【ワーホリの仕事の種類と探し方】オーストラリアvsカナダvsニュージーランドの最低時給と実体験を比較

チファニ
こんにちは、「Borderless Traveworker(ボーダレス・トラべワーカー)」を運営しているチファニです。

私は、ワーキングホリデーで渡航できる国の中でも人気トップ3の「オーストラリア・カナダ・ニュージーランド」で現地の会社に潜り込み、海外で働くことを経験してきました。

単発の仕事やカジュアルジョブを含め、お金をいただいて引き受けた仕事は3ヵ国合計で13種類あります。

面接を受けて採用されたり、日本人の友人や現地の人から紹介していただいたり、仕事の探し方は様々ですが、このページでは、ワーキングホリデーでもできる仕事の種類と時給・実体験を、オーストラリアvsカナダvsニュージーランドで比較してお話ししたいと思います。

 

【ワーホリの仕事の種類】よく見かける求人

ワーキングホリデーを利用して海外で働くとき、どんな職に就けると思いますか?

日本語の求人サイトでよく見かける求人、過去に目にしたことのある求人には、以下のようなものがあります。

ワーホリの仕事一覧
    • ウエイター・ウエイトレス
    • レストランのキッチン(シェフ・キッチンハンド・皿洗い)
    • クリーナー(ホテル・ビルディング)
    • 保育士・ベビーシッター (ナニー)
    • チューター(家庭教師)
    • ファーム・WWOOF
    • バリスタ・カフェスタッフ
    • ツアーガイド・オペレーターなどの観光業
    • レセプショニスト(受付)
    • ギフトショップ・ダラーマート (100均の海外版) 店員
    • マッサージセラピスト、鍼灸師
    • エステティシャン
    • ネイルアーティスト
    • 美容師
    • 語学学校・留学エージェントのインターン・カウンセラー・マーケターなど営業系
    • 事務・会計士などのオフィス系
    • 通訳・翻訳
    • プログラマー・SEなどのIT系
    • ウェブデザイナー、情報誌の編集
    • 配送・工場のライン、バイヤー
    • 卵子提供
    • 治験
    • キャバクラ
    • カラオケバー etc…

主に飲食系(レストランやカフェ・ホテルのウエイター/ウエイトレス)の仕事が多く、日本食レストランなら英語が堪能でなくても仕事にありつくことはできます。

もちろん、技術系やオフィス系・営業系の仕事をするチャンスはありますが、求人はチラホラ見かける程度で、飲食系に比べると求人数はグッと減ります。

でも、覚えておいてほしいことは、海外に行ったら行動したもん勝ち!チャンスは転がっている!ということです。

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ちなみに、私が経験した仕事は以下のものです。
  • ワインの試飲
  • WWOOF(オーガニックファーム)
  • リゾートホテルの皿洗い
  • 山奥のおばあちゃん家で草むしり
  • バンケットスタッフ
  • ツアーガイド
  • 語学学校の日本人カウンセラー
  • イタリアンレストラン皿洗い
  • クリーナー
  • パンケーキ工場
  • 日本語教師
  • リラクゼーションスパのレセプション(受付)
  • 家を売る手伝い&引っ越し

このうち、5つの仕事は面接に合格して採用され、9つの仕事は友人や職場の人からの紹介でゲットしました。

 

オーストラリアvsカナダvsニュージーランドの最低時給

それではここから、2021年5月1日現在のオーストラリア・カナダ・ニュージーランドの最低時給を比較していきます 。

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時給が高い順からランキング形式で紹介しますね!

 

【1位】ニュージーランドの最低賃金:$20.00

ニュージーランドの最低時給は、2021年5月1日現在で$20.00です。

5月1日のレート($1=78.32)で日本円に換算すると1,566円で、$1=100円の単純計算だと、なんと2,000円となります。

The current minimum wage rates (before tax) are as at 1 April 2020 and apply to employees aged 16 years or over:

Type of minimum wage Per hour 8 hour day 40 hour week 80 hour fortnight
Adult $20.00 $160.00 $800.00 $1600.00
Starting-out $16.00 $128.00 $640.00 $1280.00
Training $16.00 $128.00 $640.00 $1280.00

引用元:https://www.employment.govt.nz  Page last revised: 01 April 2020

これまで、世界で一番時給の高い国はオーストラリアでしたが、2021年4月1日に時給が上がり、順位が入れ替わりました。

ニュージーランドは、日系の企業(日本食レストランや旅行系含む)でも日本人のワーホリメーカーを最低賃金以下で働かせる企業はほとんどなく、圧倒的にクリーンです。

実際に日本食レストラン(ジャパレス)の中には、お給料の支払いが遅かったり、支払いを渋る会社もありますが、基本的に最低時給よりも低い賃金で働かせるという違法なことはほぼありません。

Employees have to be paid at least the minimum hourly wage rate for every hour worked. Anyone who thinks they are being paid less than the minimum wage should contact us.

引用元:https://www.employment.govt.nz  Page last revised: 01 April 2020

万が一、最低賃金よりも安い時給で働かせた場合、政府に訴えればすぐに動いてくれます。

 

【2位】オーストラリアの最低時給:$19.84

オーストラリアの最低時給は、2021年5月1日現在で$19.84となっています。

5月1日のレート($1=84.38)で日本円に換算すると1,674円、$1=100円の単純計算だと1,984円になります。

The National Minimum Wage

The National Minimum Wage applies to employees not covered by an award or registered agreement. This is the minimum pay rate provided by the Fair Work Act 2009 and is reviewed each year.

As of 1 July 2020 the national minimum wage is $19.84 per hour or $753.80 per week.

Employees covered by an award or registered agreement are entitled to the minimum pay rates, including penalty rates and allowances in their award or agreement. These pay rates may be higher than the National Minimum Wage.

引用元:https://www.fairwork.gov.au

オーストラリアは世界一時給の高い国として有名で、毎年7月1日に最低時給が変わります(基本的に下がることはなく、年々上がる一方です)。

「ワーキングホリデーで稼ぎたい!!」と思ったらオーストラリアを選択肢に入れておきましょう!

注意
オーストラリアには、最低時給よりも低い時給で働かせる企業や日本食レストランがありますが、違法となります。

 

【3位】カナダの最低時給:州により異なる

カナダの最低時給は州により異なり、日本人留学生に大人気のバンクーバーがあるブリティッシュコロンビア州(BC州)の最低時給は、2021年5月1日現在で$14.60($1=88.96円で換算すると1,298円)、トロントがあるオンタリオ州の最低賃金は$14.25($1=88.96円で換算すると1,267円)となります。

以下、州ごとの最低時給が記載された画像です。

ちなみに、ブリティッシュコロンビア州の時給は、2021年6月1日から$15.20に上がると決定されているので、ワーホリでバンクーバーに渡航予定の人にとっては嬉しいアナウンスですね!

The minimum wage in B.C. will rise to at least $15.20 on June 1, 2021.

引用元:https://www.retailcouncil.org

オーストラリアやニュージーランドに比べると最低時給は低いですが、日本の最低時給は一番高い東京でも1,013円(参照:厚生労働省「地域別最低賃金の全国一覧」)なので、その差は約200円となります。

 

ワーホリの仕事で必要とされる英語力

ワーホリで仕事をするなら英語力は必須ですが、日本食レストラン(ジャパレス)で働くかローカル(現地)企業で働くかにより、必要な英語レベルが異なります。

以下、語学学校で使われているレベル分けの基準を使い説明します。

ジャパレスのウェイター/ウェイトレスなら、中下級~中級ぐらいあれば問題ないですが、ローカルのカフェやレストランで働くなら中上級あると望ましく、現地企業で働くなら上級レベル以上が求められます。

ですが、上記はあくまで目安となり、基準とされる英語力に満たなくても仕事を得ている人はたくさんいます。

チファニ
現地で必要なのは、行動と運とタイミングです!

 

ワーホリの仕事探し/就労の実体験

ここまで、職種・最低時給・英語力を見ていきましたが、ここからは3ヵ国での仕事探しと就労経験をもとに、実際のところどうなのか?をお話しします。

 

オーストラリアの仕事探しと就労の実体験

オーストラリアで仕事を探す際は、以下のような求人情報サイトを使うことがメインとなります。

日本語の求人情報サイト

Jams.tv
NICHIGO PRESS 
Cheers

英語の求人情報サイト

Gumtree
Seek (AU)
Indeed

そして、オーストラリアでよくある仕事探しの方法は、「履歴書を配り歩く」という方法!

オーストラリアは、日本人からも世界中のワーホリメーカーからも人気で競争率がかなり高いため、職業訓練学校の先生ですら「履歴書を配るのが一番確実だよ~」とオススメする方法でもあります。

履歴書配りのポイントに関しては、以下の記事を参考にしてみてください。

【ワーキングホリデーの仕事の見つけ方】アルバイトや職探しで履歴書を配るコツ

2018-11-22

お給料の支払いは銀行振り込みがメインとなりますが、オーストラリアには人件費を抑えるために最低賃金以下の安い時給で働かせ、給料の支払いを現金手渡しにするところがあります。

チファニ
銀行振り込みにしてしまうと、違法で労働させている記録が残ってしまうため、手渡しにしているんですね。

こういった仕事は、キャッシュジョブ(又はアンダー=under the table)と呼ばれるのですが、ジャパレスや韓国・中国系のレストランに多く見られます。

本来、オーストラリアの最低賃金は$19.84なのですが、お給料の支払い方法がキャッシュの場合、経営者側が3~4割程度の金額をピンハネします(違法です)。

レストラン系の仕事だけではなく、ツアーガイド、ギフトショップの店員などでも最低賃金以下の時給で働かせる企業がありますが、高すぎる税金を支払っていたら破産してしまうという理由と、英語ができなくて働ける場所がないワーホリメーカーの弱みに付け込んでいることも原因です。

求人募集に時給を掲載していない会社は違法労働させているブラックな可能性が高いでしょう。

と、不安にさせてしまう注意事項をお伝えしましたが、オーストラリアでローカルのカフェやレストラン・現地企業での仕事をゲットできれば、高時給で働けます(時給から見て簡単に予測できると思います)。

オーストラリアには、英語力が足りなくてもローカルのポジションに挑戦するハートの強いワーホリメーカーが多く集まる傾向にあり、「この人のこの英語力でもローカルジョブが見つかったなら、私でもできそう!」と背中を押され、挑戦しやすい環境です。

「皿洗いでも何でもいいから仕事くれ!」

「無給でもいいからとりあえず使てみて、使えると思ったら雇ってくれ!」

こういった状態から始まり、その後雇われてお給料をもらえるようになった話は、オーストラリアの現地に行けばたくさん聞きます。

チファニ
ちなみに私も、語学学校の仕事は無給のインターンから始まり、その後お給料をいただけるようになりましたからね!

海外の語学学校で働く日本人カウンセラーの仕事!ワーホリでオフィスワーク体験談

2020-03-28
cloverybeach

【海外インターンシップの目的と心得】倍率30倍の面接を突破できた4つの理由

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【学歴/コネ/スキルなし】ワーホリで海外オフィスワークを手に入れた方法

2018-11-11

 

ニュージーランドの仕事探しと就労の実体験

ニュージーランドの仕事探しは、オーストラリアと比べると比較的簡単です。

オーストラリアのワーホリビザ発給数は毎年1万を超えますが、ニュージーランドのワーホリビザ発給数は2000~3000程度。

単純に規模が小さいからかハングリーな人の数も減り、履歴書を配り歩く人もそんなに多くはないため、オーストラリアでの仕事探しほどハードな印象はありません。

そんなニュージーランドで仕事を探すなら、ほぼウェブサイトだけで完結するでしょう。

以下、ニュージーランドで利用した、求人情報サイトの一覧です。

NZdaisuki.com
Trade Me
Seek (NZ)
Madison
Adecco NZ

また、ニュージーランドでも履歴書配りをしましたが、食いつきがとても良い!!

私の場合、1社目に履歴書を配った語学学校から連絡が来て、すぐに面接を組んでいただけました。

私と同じくオーストラリア・ワーホリを経験した後にニュージーランド入りしたお姉さんも、以下のように証言しています。

先にニュージー入りしたお姉さんとのLINE

  • Trade Meに掲載されていた求人に応募したらほとんど返信が来た!
  • City(都市の中心部)じゃなくても履歴書を配れば食いつきがいい!
  • 自分でカジュアルジョブかフルタイムジョブか選択できる!

そして、先ほどもお伝えした通り、ニュージーランドは違法なジャパレスもほとんどなく、英語ができない(苦手な)ワーホリメーカーでも最低時給$18.90で働くことが可能です。

お給料の支払いが悪い会社に関しては、政府機関に報告すれば日本語でも対応してくれますし、報告される回数が多い会社は政府側も把握しているので、迅速に対応してくれます。

注意点としては、ホリデーペイやシックリーブなどの福利厚生をあえてつけていない会社がある(本来つけなければいけない)ので、面接時に確認しましょう!

ニュージーランドのワーホリのしやすさに関しては、以下の記事にまとめています。

ニュージーランドワーホリの仕事の探し方と体験談

【ニュージーランドワーホリの仕事の探し方】受付の仕事体験談を紹介!

2020-04-26

ニュージーランドのワーホリが海外初心者にも人生疲れた人にも優しいと思うのはなぜ?

2019-03-27

 

カナダの仕事探しと就労の実体験

カナダの仕事探しは、以下の情報サイトをメインに行います。

日本語の求人情報サイト

人材カナダ
ワーホリシロップ
e-Maple 

英語の求人情報サイト

Claigslist
Indeed
Canadajobs.com

私が住んでいたバンクーバーは、世界的にも人気な街なので、仕事探しはオーストラリアと同レベルで至難の業。

また、仕事(職種)によっては、掛け持ちをしないと生活を成り立たせることができません。

チファニ
私がカナダ・ワーホリをしていた時、日本語教師の仕事をしていたのですが、掛け持ちしても毎月$850ぐらいしか収入がなくギリギリの生活を送っていました。その時の体験談は以下の記事にまとめています。

資格なしでカナダの日本語教師!海外の給料/求人(仕事)の探し方/帰国後のキャリア紹介

2020-04-12

【カナダ】バンクーバーでワーキングホリデー中お金が稼げず生活苦だった原因

2019-02-03

カナダのお給料の支払い方法は小切手が主流となっていて、ニュージーランドと同様、最低賃金以下で働かせる違法な企業の話はジャパレスを含み聞いたことがありません。

ただし、カナダは現地の人でも仕事を探すことが難しいため、現地の英語ネイティブの人がジャパレスで働いていたりします(私が教えていた日本語クラスの生徒の何名かも、ジャパレスで働いていました)。

カナダの最低賃金は、オーストラリアやニュージーランド低いですが、カナダにはチップの制度があります。

飲食代の15%が一般的なチップ額となっていて、よっぽど不愛想でお客さんに不快な思いをさせない限り、普通に働いているだけですべてのお客さんから15%のチップがもらえる!と言っても過言でないです。

また、高級な飲食店で働けば、メニューの単価が高い=自然とチップの額が上がるところがチップ制度の利点でもあり、いいサービスをすれば、ちょっと上乗せしていいサービスをすると、17%や20%のチップをくれるお客さんもいます。

ただ一つ残念なのは、カナダはカード社会で、チップもカードで払えてしまう点。

カードで支払われたチップはウェイター/ウェイトレスに入るのではなく、一旦レストラン側に入り、そこからすべての従業員(キッチンスタッフ含む)に分配されるようです。

チップを現金で払うお客さんの方が少ないので、15%分のチップを満額自分のものにすることは期待しない方が無難かもしれません。

また、オーストラリアではカードで支払われたチップがすべてオーナーのポケットに入ってしまうということがありますが、カナダではあまりないと聞いたので、そこは心配しなくても大丈夫かと思います。

補足

カナダでギフトショップなどの販売系、オフィス系、営業系、製造系、観光系などにチャレンジしたい人は、チップはほぼもらえないと覚悟しましょう。

 

海外で働くと仕事に対する価値感が変わる

私は、3ヵ国の現地の会社で働く経験をさせていただいたのですが、時には円形脱毛症ができるほど大変だったり、金銭的に苦しい時期もありました。

でも、海外の働き方や仕事に対する考え方を学ぶと、仕事に対する価値観が変わります。

海外で働きたいと思う人の中には、日本での仕事の在り方に疑問を抱いている人もいると思いますし、実際に私の元にも「日本で働いて地獄を見たので、海外に出てみたいと思ったからアドバイスが欲しい」という相談も来ました。

海外で働くと、「仕事」というものをもっと楽に捉えられるようになります。

是非一度海外に出て、日本と海外の働き方の違いを比べてみてください。

海外3ヵ国で働いて学んだ日本と海外の働き方の違い/仕事に対する考え方の違い

2019-09-29