日本の学校では無理!?インターナショナルスクールで身につく素養

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チファニ
こんにちは、「Borderless Traveworker (ボーダレス・トラべワーカー)」を運営しているチファニです!

以前、オーストラリアの語学学校で働いていた時の上司から「東南アジアでは今、子供をインターナショナルスクールに入れる親が増えているんだって!」という話を聞きました。

私自身、インターナショナルスクールの入学受け入れの仕事を通して、ここ数年は日本人家庭からの問い合わせも(昔に比べ)増えていると聞いたので、グローバル教育の流れは日本にも来ているな!と実感しています。

私は「学校」という場所が嫌いなのですが、実際にインターナショナルスクールで働き「そりゃこんな凄い教育しているなら誰だって子供を入れたいと思うわ!」と、学校に対するイメージが変わりました。

そこでこのページでは、インターナショナルスクールで身につく素養についてお話ししようと思います。

 

インターナショナルスクールで身につく素養

1.【寛容性】人は皆違うと認めること

インターナショナルスクールで身に着く素養の1つ目は、何と言っても「寛容性」。

日本に住む日本人の多くは、日本の教育を受けると思いますが、1つの枠の中に収めようとする教育では、みんな同じであることが良しとされる傾向が強くあると感じませんか?

本来日本人だって、目の大きさ・鼻の高さ・髪の毛の質・体型・筋肉量、みんなバラバラです。

外見と同じように、性格、育った環境、家庭の方針も違います。

誰1人として同じ人間はいないはずなのに、個性は認められない…。

でも、日本の学校とインターナショナルスクールでは、話は変わります。

そもそも、生まれた国も、人種も、話す言語も、肌の色も違う。

日本人ばかりが集まる学校とは違い、「あなたと私は違う」ということが目に見えて分かるのです。

「あの子は周りと違うからおかしい」という感覚を持つのではなく、「あの子も私もみんな違うんだ」と認めるようになります。

 

2.自分軸を持つこと

「あなたと私は違う」ということが目に見えてわかると、次に必要になってくるのが「私は一体何者で、どうありたいのか?」という自分軸を持つこと。

集団生活をしているので、もちろん周りに合わせることもありますが、周りに流され自分を見失わないよう、「自分の目で見て、自分の耳で聞いて、自分で調べて、自分で判断する」という訓練を学校生活の中でしていると感じます。

自分軸を持ち、どんな行動を取るか、どんな行動は取らないのかを自分で決めていきます。

 

3.自分の考えを述べること

インターナショナルスクールでも机に向かって勉強することはありますが、日本の学校とは違い、実践的な内容の授業が多くあります。

Example
  • リサーチ
  • エッセイ
  • プレゼンテーション
  • ディスカッション
  • ディベート

課題に対してリサーチをし、現状を把握し、リサーチから得られた結果をエッセイやプレゼンテーションにまとめ、そこで自分の考えを述べる授業を行います。

チファニ
小学3年生が「We have to research.(リサーチしなきゃいけない)」と言っているのを聞いた時はビビりました!!

またディスカッションやディベートでも、自分で感じて考えたことを言葉にする機会が数多くあります。

  • 自分はどう思うかを理由付きで述べる
  • 相手の意見に対して賛成できないのであればなぜそう思うのか
  • 反対するなら、自分はどう解決するのか

相手の人格を否定するのではなく、相手の意見に対して自分がどう思うかを表明する訓練でもあるのです。

 

4.自分から行動すること

自分軸を持つと、

「私はこれがしたい」

「僕、ちょっとこれが気になる」

という思いが湧き上がってきます。

そこで次に必要なのが自ら行動するということ。

もちろん、どういう風に行動すればいいのか、最初は方法がわからないのは当たり前ですが、その時は大人に聞けばいいのです。

 

5.責任感

自分軸を持ち、自分の考えを口に出し、自分で行動する

これを聞くと、「とてものびのびしていて自由で良いわね〜」という印象を持つ人もいるかと思いますが、自分の行動には責任が伴うことも学びます。

そして、自分が動かなければ何も起こらないし周囲の状況は変わらないと次第に気づいていくのです。

チファニ
好きなように、好き勝手やっている、というのとは違いますね!

 

インターナショナルスクールでは圧倒的に視野が広がる

ここまで紹介した、インターナショナルスクールで身につく素養をまとめます。

  1. 寛容性
  2. 自分軸を持つこと
  3. 自分の考えを述べること
  4. 自分から行動すること
  5. 責任感

インターナショナルスクールでは、日本の学校ほど「ああしなさい、こうしなさい」とは言われません。

そうなると、色々なものを自分で見て判断する必要があり、さらに上記5つの素養を身につける環境にいるので、圧倒的に視野が広くなるのです。

 

素晴らしい教育目標掲げても実践できなきゃ意味がない

「自ら考え、自ら行動する」という言葉は、私が日本の公立で義務教育を受けていた学生時代にも目にしたことがある教育目標です。

もしかしたら、「インターナショナルスクールじゃなくても、どこでもできるでしょ?」と思われるかもしれません。

でも、本当に実践できているのなら、海外に出た若者が「日本人は日本のことすら何も知らない」という事実に向き合わないと思うのです。

周りに合わせ同調してきたからこそ、全く違う文化に触れたときに「あ、今まで何も考えてこなかった」と気づいてしまうのだと思います。

素晴らしい目標を掲げても、その教育を実践できなければ、あってないようなものではないでしょうか?