の考え ” を知ってしまいました。

今日はそんな裏話も交えて、有給・無給インターンシッププログラムについてお伝えしようと思います。

有給インターンシップではたらけるポジション

有給インターンシップでは、ホテルでのハウスキーピング(ゲストの部屋の清掃)、キッチンハンド、シェフ、ウエイター・ウエイトレスの求人が多く、たまにツアーガイドやクルーズスタッフの求人も見かけます。

日本人ゲストリレーションやフロントデスクの募集もありますが、応募するためには、過去に同じポジションでの実務経験と、IELTSのスコアが最低で6.5以上という条件があるため、なかなか難しいようです。

※日本の外資系ホテルのフロントデスク経験者で、IELTSの規定を満たしている人でさえ、使い物になるまで3ヶ月かかったらしいですよ。

 

有給インターンシップのメリット

世界的に有名な観光地でも働ける

斡旋業者は、世界的に有名な観光地・離島や大自然の中にあるホテルとの提携があり、海外の世界遺産で働くという貴重な体験もできちゃいます。

もちろん、面接のために現地まで足を運ぶ必要はありません。

 

英語力が低くても現地企業で働ける

英語力が低い場合、なかなかローカルジョブを自力で見つけるのは大変ですが(不可能ではないですよ!)、有給インターンとして派遣されるホテルは、現地のホテルです。

滞在できる期間に限りがあるワーホリメーカーで、職探しに時間と手間をかけることなく、働くことに重きを置きたい人にとっては、とてもいい制度ですね。

現地ホテルで働けることのメリットとして、お給料・福利厚生がローカルスタッフと同じ待遇という点もあります。

最初に大きな出費はありますが、働き始めれば紹介料をすぐに回収できちゃう、という体験談も聞きました!

 

シフト数が確保できる

スタッフを募集しているホテルに直接応募する人もいますが、有給インターンシップ制度を利用した就労の場合、優先的にシフトを回してもらえる、もしくは、最低限のシフト数が確保されている、というメリットがあります。
※雇用主によって変わります。

例を上げるとするならば、有給インターンシップ参加者が、最低30時間/週のシフトが保障されるのに対し、直接雇用のスタッフは、20時間/週ぐらいしかシフトが回ってこないこともあるようです。

観光客の少ない閑散期に起こるようですが、少なくとも有給インターンなら「お金を貯める目的で参加したのに、生活する分のお金しか稼げなかった」という事態は回避できそうですね。

 

寮費が安い

ホテルが用意してくれるアコモデーションを格安で借りることができるので、家賃代を抑えることができます。

一人部屋がもらえるか、相部屋になるかは派遣先によりますので、事前確認が必要ですね!

 

オプショナルツアーに格安で参加できる

せっかく観光地で働いているなら、休みの日に観光もしたいですよね?

有給インターンでは、オプショナルツアーに格安で参加できる、スタッフ割引を用意しているホテルへの派遣があるようです。

働きながら休みの日も楽しめて、最高ですね!

 

有給インターンのデメリット

行きたい勤務地に行けないことがある

ほとんどの場合、いつ、どのタイミングで、どんな求人があるか、紹介料を払わないと知ることができません
※でも、求人募集広告から推測することはできます!

例えば、「海がきれいな離島(または海岸沿い)のホテルで働きたい」と思っても、タイミングによってはポジションに空きがなく、内陸や山奥のホテルの求人がほとんど、ということもあります。

 

直雇用で応募したことがあるホテルへの再挑戦は、受け付けてもらえない

私が気になっていた、ホテルのフロントデスクの求人の例なのですが、有給インターン斡旋業者の求人募集が出ているポジションは、英語の求人情報サイトでも直雇用の募集をしていることがあります。

私の場合、先に英語の求人サイトで直雇用の求人を見つけ、応募しましたが採用担当者からは連絡なし…。

同じ求人を、有給インターン斡旋業者の募集広告でも見つけたので、話を聞きにオフィスに足を運んだのですが、一度個人で応募したポジションへの再応募は、紹介料を支払ったとしても受け付けできないと説明されました。

有給インターンからの応募だと、受け入れるホテルに紹介料が入り、採用される可能性が上がることもあるようですので、「こんなところで働きたい」と特別行きたい場所がある人は、直雇用での採用に賭けるか、最初から有給インターンを申し込むか、検討したほうがいいかもしれません。

 

紹介料を払ってまで無給インターンをするメリット

なぜ、お金を払ってまで無給インターンをする人がいるのかというと、無給インターンの場合、現地企業のオフィス経験を積むことができます。

海外のオフィスで、その国の仕事の進め方を学ぶことは、自分の経験値としてプラスになりますし、帰国後のキャリアアップに繋がることもあります。

英語をインプット・アウトプットする機会も圧倒的に違うので、自分のスキルアップのために経験を買っている、という表現が一番近いですね!

 

無給インターン希望なら、履歴書配る方がいい?

私の元職場にも、無給インターンの受け入れの依頼が何度も来たようなのですが、基本断っていると上司が教えてくれました。

有給インターン同様、無給インターンの受け入れをした場合でも企業側にも紹介料が入るのですが、「お金を払って現地オフィスインターンに申し込む人のほとんどは、英語力が圧倒的に足りていない」らしく、お金は受け入れる理由にはならないとのこと…。

さらに、無給インターン希望でも、直接オフィスに履歴書を配りに来る人はたくさんいますし、受け取る側も慣れているので、「履歴書は配るのが普通」の世界。

ということで、インターン先の手配に時間がかかることもあるみたいですよ。

 

日系企業の無給インターンもあるけど…

インターン受け入れ先企業の中には、日系企業もあるようですが、日系企業の無給インターンの募集広告は、日本語の求人情報サイトでよく見かけます。

「英語力ないけど、どうしても海外でオフィスワークの経験がしたい!現地企業か日系企業かは関係ない」という理由ならいいかもしれませんが、英語力を伸ばしたい人にはあまりお勧めはしません。

 

実際にあったトラブルから見る、プログラムの最大のデメリット

このプログラムの最大のデメリットは、紹介料を支払った後、そのお金を持ち逃げされたら終わりということです。

世界的に有名な観光地のホテルで働き、120万円~150万円の貯金に成功 = 経験とお金の両方を手に入れた、という友人の実体験も聞きましたが、紹介料を持ち逃げされるというトラブルに巻き込まれた友人もいます。

友人の場合、エージェント経由で語学学校のインターンプログラムに申し込み、2つの団体を通したので、支払った紹介料は全額戻ってきたのですが、会社ごとなくなった場合、泣き寝入りするしかありません。

こればっかりは、いつ会社のオーナーがお金を持ち逃げするか予測ができないので、運が悪かったとしか言いようがないですね…。

 

まとめ

有給インターンにも無給インターンにも、メリット・デメリットそれぞれあります。

何にお金を使うかは人によりますが、ビザには期限があり、ビザの残存期間が合否を左右することもありますので、時間だけはうまく使って計画を立てることをおススメします。